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ナズのお宝 その4 - 「A Chorus Line」ラスト・パフォーマンスのPlaybill

2007-04-16 00:51:01 | ナズのお宝
ナズのお宝シリーズ、その4は、Michael君(マイケル・グルーバー)のBroadwayデビュー作である「A Chorus Line」のラスト・パフォーマンスのPlaybillです。 (写真は、Playbillの表紙です。)

ラスト・パフォーマンスのPlabillということで、表紙には、「The end of Line」の文字と日付(April 28, 1990)が入っています。普通の時の「A Chorus Line」のPlaybillを見たことがないので、普段から掲載されているのか、それとも最後のPlabillなので特別に掲載されたのかわからないのですが、3枚のステージ・フォトが載っており、そのうちの2枚にMichael君が写っています♪

現在、BroadwayのGerald Schoenfeld Theatreでリバイバル上演中のこの作品ですが、オリジナル版のBroadwayでの上演は、1975年7月25日にShubert Theatreでオープンし、1990年4月28日のクロージングまでに6,137回上演されて、当時のBroadwayのロングラン記録を達成しました。ちなみに、Shubert Theatre(シューバート劇場)は、「The Producers プロデューサーズ」の中で「春の日のヒトラー」が上演されたことになっている劇場なんです。こちらの劇場では、このオリジナル版「A Chorus Line」をはじめ、「Spamalot」、「Gypsy」、「Chicago」等、多くのヒット作が上演されています。この劇場についての詳細は、こちらからご覧いただけます。また作品については、オリジナル版はこちら、リバイバル版はこちらでご覧いただけます。

Michael君は、1989年の1月からクロージングまでの約15ヶ月の間、マイク・コスタというソロ・ナンバーのある役でこの作品に出演を続け、ファイナル・カンパニーの一員として、ロングラン記録を達成したわけです。
そもそもの出演のきっかけは、マイク・コスタ役を演じていた俳優さんがステージを離れることになり、この役は、ナンバーの中で宙返りを何度も繰り返さなくてはならないので、宙返りのできる俳優さんを探していたのだそうです。関係者の中に、以前、別な作品でMichael君と一緒に働いたことのある人がいて、Michael君を推薦してくれ、Michael君は、1988年12月に劇場に履歴書を預けました。
その後、同年の12月8日から20日まで、アラスカで「Joseph and the Amazing Technicolor Dreamcoat」に主演していたMichael君のところに、劇場から「ニューヨークに来て、オーディションを受けてほしい」と連絡があり、わくわくしながらニューヨークに戻ったMichael君は、見事、この役を手に入れたというわけです。
Michael君のサイトの「A Chorus Line」のページで、Michael君の写真等をご覧いただけます。

このクロージングのショー、Michael君のソロナンバーが終わって彼がステージでポーズを決めた時、観客の皆さんが惜しみない拍手と声援を1分以上にも渡って送り続けてくれたので、いったんショーをストップするという、いわゆる「ショー・ストッパー (観客の拍手・声援が続いて、いったんショーをストップしなきゃならない程の素晴らしい熱演・熱演した俳優さんのこと)」状態になって、感動のあまり、彼はステージに立ちつくしてしまったのだそうです。 彼にとっては、まさに忘れられない思い出の晩というわけです~。

Michael君の「A Chorus Line」出演に関する記事は、下記からどうぞ~♪

Michael君は、コーラスラインのファイナルカンパニー

こぼれ話- A Chorus Line編 (ラスト・パフォーマンスのPlaybillに掲載されているステージフォトのうちの1枚が見られます。)