紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

紫根染め 2018/12

2018-12-22 19:13:45 | 紫根染め
「師走の紫根染め2018」
紫根の収穫を終えて、その整理選別に追われる日々が続く。
紫根をカットして、ハネ出しの紫根を集めて息抜きに染色をする。
久し振りの染めに戸惑う、物忘れが多くなった証拠か?
手順は良いのだが、分量のメモが見当たらない。
染め液の抽出方法は特に問題ない。お勝手で出来る紫根染めである。


第1液から3液まで、温度はゴム手袋で手が入るぐらいだった。
第1液は500ccの内100ccは紫根に吸収された。
細根ばかりだったので半減とはならなかった。合計1.4Lの染め液である。
染めの時間は40分、ムラが出ない様に常に布を動かし、立ち続けでの作業である。


中干しをする、日に当てるのは良かったのだろうか、不明だ。
青空が広がり、つい背景にしてしまう。


2回目の染色を重ねた中干しである。
この後更に3回目の染めを重ねて、足が吊ってしまった。
媒染は翌日の作業とする。


染色作業を重ねたゴム手袋である。
最初の染め液を揉み出す作業で色が移る。


アルミ媒染、この濃度が大きな結果となるのだが不明だ。
新しいデータを残す作業となった。10%の媒染液を入れて結果を見ることにする。


左、刺繍入りは綿である。右、絹のポケットチーフ。
やや青味懸かった紫に見える。


やはり絹は色がよく入る。これはこれで良しとする。
綿は更に色を重ねて見たいものである。コースターは媒染に入れるのを忘れてしまった。
昨年は紫根を乾燥させないで染めに使い、その発色に感動した記憶がある。
データは不明だったが、その記憶は残っている。
足が吊った記憶はない。1年の老いを実感した2018年師走の紫根染めであった。

    「きにかかる おいのわがみと そめのいろ」 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 紫根収穫終了2018 | トップ | 紫根の商品化作業 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

紫根染め」カテゴリの最新記事