2008年7月のブログ記事一覧-ミューズの日記
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今日で大曽根七夕まつりも最終日。
時折、曇ったり、小雨がぱらついたり、雷が鳴ったりと昨日までの猛暑は一休みの比較的過ごしやすい一日となりました。
今日はあちこちのステージでバンドのライブ演奏はもちろん、和太鼓、フラダンス、ヒップホップダンス、キッズダンス、チアリーディング、マーチングバンド、大正琴、そして何と言っても一番の目玉はブラジル・サンバカーニバルでした。
兎に角この3年間私はこのサンバ・カーニバルを見逃していたので今年は絶対見るぞと待ち構えて、ついに見ることが出来ました。

大音量でサンバの音楽が流れる中、迫力ある女性軍団が踊りながらオズモール商店街を練り回りました。今も今日2回目のサンバ軍団のお通りで、一段と音量を上げて踊りまくっています。普段は静かな商店街ですが、1年に1度だけのとっておきの3日間でした。

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今日は最高に暑かったですね。名古屋は37度。
その猛暑の中、大曽根は更なる熱気で溢れました。
大道芸、ヒップホップダンス、3バンドのライブステージ、デジタル三味線、和太鼓演奏、マクドナルドショー、そしてよさこい鳴子おどりと猛暑もなんのその。大勢が歌いまくり、踊りまくった一日でした。
見てる方が暑さでバテそう。
写真は数百人の若い男女によるよさこい鳴子おどり。今もまだ店の前で踊りまくっています。若いエネルギーは凄いですね。


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昨日から第49回大曽根七夕まつり。
初日の目玉はミューズ音楽館提供のギター・デュオとフラメンコショー。オズモール商店街の西特設ステージで猛暑の中を高岡誠さんと佐々木響士朗さんお二人による息の合ったギター・デュオと加藤おりはさん率いるスタジオ・カルダ・モモの皆さんによる華やかなフラメンコショーが繰り広げられました。

野外なので雨が降っても炎天下でも大変。昨日は炎天下での演奏とショーになり皆さん汗びっしょりで頑張って頂きました。商店街への協力と言う意味もありますが、それ以上にギターを少しでも多くの人に聴いて頂きたいと言う普及精神で先生方にもお願いしています。

高岡さんと佐々木さんのデュオはバレンタイン・ポップス・ギターデュオ・コンサートと言う事でミューズサロンでやって頂きましたが、12月にもクリスマスコンサートと言うタイトルで予定が入っています。今回は七夕まつりでの演奏と言う事で「スターライト・ギター・デュオによる天の川ギターコンサート」と言う事でやって頂きました。曲目は星や月に因んだものや、ラテン、ボサ・ノヴァの曲など皆さんに馴染みのある曲を10曲選んで頂きました。高岡さんのオルディゲスの音がマイクのりがすごく良くてとてもいい音がしていました。演奏終了後にある女性が佐々木さんに「幸せな気持ちになれました。ありがとうございました。」と言ってくれたそうです。

フラメンコショーは毎年大人気。スタイル抜群の美人ダンサーが華麗に舞い、ギターが掻き鳴らされ、歌が悲哀と郷愁を醸し出し、雰囲気はまるでスペイン。いつも思うんだけど、どうしてフラメンコダンサーはこんなにスタイルが良くて美人揃いなんだろう?

夜は阿波踊りで盛り上がりました。
今日はよさこい鳴子おどり、明日はブラジル・サンバ・カーニヴァルです。猛暑が続きますが、大曽根七夕まつりで暑さを吹っ飛ばしてください。

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昨日は大萩さんのコンサートに行ってきました。名古屋のしらかわホールと言う700名ほど入る、響きの良いホールです。1階席はほぼ満席状態で、いい演奏会でした。

