2005年10月のブログ記事一覧-ミューズの日記
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昨日は元XJAPANのボーカル、Toshiのコンサートがミューズサロンでありました。
私自身正直言ってXJAPANを殆ど知りませんでしたし、Toshiと言う歌手も知りませんでした。最初会場を借りたいとお話があったときもマネージャーのお名前で申込みを頂きましたので、変わった人がいるもんだと思っていました。何故なら住所は栃木県になっているし、弾き語りのコンサートで入場料が¥7,000もするんです。しかも、15:30と18:30の2回公演なんです。

丁度その前後に東京のテルミン奏者“三毛子”さんから『テルミンコンサート』、また神奈川県のヴァイオリン奏者皆川さんと言う方から『ヴァイオリンとギターのクリスマスコンサート』にサロンを貸して欲しいとご依頼を受けていたので、ミューズサロンも少しずつネットで調べては遠方の人からも依頼が来るようになってきたなあ、嬉しいことだなあなんて思っていたので、Toshiのマネージャーもその一つと言う感覚でいました。そしてチラシが届いて『元XJAPANのボーカルのToshi』と分かっても『ふぅ~ん』と言う程度でした。しかし、周りに聞いてい見ると皆さんがXJAPANを知っていて、Toshiの事も知っていて、そして『何故?何故Toshiがミューズサロンでコンサートなの?』と質問攻めにあう始末。

どんな人が来るのかな?と当日はやや緊張気味に待っていると普通の易しい顔をした人がスーツを着たマネージャーとお二人でみえました。別に元ビッグスターだったんだぞと言うそぶりは何一つなく、普通に丁重に挨拶されて、最初はどっちがToshiでどっちがマネージャーか分からない程でした。そこで私もコンサートを覗いてみました。そしたら、『定め』と言う歌が始まりました。そして不覚にもいきなり目頭が熱くなるではないですか。彼の歌声は人の心を振るわせる魅力を持っています。時には語り、時にはささやき、時には叫んで人の心に訴えるんですね。詩もいいんです。『生きるのは何故ですか?愛するのは何故ですか?切ないのは何故ですか?愛おしいのは何故ですか?』と心に迫ってきます。

終演後、マネージャーと話をして知ったのですが、ToshiはXJAPANを解散する前の絶頂期の頃に相当心を病んでいたらしいんです。そしてある日“MASAYA”の『愛しき生命の詩』と言うCDを聴いて、何日も聴いて泣いたそうです。そして自分の歌いたい歌を見つけたんだそうです。そして97年にグループは解散し、99年からギター1本を抱えて全国を巡るツアーを始めたそうなんですね。2001年からはコンサートの合間にボランティアで福祉施設や学校を訪れるようになり今までに全国で3,500箇所以上を訪問しているそうです。そして小学生の子供から老人までが彼の歌に感動し涙を流しているそうです。

Toshiをそこまで変えた『愛しき生命の詩』を私も聴きたくなりマネージャーから買いました。確かに素晴らしい歌詞・詩と歌声で心洗われる思いです。MASAYAのメッセージを紹介します。
『僕は見たんだ本当にみんなだまされている。人や自分や競争の論理は全て間違っている。人類の過去の概念に洗脳されている。あの日本昔話のようにやっぱり欲深じいさんになってはならない。台無しだ。純粋に素朴に正直にまっすぐ生きることこそ幸せに通じると・・・。決して闘いに参加するな。学歴、権威、地位、名誉、私財、スター、先生、教祖といった劣等感から来る武装を捨てる必要があるよ。それは鎧に過ぎないよ。そして初めて人類はともに生きれるようになるよ。それを捨てて初めて真に人に出会えるよ』


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 こんにちは!吉岡恵です!

 今日は、ミューズ音楽館3Fサロンで「中野優マンドリン教室発表会」がありました。あいにくの雨模様でしたが、演奏者の皆さんはとても熱く、熱のこもった演奏でした。
 残念ながら最初の部分は聞くことができなかったのですが、前半のギターとマンドリンのアンサンブルでは”主題と変奏”や”ホーム・スイート・ホーム”、ギターソロではジュリアーニの”ソナタハ長調”などの親しみやすい曲から、多くの演奏家に今でも愛奏される名曲や大曲などの演奏があり、後半では”愛の喜び”や”夢”などの情熱的なマンドリンソロを中心したプログラムでした。マンドリンとは情熱的な楽器だなあと感じさせられました。
 同じ年代くらいの方もいらっしゃって、「私も負けずに頑張らなくてはいけない」と私自身とてもいい刺激になりました
 
 だいぶ涼しくなってきましたが、秋から冬にかけては演奏会の多い季節です。皆様も興味のある演奏会などありましたら、是非足を運んでみてください!何か新しい発見や、いい演奏家やいい曲との出会いなどあるかもしれませんよ!

