2009年9月のブログ記事一覧-ミューズの日記
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ミューズサロンがまた元気一杯の子供達の演奏で熱い空気に包まれました。
下は4歳の年中組みから上は中学2年生までの7名のお子さんを村治昇先生がお連れ下さり、地元のお子さん一人と合わせて8名がそれは立派な演奏を聴かせてくれました。子供達の成長振りには驚かされます。身体の成長もありますが、技術的、音楽的な成長がすごいですね。タッチも良くなり、音が素晴らしくよくなったり、音楽的に大人になったりとその変化には目を見張るものがあります。
また、大人顔負けの集中力、精神力にも驚かされます。演奏中の僅かな心の変化が手に取るように分かります。若干のミスから気持ちが萎えそうになるところを、気力で持ちこたえて見事に復活する。その精神力は見習わなくてはならないです。

ギターを持たない彼らは普通の子供と変わらないのですが、ギターを持つとがらりと変わります。はしゃぎ回っていた子供が、ステージの上では、別人になります。精神統一をして、弾き始めると没頭します。感情が入ると上半身や頭が傾むくお子さんも居ます。4歳のお子さんも最後の音を弾き終えた時に、右手を半円を描くようにして弦の上に手を添えて消音するんですよ。見ていてもとても可愛いんです。

終演後にはお茶、ジュースとお菓子を用意して交流会です。この時にお母さん方にギターを始めたきっかけや、兄弟でどの様に影響しあって始めたとか、一度は嫌いになったギターをまた好きになったきっかけなど、貴重なお話をお聞きしながら楽しいひと時を過ごさせて頂きました。村治先生、そしてお母様方、本当に有難うございました。また来年もお子さん達の成長振りを楽しみにしています。

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先週の日曜日(9/6)はミューズ主催コンサートとしては異色のコンサートで大反響を頂きました。年配の方なら良くご存知のアントニオ・古賀さんです。18歳でデビューして50年、一昨年には胃がんで手術をされて胃の4/5を切り取られたそうですが、数年前に再婚した31歳も年下の奥様との間にお子さんも生まれ、現在5歳の坊やがいらっしゃるということで、ご本人曰く「死んでられないんです」と、その元気ぶりをたっぷり見せて頂きました。


アントニオ・古賀さんと言えば、私には古賀メロディーとラテンのイメージが強いのですが、8歳でクラシックギターを始められて、阿部保夫先生に師事されたそうで、原点はクラシックギターなんですね。だからギターが上手い訳ですね。昔、アントニオさんがNHKのギター教室で講師をされていた事を覚えていらっしゃる方も多いと思います。
プログラムの第一部はギターソロを聴かせて頂きましたが、とても見事な演奏を披露して下さいました。童謡、古賀メロディー、映画音楽、アランフェスの第2楽章などを綺麗な音色で鮮やかに弾いて頂きました。前日の浜松ではPAを通しての演奏でしたが、ミューズサロンでは生音で聴かせていただき、とても良かったです。
また、お話しもとても面白い上、ギターソロあり、歌あり、スチールパンとのデュオあり、打ち込みのカラオケも使っての歌と演奏ありと、観客をそれはそれは楽しませて頂ける真のエンタテイナーぶりを発揮して頂きました。流石、プロ中のプロですね。

今回は演歌をラテン風に仕立てた演奏がとても良かったですね。「無法松の一生」のキューバン・スタイルなんて想像つきますか?私も一体どんな風になるのか楽しみにしていたんですが、音楽ってどんな風にもなるんですね。見事な融合をしていました。また、歌も上手いですね。ハリのある良い声で、朗々と歌い上げて頂いたかと思うと、コミカルな歌も披露されたり、5歳の息子さんが生まれるときに作ったという「待っててね」と言う子供の歌では、もうメロメロの子煩悩ぶりを発揮されていました。多彩な面を披露して頂き、またファンが更に増えたのではないでしょうか。

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