今年30歳になる彼の演奏は益々円熟をまして、既にヴィルトゥオーゾの風格を感じさせるものでした。元々音楽性は高い評価のある人でしたが、既に彼自身の音楽を確立しており、他の演奏家にはない音楽で人を惹きつける魅力ある演奏を聴かせてくれました。特に1部で演奏した武満徹の12の歌のサマータイムは神がかっていたと言っても過言ではないくらい素晴らしい演奏で会場全体が呑み込まれていました。
また、ブローウェルの舞踏礼賛も今までに聴いたものとは全く異なった音楽を作り上げていて絶品でした。強弱の配分、音色の変化、リズム、テンポ設定など彼の音楽が見事に開花している印象を受けました。
そして、プログラム最後のヒナステラのソナタNo.47は右手も左手も縦横無尽に動き回り、掻き鳴らし、弦を擦り、引っかきしての難易度の高い曲ですが、聴衆を圧倒する見事な演奏で、会場が割れんばかりの大喝采を浴びていました。

大萩さんはお話もトツトツと自然体でされ、ステージ上でもとても好感の持てる人なのですが、彼が楽器の事を説明したときに言った言葉「何故この楽器を選んだかと言うと、僕が出したい音や、やりたいことが沢山できる楽器だからです。」がとても印象に残りました。私もお客さんにいつもそれを基本に楽器選定のアドバイスをしています。人にはそれぞれ出したい音や歌いたい歌い方、作りたい音楽があります。それを一番楽に出来る楽器、即ち、一番気持ちよく弾ける楽器を選びましょうと・・。

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角さんは1997年第15回スペイン音楽ギターコンクール優勝し、1999年に渡米。ボルチモア市、ジョンズ・ホプキンス大学ピーボディ音楽院で奨学金を得、マヌエル・バルエコ、レイ・チェスターのもとで研鑽を積む傍ら、アメリカを中心に演奏活動をしてきた実力者です。
その彼とは6年前の2002年に彼がまだアメリカ滞在中のことですが、アウローラ・ギターカルテットとして来日した際、浜松ギター鑑賞友の会で演奏をしてもらったのが最初の出会いでした。そして、昨年の5月にギター文化館を訪問した際に再会。それがご縁で今回のコンサートが実現しました。

このコンサートは、今年リリースされた2枚目のソロCD「グラシア」の発売記念を兼ねて、5本の銘器を弾く比べると言う面白い企画になりました。それも角さんが数年前からギター文化館を通して知り合ったギター愛好家の児玉さんという方の所有楽器から4本をお借りすると言う話になって実現した次第です。

使用された楽器とプログラムは下記の通りです。
ポール・フィッシャー1990年
★鹿柴                   (黄 思瑜)
★琴歌                   (黄 思瑜)

ゲルハルト・オルディゲス2003年
★ナンシー       (E.セジョーム~角 圭司編曲)
★新シンプルエチュードより     (L.ブローウェル)
 カトゥールラ讃歌、 タレガ讃歌、ヴィラ=ロボス讃歌、 ソル讃歌、ピアソラ讃歌

ベルンド・マルテイン 2002年
★ラグリマ                (F.タレガ)
★ロシータ                (F.タレガ)
★アルハンブラの想い出          (F.タレガ)

ロマニロスⅠ世 1977年
★魔笛の主題による変奏曲          (F.ソル)
★オペラレビューよりトロヴァトーレ     (J.K.メルツ)

アルカンヘル・フェルナンデス 2002年
★プレリュード第5番            (ヴィラ・ロボス)
★プレリュード第2番            (ヴィラ・ロボス)
★プレリュード第1番            (ヴィラ・ロボス)

★ラマンチャの歌              (M.トローバ)
 たわごと、 冬の到来、 民謡、 羊飼い、 セギディーリャ

角さんの演奏はかっちりしたテクニックに裏づけされた正統派のもので、自然な歌心でもって聴かせてくれるすんなりと心に沁み込んでくる演奏でした。
各楽器はそれぞれ独自の特徴と魅力を持っていました。
ポール・フィッシャーは普段から角さんが使っている楽器なのでのびのびとよく鳴っていました。オルディゲスは高音弦にサバレスのアリアンスを張ってあったためやや硬めの響きではあったものの素晴らしいバランス。ベルンド・マルティンは豊かな低音に艶のある高音。ロマニロスはやはり全体に豊かに余裕のある響き。アルカンヘルはしっかりした芯のある音。好みはあるにせよ、どれをとっても甲乙付け難い銘器揃い。それらの内、現在ミューズにはポール・フィッシャー、ベルンド・マルティン、ロマニロスと新作が揃っています。貴方も一度試奏してみてください。




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