JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

主人公に肩入れしすぎでは、「直江兼続」・・童門冬二著

2008年12月04日 | Weblog
 豊臣秀吉の下での朝鮮出兵の時期は、書かないと著者が述べ、お茶の会などを開いていたことを、暖かい人間であったように描いていることや、千利休の切腹の見張役などもしかたなかったと感じていたと描いている。
 童門氏の思いが出ているのは秀吉の「自分の出身を嘲笑う者は絶対に許さない」という考え方だ。と述べている箇所です。
 「劣等感をもつ人間には、それが日々を生きる暗いバネになっている。頭の中にこびりついたその思いは、決して説けることがない。」とも述べています。
 しかし、わたしはそれを乗り越えて、生きているすばらしい方も知っています。同感できない箇所です。
 それにしても、おもしろ本で、一気に読んでしまいました。
 

戦争行為による死の意味を

2008年12月04日 | Weblog
 2日付け「赤旗」での岩井忠熊氏の書簡に対する、山科三郎氏の書簡が今日の「赤旗」に掲載されました。
  「純粋に戦争犠牲者を哀悼するために靖国神社に参るという好意を非難しようとはしたくないのです。」と遺族の思いを考える岩井氏に対し、
 山科氏は、「死者自身にとって、そして死者たちの家族や友人たちの周辺の他者たちにとって、この死はどううめとめられているかということ、以上の視点から戦争の加害責任を追及しつつ、『哀悼』の意の表明のありかたを考えたい」とのべています。
 不破哲三氏は「「私の戦後60年」の中で「「戦後政治の原点であるはずの日本の戦争に対する評価を『頬かむり』傾向や『あいまい体質』ですませてきた結果です」とのべています。