2008年4月のブログ記事一覧-ミューズの日記
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昨日(4/29)は「第2回ライブ・パーティー」で盛り上がりました。
これはミューズ音楽教室のポピュラー系コースの生徒さん達のパーティー形式での発表会です。ギターソロ、弾き語りやヴォーカル、ゴスペルなどをあたかもライブハウスの様な雰囲気で行うため「ライブ・パーティー」と言う名前にしています。
ミューズサロンをご存知の方は想像つくかと思いますが、あの小さなサロンにPAを入れて、壁に組み込んであるテーブルに飲み物、食事を出して、丸テーブルを囲む様にイスを並べての発表会です。

ミューズのモットーである「音楽する喜びを味わって頂き、心豊かに、人生に潤いと感動を得て頂く」ことの実践です。折角音楽を習っている訳ですから、人前で披露する楽しさを味わって頂きたいですよね。人前で披露する事で上達も早くなりますからね。そこで昨年から、春はミューズサロンでパーティー形式の発表会、秋には外部の大きな会場で大発表会を実施しています。5月31日には「大人のギターパーティー」と称してクラシックギターの生徒さん達の発表会、6月28日には「子供のギターパーティー」を予定しています。

昨日はギターの谷村先生とヴォーカルの牧先生を中心に、1時から会場のセッティング準備、2時過ぎからリハ、4時からスタッフの長谷部千恵の司会で本番がスタートしました。彼女は元々披露宴の司会業をしていたので司会はお手のもの。演奏者へのインタビューを入れながら場を盛り上げていきます。
先ずはゴスペルから幕が開き、サロンに素晴らしい歌声が響き渡りました。そしてギターソロ、ピアノ弾き語り、ギター弾き語り、ヴォーカルと続きます。一番若い生徒さんが16歳の高校生、最年長がなんと83歳のおばあちゃまです。そして最後に飛び入りとしてある生徒さんのお嬢様がピアノ弾き語りでオペラの歌を披露。ノーマイクでサロンに美声が響き渡りました。聞くと、音大の声楽科を卒業して2年、スラッと長身でモデルさんも時々しているとの事。しかも美女。素晴らしい飛び入りでした。
そしてプログラムが終了しても、次々と飛び入りが入り、アッと言う間の楽しい3時間でした。

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 店長の山下さんから27日にミューズサロンで開催したギター教室発表会の様子をブログに書いてみませんか?とのメールを頂きましたので雑感など・・

 今回の発表会は19組のエントリーとご家族など応援のみなさんのおかげで盛会となりました。小学生から少し年輩?の方まで、クラシックからポピュラー、歌やチャランゴ、尺八の演奏なども交え、楽しく終えることが出来ました。
ちなみに、うちでは、同じ舞台上にレッスンとほぼ同じ位置に椅子を並べ、お話を少し交えながらながら進めるスタイルを取っていまして、ほのぼのとしたアットホームな発表会を目指しています。
発表会の目的は、各生徒さんの、現在この曲を練習していますよ 頑張ってますよ という発表の場です。また、普段はマンツーマンのレッスンですので、同じ教室の生徒同士の交流の場として活用して頂きたいと思っています。お互いの演奏の感想を交換したり、使用ギターの話をしたりと、同じ趣味の話が出来るのは楽しいものですよね。ときにはライバルをみつけたり、またはアンサンブルの仲間を見つけたり といった楽しみもあるでしょう。
といっても、生徒さんにとっては、人前で弾くというのは、何回発表会に出てもなかなか大変なことだと思います。舞台に立った途端、自宅で練習しているようにはなかなか上手くいかず、自分に歯がゆい思いをした人も多いでしょう。中には人前に出た方が普段より実力が発揮できる という方もいらっしゃるでしょうが、大抵は普段の実力の3割4割引きになってしまう という方がほとんどですよね。発表会のお知らせをする度に、生徒さんからそういった不安の声が少なからず返ってきます。わたしもアガり症ですから気持ちはよくわかります。そこで、講師としては、出来るだけ余計な不安は取り除いてあげたいので、こういった話を生徒さんによくします。
「アガリはしょうがないことです。決して恥ずかしいことではありません。アガりを嫌うより慣れましょう。自分なりに良い演奏をしたいと思うからアガってくるわけで、これはいいことなんです。ただ、アガった状態よりは、ほどよい緊張にもっていった方がいいですよね。深呼吸も大事ですし、イメトレも大事です。アガったらどうしよう と思ってるとかえってアガってしまうので、逆にアガってもいいや 当たり前の事なんだ と、まずはアガリを受け入れましょう。自分の番になって舞台の椅子に座った時、あれ?心配していたよりアガっていないかも? もう少し緊張した方が演奏に集中できるかもしれないな と思うくらいでいいと思います。それとコンクールじゃないのですから、自分の演奏中、5ヶ所くらいのミスはOKにしてあげて下さい。一カ所でもミスなく演奏しようと思い過ぎるとミスするごとにテンションがどんどん下がってきて最後まで演奏する気力が衰えてしまうし、演奏後の落ち込みが激しい・・減点される競技をしているのではないのですから、たとえ途中ど忘れして止まっても全然OK。弾き直しもOKですよ。それと、3割4割引きの演奏になる ということを最初から覚悟しておくと、演奏中止まってしまっても大きなミスをしたとしてもあまり動揺しません。普段お仕事で大勢の部下を前に平然と話をしている人でも結婚式のスピーチではアガる という人もいます・・・etc」。

