益田正洋講習会&ミニコンサート - ミューズの日記
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先日の日曜日(6/12)は益田正洋さんによる講習会とミニコンサートでした。
今年はこの種の講習会とミニコンサートに力を入れているのですが、その中の一つとして今回は中堅ギタリストのトップランナーである益田さんに、スケールとアルペジオの練習曲を題材にどのような練習をすればよいかと言う観点での講習をして頂きました。
予め課題曲として選んであったカルカッシ25のエチュードの第1番と第3番をモデル生徒さんに受講していただきました。モデル生徒さんのレベルが高かったためあまり基礎的なお話にはならなかったのが、残念でしたが、とても為になる講習会でした。

聴講された方のお二人からメモ書きを頂きましたので、一部をピックアップさせていただきます。
◆エチュードNo.1(スケール)について
・弦の上をうまく歩く
・弦を捉える
・音の粒をそろえる
・文章が分かれるようにフレージングに気を付ける。
・主和音(安定)、属和音(緊張)など和音の持っているテンション、表情を感じ取る。
・スケール練習とはスケールの持っている表情を感じ、音楽に生かすことである。
・クレッシェンドの時に速くならないこと。メトロノームを使って練習するのも方法。
・右手を安定させるために親指を弦の上に置いて、imと親指とをセットで腕全体を上下して弦を移動する。出来ないときは解放弦で練習すること。
・余裕のあるテンポで練習すること。脳がついていけない速さで弾くとミスの原因となる。

◆エチュードNo.3(アルペジオ)について
・手の重さを感じながら、手を握るように動かす。(甲を少し押す感じで)指を振りぬくことに注意し、指を置いた後に音を出す。
・和音はimaを閉めるよりやや開いて弾弦する。i-m,m-aの間に細い鉛筆を挟んで練習るるとよい。ima各指に個別に意識をすることで音のバランスを取ることが出来る。iを強くしたり、mを強くしたり、aを強くしたりコントロールも出来るようになる。

以上、一部を掻い摘んでご紹介いたしました。皆さん熱心にメモされていますよね。

そして演奏は下記の通り、ほぼハーフコンサート分を演奏して頂き、皆さん大満足でした。
F.ソル / 魔笛の主題による変奏
I.アルベニス / 入り江のざわめき、グラナダ
E.グラナドス / スペイン舞曲第2番「オリエンタル」
E.グラナドス / 詩的ワルツ

終演後にはCDのサイン会(バッハ、スペイン、そしてエチュード集の楽譜とCDが沢山売れました)。
その後はモデル生徒さんたちと打ち上げに。お酒もまわったところでギター演奏が始まり、数十曲出たでしょうか、部分的に演奏してくださいました。
山下高博

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