 それでは、今日はこのあたりで失礼致します…

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こんにちは、渡辺なつ実です。

クラシックギターは、ピアノやヴァイオリンと比べると、まだまだ普及の余地のある楽器ですが、まわりのギターを弾く人達を見ていると、かなり早いうちからギターをやっていらっしゃる人も多くて、いいなあと思ってしまいます。

私の地元は、田舎ということもあって、楽器の習い事教室といったら、ピアノかオルガン、エレクトーンなどが中心で、クラシックギターの教室というものは全くありませんでした。中学校の時に、教室に古びたギターがひとつ、肩身が狭そうな感じでおいてあって、たまに先生が隅っこで歌いながら弾いている程度でした。そんな状態だったので、私は全くクラシックギターに触れたこともありませんでした。
クラシックギターの存在を意識するようになったのは、ようやく信州大学に入ってからでした。村治佳織さんが〈充実野菜〉のCMで演奏しているのを見て、ギターってこんなに密度の濃い演奏も出来るのか、と思ったのです。それまでロックでやっているギターか、伴奏的な役割のギターしか知らなかったので、わくわくしました。芸術大学に入ったら絶対ギターの曲を書こう、と心に決めたことを覚えています。たまにもう少し早くギターをやっていたらよかったな、と思うこともありますが、早くからやっていたピアノとはまた違った魅力があるし、ギターをやっていらっしゃる方からいろんなギターの知識を聞いたりするのも楽しいです。
まだまだこれからクラシックギターの魅力が発見できると思っています。

なんだかしりきれトンボの文章になってしまいました。すみません・・・
今日はこのへんで失礼します。


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昨日の私のブログ『普及活動』を読んで三重県のあるギターの先生からメールをいただきました。ありがとうございました。

この方は自宅で殆どボランティアに近い形で初心者対象にレッスンを始めたり、ギターサークルを結成して町内の文化祭や県の芸術祭などに出演してはギターを多くの人に知ってもらう活動・普及活動を行ったそうです。

そして普及活動の切り札として中学校にギタークラブを作ることだったそうですが、なかなか実現は難しく、代わりに学園祭での体験学習でギターの授業をしたそうです。
また、音楽の授業にギターが出てくるのですが、音楽の先生がギターを全く弾けないのを知って、ギター協会の理事をギターの授業の非常勤講師として派遣できないかといろいろ奮闘されたそうです。これも残念ながら実現はしなかったようですが、この方は大変な努力をされたようです。

嬉しいですね、こうやってギターの普及を一生懸命にやろうとする人が居るということは。知らないところで仲間が大勢いるんですね。ギターが好きな者だから、好きなギターをもっと普及させたい・仲間を増やしたいと思うのは自然な事なんですね。だったらもっと仲間が一緒になって力を合わせてやれればいいですね。その為の協会だったりするんですが、現実は組織を動かすのはなかなか難しいものです。むしろ少数の賛同者が集まって協力し合えるのが現実的かも知れません。このブログを読んで賛同される方は是非お声を掛けてくださいませ。お待ちしています。


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今日は普段考えていることを書いてみます。
ミューズ音楽館のホームページの会社情報をご覧になったことはありますか?そこには偉そうに【企業理念】として『私達は音楽する喜びを一人でも多くの人に体験してもらい、心豊かに、人生に潤いと感動を得られることを願って活動します』なんて事が書いてあるんですよ。これは私が31年間勤めたヤマハで身に付いた考え方なのですが、私はそもそもヤマハに入るときに『僕はギターの普及をやりたいと思っていますが、そんな気持ちでヤマハに入っても通用しますか?』と大学4年の時にある先輩の紹介でヤマハのある課長さんにお会いしてお尋ねしたことがありました。答えは勿論イエスだった訳で、入社してギター担当として普及活動をさせてもらった話は今までにブログで紹介した通りです。

今はそれを一個人企業としてやりたいと思って微力ながら努力している次第です。その一つが教室活動であり、コンサートやワンコイン講座などの普及活動です。ただし、ミューズサロンで行うコンサートやワンコイン講座は既にギターをやっている人達の活性化とレベルアップには繋がりますが、まだギターを知らない人達にギターの良さを知ってもらう事には繋がりません。そこで今考えているのが、小中学校で親子で聴いて貰える様なコンサートの企画です。何故親子でかと言うと、子供がギターに興味を持って習いたいと思っても親がギターを理解してくれないと教室に通わせてもらえないことが多いからです。そして先日ミューズに来ていただいた渋谷環さんに教えてもらったのですが、PTAの役員をやっている親たちは結構イベントの出し物のネタに困ってるらしいんですね。そこでその人達にギターコンサートのお話を持ちかけると結構実現するんだそうです。

ただし、殆ど仕事にはならないそうで、ボランティア精神でやるしかないらしいのですが・・・。まあ足代程度の謝礼を捻り出してギターの先生たちにご協力いただければなんて思っています。皆さんも何かアドバイスがあれば是非お願いいたします。ギターが好きな者としてギターを普及させたいと思う気持ちは同じだと思います。

また、来春にはフォークギターもクラシックギターも区別が付かない中高生や若者を対象に『初めてのアコースティックギター3ヶ月コース』なんてのも考えています。これは何となくギターをやってみたいなと思っている人達を対象にクラシックギター教室と言うのではなくアコースティックギターと言う事で集まってもらいフォークギターとクラシックギター混在のグループレッスンをすることでその違いを分かってもらい3ヵ月後にどちらのギターにでも行ける様にすることで少しでもギター人口が増えればなんて考えてる次第です。



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