 といった心配をよそに?演奏参加の生徒さん、今回本当によく頑張ったと思います。それぞれ、成長の跡をみることができて嬉しかったです。次回の発表会は秋に予定しています。生徒のみなさん、また頑張りましょうね。
(佐々木響士朗)

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四日ほど遅くなりましたが、先週末の稲垣さんのコンサートと公開レッスンの報告です。
稲垣さんとは実は33年程前になるでしょうか、彼が高校生の時にヤマハ名古屋店にお出で頂いたことがあると言う、古い知り合いでもあります。と言ってもそれ以来、7、8年前に浜松で演奏をお願いするまで随分と長い間お会いしてなかったんですが・・・。
彼は嘗て数々の国際コンクールで優勝経験を持つ実力者で、その端正な演奏と美しい音色に定評のある演奏家なんですが、何故か名古屋にはあまり縁がなかったようで、今回で3回目との事でした。演奏を聴いて「もっと早く来ていただければ良かった」と思いましたね。二日間お付き合い頂き、いろいろとお話も出来ましたが、お互いに共感できるものを多く持っていることに気が付きました。彼自身もメールで「本物志向で普遍的なものを楽器商、ギタリストとお互いの立場は異なるものの追い求めるポリシーが同じように思いました。」と言ってくれました。これは私にとっても非常にうれしい言葉です。
そして彼の演奏を通してもそれを感じましたね。音楽に正面から向かい合い、四つに組んだ取り組みをされているのを感じました。奇を衒ったり、はったりを利かせる演奏では決してありません。ギターという楽器の魅力を如何に引き出すか、本物の音楽を如何に追求しようかと言う姿勢を感じることが出来ました。

そして音に対する感性がとてもある方だと思いました。それが素晴らしい音色に現れていると思います。その音の探求心からか、今までに50本以上のギターを変遷されているそうです。現在ブーシェ2本、ハウザー、フレタと銘器をお持ちだそうですが、更にいい楽器があれば欲しいと思っていらっしゃるそうです。やはり飽くなき探求心がいいものに繋がるんですね。そして、マスタークラスの時に、ある受講者からの質問「いい音を出すにはどうすればいいですか?」に対して次の様なお話がありました。「音には人それぞれの求める音がある筈です。タッチとかテクニックも勿論ありますが、楽器も大事です。上手になってからいい楽器を・・・、と言う方が多いですが、これは間違いですね。いい音を追求して上手くなるには出来るだけ早い時期にいい楽器を持たれる方がいいです。」このお話も嬉しかったですね。私がいつも言っている事なのですが、私は楽器を売る立場にある者ですから、私が言う言葉と稲垣先生が言う言葉とでは同じ内容でも信憑性と重みが違いますからね。

いつもはコンサートプログラムやマスタークラスの受講曲とコメントを書いていますが、今日は省かせて頂きます。
ただ一つ、マスタークラスを初めて聴講されたあるお客さんの言葉をご紹介いたします。「今までマスタークラスと言うのは私みたいな初心者が聴講しても仕方ないと思っていましたが、違いました。とてもいい勉強になりました。これからも機会があれば出来るだけ聴講に来ます。」とおっしゃって頂きました。これも嬉しいお言葉でした。皆さん、そうなんですよ。とてもいい勉強になるんです。最近は受講される方も中級クラスの方が増えてきましたし、マスタークラスと言う言葉を改めて「公開レッスン」にした方が、初心者の方にも来ていただけ易いかも知れませんね。

