JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

残念!!加藤周一氏 死去

2008年12月07日 | Weblog
 今日の「赤旗」を見てびっくり、残念、加藤周一さん死去の記事でした。
 私は高校を卒業して、工員として就職のため内地に来ましたが、歴史などはまったく興味がなく勉強もだめでした。2004年に日本共産党の綱領の全面改定という歴史的大会で、不破哲三議長(当時)は、「いまの日本社会がどういう状態にあり、社会としてどんな課題に直面しているのか、それをどのように解決するのが法則的で発展的であるのか、これらの解明は、綱領の中心問題です」と投げかけました。
 日本とはなにか、日本人とはなにかの問題意識を持って、いろいろ歴史の本を読みました。その中で、出会ったのが、加藤周一さんの「日本文学史序説」でした。
 文学などまったくだめな、私で、理解できないことも多かったし、すべて、同感するわけではありませんが、日本人の心を通じて、日本歴史を描いていると感動しました。
 その膨大な知識と、控えめな位置づけ、きっぱり分析する明快な姿勢におどろきました。
 ずうずうしいのですが、一度でいいから、間近にお会したかった方です。