JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

議員の権利を自ら狭めるもの

2008年12月09日 | Weblog
睦沢町議会で、一般質問の時間制限が検討されています。現在は、質問回数が3回で時間の制限がありませんでした。
 私は、時間制限をすべきではないと主張しています。

言論の自由こそ議員のもっとも重要な権利
(1)議会は言論の府であり、議員活動の基本は言論です、議会における議員のもっとも重要な権利は「発言の自由」です。

一般質問は住民に代わって監視し、町政に住民の声を反映できる最大の権利
(2)一般質問の権利は、「議員必携」の中でも「議員の質問権は、・・・住民に代わって行財政の運営を監視する機能を有する議会の構成員である議員が、行財政全般について執行機関の所信や疑義をただすことができないと、その職務を十分果たすことができないから、議員固有の機能として与えられているもの」と述べています。

チェックアンドバランスの役割を狭める、時間制限の動き
(3)日本の地方自治体は、国政での議院内閣制度とは違い、首長と議会それぞれが住民の直接選挙で選ばれるため、それぞれが独自の権限と役割を持っています。
 そのため相互にチャックアンドバランス(抑制と均衡)を保ち役割を果たしています。 時間制限や発言回数制限は、こうした議会と議員の役割を自ら狭めることになり、住民から選ばれ、付託された権利の行使を狭めるものです。

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