「発芽後10日目、ムラサキの双葉出揃う」
2016年 元旦から発芽を始めた紫草(日本ムラサキ)である。
2、3日遅れの発芽の苗も双葉を開き、同じ双葉での生育を始める事となる。
露地に1ヶ月間程置いてから、室内保管に切り替えただけのポットである。
この苗を1ポット1個に植え替え、10ポットになったのである。
この例を参考にしない訳にはいかない。
発芽率の高さが、自ずと発芽方法の変更に向かわせる。
6cmのポットを用意し、1ポットに1粒の種を播く。
用土は赤玉土を篩って、やや大きめな粒を底に入れる。いつもと同じである。
今回はその上に、ちょっと工夫をする。
ココブロックと云う椰子の繊維をつなぎに混入てみる。
このポットから発芽すれば、9cmの大きなポットへの移し替えも楽である。
赤玉土のみでは、根元がポロポロと崩れて厄介であるからである。
その上に赤玉土の細粒を薄く広げて種を播いてみる。
種は深く押し込まないで、わずか隠れる程度にする。
1段48ポット、2段で合計96ポットに種を播く。
寒が明けて2月の下旬には結果が出る。
珍しく、まだ積雪は無いが、その内に雪の下になるであろう。
露地栽培の難しさは、天候である。吉と出るか凶と出るか??
「たねまいて てんきのゆえと いいのがれ」