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先週はいろんな楽器との出会いがありました。いい楽器に出会うと嬉しいですね。幸せですね。
先週の木曜日にJGA(Japan Guitar Association)の総会があり東京に行ったのですが、その時にお邪魔した問屋さんで素晴らしい楽器に出会いました。

先ずは1930年代(年代詳細忘れました)のハウザーI世。これは珍しく裏側にメープルを使用したものです。音はローズやハカランダのものに比べるとやや軽めですが、年数が経過している良さを充分味わえるハウザーらしい魅力のあるものでした。
そして、1940年代のワイスガーバー。10フレット辺りからは象牙のフレットが使われているもので、軽く、ふくよかになる銘器です。昨年福田進一さんが名古屋ギターコンクールでワイスガーバーを弾がれましたが、その時に聴かれた方はその音色を覚えていらっしゃるのではないでしょうか。
そして極め付けが1884年のトーレス(写真)。ヘッドにLa Emperatrizと書いたプレートが誇らしげにイブシ銀の光を放っていました。これはあるコレクターの所有物で非売品なのですが、それはもう完璧な状態で美しくもあり、威厳もあり、風格もありと言う代物です。私が今まで見たトーレスで最高の状態、最高の音をしていました。2000万円で買いたいという話もあるそうですが、所有者は絶対に売らないと言っているそうです。

次にこれらは手の届くお値段の楽器ですが、
先ずはコダイラAST150。なんだ、コダイラかと思われるかも知れませんが、これは30年前に小平社長が入手したラミレスの杉材を使用した限定商品で、コダイラとは思えない音がしています。カチっと絞まった杉の音、ラミレス的な音がしています。これが15万円なら文句なしにお薦めできるので買ってきました。

そして、アストリアスの辻渡さんのギターですが、これも貴重な表板を使っています。ドイツの製作家Gernot Wagner氏のサンドイッチ構造(杉-Conex-杉)のハニカム構造のサウンドボードを使用しています。彼のこのハニカム構造の表板はマティアス・ダマンに供給している事で有名ですが、兎に角音量が凄いです。アメリカのケネス・ヒルも彼のオリジナルモデルにはこのハニカム構造の表板を使っています。
そしてこのワグナーさんは凄い神経質な人で、絶対に郵送はしてくれないそうです。ドイツまで取りに行かないとダメだとの事で、今年は3枚だけ分けてもらえたとの事。つまり今年はこの表板を使った辻渡ギターは3本しか製作出来ないと言う事です。その1本を買ってきました。これは音量が大きいのでコンクールや他楽器とのアンサンブルには威力を発揮するでしょう。

最後に今までは関西でしか見かけることが出来なかったベルギーの製作家・ワルター・ヴェレット。私も今回初めて見ました。バランス、音色、音量と3拍子揃ってるじゃありませんか。そして稲垣稔さんに見せたら、「これは今までに2-3本私の生徒さんにお薦めして買ってますよ」との事。あの稲垣さんもお薦めの楽器だったんだと得心しました。
そして、最後がその稲垣稔さんの1959年のフレタ。これは60年代以降のフレタとは違った、フレタらしくない素晴らしいフレタです。なんだか分からない表現で申しわけありませんが、絞まっていて、音色に艶があり、クリアで、しかもとても良く鳴っています。少し弾かせて頂きましたが、なかなかこれだけの銘器はそうはありませんね。稲垣さんは今までに50本以上の楽器を変遷しているそうですが、今でも何か良い楽器はないかと探しているそうです。現在もブーシェ2本、フレタ、ハウザーと銘器をお持ちですが、やはりいい楽器との出会いをいつも求めていらっしゃるそうです。飽くなき音の追求をしている稲垣さんらしいお話だなと思いました。私もそうですが、いい楽器に出会うと嬉しくなり、ハッピーな気持ちになります。いつまでもこの出会いを求める気持ちは持ち続けたいと思いますね。その稲垣さんのコンサートとマスタークラスのお話はまた明日にでもアップさせていただきます。

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 まだ新人の長谷部ですなかなか弦の種類などが覚わらず日々苦戦しています。いったいあの弦の種類の多さ、へんてこりんな名前、なんなんでしょう…19日からは記念特別セールが始まるんですが、行列なんかできたらどうしましょう…レジ打ちもまだまだなんですう。でも、いろんな方にお会いできるのはとっても楽しみです。是非お越しくださいね。セールは5/25まででーす
 

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