七五三

　昨日、小生の住む岐阜市の由緒ある伊奈波神社のそばを通ったら、人出がすごかった。

　何かな、と思ったら、「七五三」の御参りでした。

　「七五三」は、男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳の年の11月15日に、成長を祝って神社・寺などに詣でる年中行事です。

　本来は数え年だが、現在は満年齢で行われる場合が多く、地方によっては男の子の3歳を行わない所もあります。

　現在では11月15日にこだわらずに、11月中のいずれかの土日・祝日に行なうことも多くなっています。

　「七五三」では、千歳飴（ちとせあめ）を食べてお祝します。

　千歳飴は、親が自らの子に長寿の願いを込めて、細く長くなっています。

　そして、縁起が良いとされる紅白それぞれの色で着色されて、鶴亀（つるかめ）や松竹梅などの縁起の良い図案の描かれた千歳

　飴袋に入れられています。

　最近の若い人は、こういった行事に無関心かと思ったら、そうでもないんですね・・・・・。

　やっぱり、我が子の健やかな成長を祈っているんですね・・・・。

　

広大地の評価

　先日、知合いの方から、市街化区域内の土地(雑種地)について、評価を頼まれました。

　面積は、約1,200㎡(約360坪)で、現況は雑種地です。

　土地は、北側6m道路に接しています。

　当該地における一般的な住宅用地(50～100坪)で、坪当たり15万円前後です。

　ところが、該当する土地の地積が、約1,200㎡(約360坪)ですので、相続税評価基準の広大地に該当します。

　広大地とは、その地域における標準的な宅地の地積に比して著しく地積が広大な宅地で、都市計画法第4条第12項に規定する開

　発行為を行うとした場合に公共公益的施設用地の負担が必要と認められるものをいいます。

　その広大地を評価する場合は、減額補正があり、標準的な価格から減額します。

　広大地の相続税評価は、路線価地域に所在する場合

　広大地の価額＝広大地の面する路線の路線価×広大地補正率×地積　で算出します。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　(広大地補正率＝0.6－0.05×広大地の地積／1,000)

　要するに、標準地価格の60%以下ということになります。

　これを参考に、知合いの方の土地を評価しました。

　標準地の価格は、15万円とすると、単純に計算すると8万円になりました。

　この数字を、評価調書として提出しても良いか、土地所有者の方の心情を考えると・・・・・・。

　しかし、期待を持たせるだけではなく、現実的なお話しも大事だと思います。

汲み取り便所

　今日、知合いの方と雑談していたら、汲み取り便所の話になりました。

　その方の地域は、市街化区域で、市の中心部に近いところです。

　当然、下水が通っています。

　その地域で、まだ、し尿の汲み取りが行われている住宅があるそうです。

　汲み取り式便所は、日本で使われてきた落下式便所の一つです。

　擬音語を使って、「ポットン便所」、「ドボン便所」など呼ばれます。

　便槽にし尿がたまった場合には、バキュームカーでの汲み取りが必要です。

　汚物が放つ悪臭が遮るもの無く便所に立ち込めてたり、常に汚物を人家の近くに貯留するため、衛生上の問題があります。

　下水道が発達していない地区で、1970年代あたりまで多く使われていましたが、公衆衛生上の問題、さらに下水道の整備や、浄

　化槽の設置により、今では減少しています。

　なぜ、下水管を引かないのか。

　主な理由は、本管から、宅地内へ引き込むのには、数十万円の費用がかかります。

　汲み取りなら、1世帯1回の汲み取り料金は、何百円で済みます。

　なるほど・・・・・・。

　でもバキュームカーが汲み取る時は、周辺が臭～い・・・・・・。