紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

紫草の種(浮種)からの発芽(続報)

2016-01-15 19:39:43 | ムラサキの栽培

  「浮種からの発芽、ポツリ、ポツリ」

 廃棄処分の対象であった種からの発芽が、ゆっくりのペースで続く。
 わずか1個のみの発芽であったポットに、2個目の発芽あり。
 
 1月5日に浮種からの初めての発芽を見てから、実に10日後の発芽である。

 
 


 浮種は10粒 播いてあるので、もう少しはと期待してしまう。


 
 パック内にて発根1月5日、浮種15粒の内3粒が発根。


 
 その3粒を、このポットに伏せて置き2個の発芽を見る。1月15日


   「すてるたね ゆえなきことと めをだしぬ」
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双葉、出揃う(元旦発芽苗)

2016-01-11 17:36:01 | ムラサキの栽培

  「発芽後10日目、ムラサキの双葉出揃う」

  2016年 元旦から発芽を始めた紫草(日本ムラサキ)である。
  2、3日遅れの発芽の苗も双葉を開き、同じ双葉での生育を始める事となる。



  露地に1ヶ月間程置いてから、室内保管に切り替えただけのポットである。
  この苗を1ポット1個に植え替え、10ポットになったのである。
  この例を参考にしない訳にはいかない。



  発芽率の高さが、自ずと発芽方法の変更に向かわせる。


  6cmのポットを用意し、1ポットに1粒の種を播く。



  用土は赤玉土を篩って、やや大きめな粒を底に入れる。いつもと同じである。
  今回はその上に、ちょっと工夫をする。
  ココブロックと云う椰子の繊維をつなぎに混入てみる。
  
  このポットから発芽すれば、9cmの大きなポットへの移し替えも楽である。
  赤玉土のみでは、根元がポロポロと崩れて厄介であるからである。




  その上に赤玉土の細粒を薄く広げて種を播いてみる。
  種は深く押し込まないで、わずか隠れる程度にする。 





  1段48ポット、2段で合計96ポットに種を播く。
  寒が明けて2月の下旬には結果が出る。
  珍しく、まだ積雪は無いが、その内に雪の下になるであろう。
  
  露地栽培の難しさは、天候である。吉と出るか凶と出るか??

  
  「たねまいて てんきのゆえと いいのがれ」




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紫草、生育不良苗

2016-01-09 19:41:17 | ムラサキの栽培

  紫草、双葉からの生育不良苗について

  紫草(日本ムラサキ)に付いては、主に発芽の難しさが第一関門である。
 しかし、双葉は開いたが、その後の生育が思わしくない苗が出て来る。



 大きな双葉であるが、どうした訳か本葉が出て来ない。
 枯れてしまった訳ではないので、その内にと云う期待のみで生育を見ている。

 ほぼ、同じ頃に発芽した苗と比べた見ると一目瞭然である。
 心地よい生育状況と言って良い。



 これも、同じに双葉のみの苗である。
 しかし、カメラのレンズを通して本葉の兆しを見る事が出来た。
 その内にと云う思いは、期待出来そうである。



 こんな生育不良もある。双葉が痛んで来てしまった。
 発芽日のメモが哀れである。もう既に3ヶ月目である。



 この苗もほぼ同じ状況である。果して根の生育はどうなっているのだろう。
 慎重に根を掘って、取り出して見ることにする。



 赤玉土を抱きかかえて、それなりの生育かと思うが細根が少ない。
 細根が少ない感はあるものの、赤く生き生きしている根である。



 本葉が育たなければ、細根も然りなのだろう。でも、根が腐っている事は無かった。
 原因は不明のままで、またポットに戻すことにする。



 なんとか手当をしてやりたいと思うが、精々土を替えてやるくらいだ。
 
 考えてみれば、野菜の苗等は、どんどん間引いて育てるのだから
 手当等と思う方がおかしいのかも知れない。


  「なえそだて てあてをおもい ペットなみ」




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紫草、ラッキーポット

2016-01-08 16:03:15 | ムラサキの栽培

  ラッキーポット発見

 間もなく、休眠期に入ろうかと云うポットである。小さな双葉を見つける。
 


 以外と簡単に抜けて、はてと首をかしげる?
  どうした事であろう!固い殻が靴になっている!
  簡単に抜けた訳である、根を深く伸ばす事が出来なかったのだ。




 
  帽子ならぬ靴を脱がせてやる、寸詰まりになった根が痛々しい。



 早速用意したポットに移植する。目印に抜けなくなった足かせの殻も傍らにおく。



  さて、どうであろうか?根はこれから、のびのびと伸ばしてくれるだろうか。



    「ラッキーと おもうきもちに あしのかせ」
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紫草、休眠に入る

2016-01-07 19:54:19 | ムラサキの栽培

  紫草の葉が枯れ始めて、休眠へ

  暖冬とは云え、室内の最低気温は10℃を切る。厳寒期には5℃以下にまで。
  温室も最低気温は15℃に設定してある。
  葉の先端が枯れ始める。  




  葉が、すっかり枯れてしまう苗も出て来る。


 以前にも調べて特に心配はしてないが、念のために根元を掘って新芽を確認する。


 地中1~3cm程に小さな新芽を確認する。


 新芽が地中ではなく、地上部に出て生育する苗もある。
 陽当たりの良い日が続いた故であろうか。苗も色々だ。





  「はをおとし ちかにめをもち きをひかせ」



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