紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

発芽処理期間の再検証終了(続 4)

2018-12-08 17:09:52 | 紫根染め
「検証実験終了」
低温処理期間の短縮結果を得て、検証作業を終了する。
当実験のきっかけは1昨年の初冬、庭先で一つのムラサキの発芽を発見した事である。
深まる秋の最低気温が霜から結氷の寒さへとなる日を経て、
小春日和の続く日々となった頃である。
自然環境下で、こぼれ種からの発芽にはそれなりの条件があったはずである。
間も無く雪が来て、春先にはその発芽苗を確認することはできなかった。


12/3 3週間保存種の後続発芽である。3粒が発芽したことになる。
その後、室内気温が低い故か続々という訳にはいかない。


12/6 待っていた種が根を出してきた!
2週間保存の残りの1粒、やっと発芽の兆しの根を出す。


12/8 根はすでに1cm伸びている。これで100%の発根、発芽となる。
無作為に選んだ種が新たな結果と共にパーフェクトの発芽率となった。


1週間の遅れであった。既に同期で発芽の種は本葉の兆しが見える。
爪楊枝と爪楊枝の間の5個が2週間保存の列である。
発根日11/24(2).26(1).29(1).12/8(1).と差があった。


3週間保存の種は7粒ある。
まだ4粒がこれから発芽の兆しのを見せる事であろう。
1週間保存の種が2週間目に日を置かずに発根した事に比較して
保存期間が長くなるに従って発根にばらつきが出てくる事は関連があるのだろうか?
来春は短期低温処理を幾度となく実施してその効果を確認して見たい物だ。


    「たまさかの ことをしんじて はるをまち」

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