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作曲者が語るステージ版「The Prince of Egypt Musical」

2017-07-17 00:06:46 | Musical News Broadway ショー 作品
映画「ポカホンタス」や「プリンス・オブ・エジプト」でアカデミー賞を受賞し、「ピピン」や「ゴッドスペル」、「ウィキッド」でトニー賞にノミネートされ、2015年にトニー賞のイザベル・スティーブン賞を受賞したスティーブン・シュワルツ氏が、ステージ版「プリンス・オブ・エジプト」について語りました。(写真は、Playbill.comの記事からのものです。)

数々のブロードウェイのヒットミュージカルで作詞作曲を手がけてきたシュワルツ氏は、今までとは違う創作の機会を楽しんでいるそうです。Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。シュワルツ氏のブロードウェイでのキャリアは、こちらからごらんいただけます。記事の内容は、以下の通りです。


現在、シュワルツ氏は、自身が作詞作曲を手がけた1998年のドリームワークスのアニメ映画「プリンス・オブ・エジプト」のステージ化に取り組んでいますが、同時に、2019年公開予定のミュージカル「ウィキッド」の映画化の作曲中でもあります。映画のステージ化とステージの映画化に同時に取り組むことについて、彼は、以下のように語っています。

「作品を別の形に改作しようとする今回の2つのケースですが、それぞれの媒体が大きく違い、要求されるものも、長所も短所もぜんぜん違うんです。映画なら可能なことがステージでは無理だったり、逆にステージでは容易なことが映画ではうまくいかなかったりするので、そのことを、しっかり覚えておかなくてはいけません。」

「プリンス・オブ・エジプト」は、旧約聖書の出エジプト記を基にしており、モーゼと彼の兄弟であるラムセス王の物語を描いています。10月に新作ミュージカルのプレミア公演を行うカリフォルニアのシアターワークスは、この作品について、「人間の精神の大いなる称賛」であると述べています。
ステージ版への改作に伴い、シュワルツ氏は、リアリティを増し、アニメ版のキャラクターに深みを与えたいと考えています。

「アニメ版は短いため、ストーリーもシンプルになってしまいます。もちろん、何とか微妙な部分を描き出して深みをだそうと努力しても、幅の広い筆で描いているようなものなんです。だから、早い話、ストーリーや人間関係を掘り下げる時間が増えるんですよ。歌をたくさん盛り込んだり、2幕になったりと、いろいろね。ストーリーとキャラクターの内部に入り込むチャンスが本当に増えるわけです。」

今回の改作で最も期待する部分は、モーゼとラムセスの「より深い関わり合い」だそうです。

「映画は、基本的に兄弟の物語ですが、こちらには、多くの聖書のエピソードも含まれています。このショーを通じて、兄弟の関係だけでなく、多くの違った盛衰の物語を味わうことができるでしょう。」

最後に、シュワルツ氏は、以下のように付け加えました。
「ジョークっぽく言えば、これは、兄弟版『ウィキッド』といったところですね。」


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