ここでちょっぴり江崎さんのご紹介をしますと:
ヤマハ時代に世界的名工マヌエル・エルナンデス(ブランド名は M.Hernandez y V.Aguado)にスペイン伝統の製作技術とギター製作にとって不可欠な精神を学び、ヤマハの江崎モデルとして高い評価を受けました。そして昨年ヤマハを定年退職し自らの理想とするギター製作に取り組み始めたと言う訳です。細部にまで魂を込めてギターと向き合い、その結果を音として表現することからその作品に「ALMA」と名付けたと言う事です。
小脇さんはトヨタ車のカーオーディオの研究として、車の中で如何にコンサートホールでの臨場感を出すかと言うDSP、つまりDigital Signal Prosessorの研究をしていた人なんですね。デジタル処理で音作りをする研究者だった訳です。ところがある日、タイムドメイン社の社長と出会い、音を忠実に再現するには空気の動き(音波形)を正確に再現しなくてはならないと言う事に気づき、タイムドメイン理論の実践に乗り出したそうです。そして空気の動きを正確に再現するにはインパルス(瞬間の信号)を正確に再現できれば良いと言う事になり、その為の条件を全て盛り込んで開発したのがイクリプススピーカーだと言うことです。その条件はいろいろあってここでは省略しますが、お話を聞き、試聴すると本当に良く分かりました。