浮種からの発芽あり!
紫草の種は沢山採れる。しかし、不稔種も多い。
従って選別をしないと発芽する種かどうか解らない。
一般的には水を使って、容器の底に沈む種を残して、水に浮かぶ種を不稔種として廃棄する。
透明なビーカー等の容器で沈む様子を見ると、浮いたり沈んだりする種がある。また残る種は1/4 程で捨てる種の方が大量である。
浮種として廃棄する種を見て、明らかに外見上問題のある種を別にすれば、何故この種が水に浮くのか不明な種も多い。殻を割って中身を見ても変わりがない。
そこで、試しに浮種として廃棄する種15粒を、低温保存3週間後にパック内発根法で確認して見る事にした。
セットは師走の12/9 新年となり、1/6 待つ事5週間、やはり発根は駄目かと諦めていた矢先の事である。 3粒に発根の兆しを確認する。早速育苗ポットに種を移す。発根しても、必ず発芽する訳ではない。
元旦に紹介したポットに関するメモを見つける。左は、小さな種で廃棄対象にしていた種を播いてあった。
右は、浮種で同じく廃棄対象の種であった。11/10に種まき後、庭先露地にセットして12/25日に室内温室に移し、元旦の発芽を待っていた。
小粒種は浮種ではなく、容器の底に残った種であるが、その種を更に選別して多くが残る2mmのメッシュを抜け落ちた小粒の種で廃棄対象にしていた。
浮種を播いた右のポットから確かな発芽1個を見る。
双葉を開く。しかし、左のポットの発芽との違いは大きかった。
発芽を確認したので、この幼苗をそれぞれポットに移植する。
ちょうど10ポット、新しい年と共に生育を始める事になる。
やはり、双葉はやや小振りであるが100%の発芽である事が判明。
「すてるたね みきわめできぬ なぞをもつ」