誠茅庵という名の小さな小さな美術館

絵や写真、そして雑感日記。。
六十の手習い(水彩画、スケッチ等)帖。

令和元年ー(8)第9回ヤーコン会作品展―(序)

2019年12月02日 | Weblog

 

 

            このヤーコン会展も9回目になりました。

            本当にもう9回にもなるのか、9年にもなるのかというのが実感です。

            メンバーの一時休会があったり、病気やケガあったり、体調や何やかにやで

            忙しくて描けなかったり、苦しいこともありました。      

            しかし一方、ヤーコン畑でのバーベキューから始まって、度々のスケッチ

            旅行(箱根、熱海、伊豆高原、下田などの温泉地へ)、近場への日帰り

            スケッチ行(江の島、鎌倉、平塚、小田原、厚木等)など、そして恒例に

            なった暑気払いや忘年会、打ち合わせと称した食事会、東京への展覧会鑑賞行、

            などなどと楽しくやっているうちの短い短い9年間だったような気がします。

            誰一人抜けることもなくここまでやって来られたことが何より嬉しいことです。

            この9回展も8回展の時と同様に、海の傍で中海岸という閑静な住宅街の中の

            瀟洒なマンションの1Fにあるムード漂う画廊喫茶「街路樹」にお世話になりました。


令和元年ー(8)第9回ヤーコン作品展よりー(2)

2019年12月02日 | Weblog

 

                 「入口のポスター」

             このポスターは石黒さんが描いたものです。

             今年はメンバー9人のうち6人が所属している「日よう会」の展覧会が

             この10月にあってその一か月後であり、皆さんが今回の出品作品には

             苦労したようです。藤田さん、則武さんといった多作の方を除くと、

             皆極めて寡作な人ばかりなのです。上手下手などには関係なくても

             丁寧,慎重、ゆっくりとした、或いは気分が乗らないと全く描けない

             といった名人タイプなのでしょうか。

             それでもどうにか、藤田、則武両氏が3点で、1点がお2人であとは2点づつ

             ということで何とか18点が揃ったのです。      

         


令和元年ー(8)第9回ヤーコン会作品展よりー(3)

2019年12月02日 | Weblog

 

 

                この写真は、会場の「街路樹」さんのフェイスブックから転載させて

                貰ったものです。これがヤーコン会の今の会員全員の顔です。


令和元年ー(8)第9回ヤーコン会作品展よりー(4)

2019年12月02日 | Weblog

 

           それでは18点をご覧いただきます。

           ただ写真の羅列だけではと思い、にわか評論家になってそれぞれの

           作品に対する感想を遠慮しながら<一口寸評>と<辛口寸評>として

           書き添えてみました。

           それと当館では初めての試みですが、作者別に2~3点を1枚の写真に

           纏めてみたのです。やや絵の写真が小さくなりますが、見やすいかと

           如何でしょうか。

           (*一口寸評)では、

           「絵は人なり」と言いますが我々9人だけの中でも9人9色で、まさに人は

           様々絵も様々でこれが何とも面白いのです。しかし当会では皆が良い人ばかり

           という共通項でつながっているのは嬉しいことです。

           直感的にまず最初に思った事や印象を、少しの遠慮とマナーを加味して書いたり、

           その作者の人となりを説明や紹介を兼ねて短く描いた積りですなのですが。

 

           (*辛口寸評)では、

           辛口批判の方が面白いものですし、褒めてばかりでは評論家としての、

           又は当館の館長としての資格を疑われてしまいそうです。

           そこで素直に感じたことと思った事を、遠慮と常識と思いやりとで割った

           程度のことを書くつもりです。

           私は絵を描かない人で、ただ絵を見るのが好きな評論家に変身して、心を

           鬼にして仲間から生意気と怒られ嫌われるのを覚悟のうえで、一口だけの

           まともな批判の一言を出来るだけ書くつもりなのですが。

           


令和元年ー(8)第9回ヤーコン会作品展よりー(5)

2019年12月02日 | Weblog

 

                    石黒 俊行さん  作品

  

              左  『 八ケ岳 』 パステル画

           

                 『 教 会 』 パステル画

 

           * 一口寸評 数年ぶりに当会への出品です。しかし毎回ポスターは書いて

                  貰っていました。そもそもヤーコン会の名前の由来の方です。

                  豪放磊落にして実は優しくて案外シャイな方です。

                  得意のデッサン力とパステルで絵の方も健在で意気軒昂です。

                  それだけでもう皆が嬉しくなります。

           * 辛口寸評 パステルでももっともっと塗り込んで欲しいものですが…

                  


令和元年ー(8)第9回 ヤーコン会作品展よりー(6)

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                 久保田 明さん 作品

 

               左  『 大室山より 』

                 

                  『 新 緑 』

             * 一口寸評  当会の最長老ですが、一番お元気で未だに会社には顔を出すは

                     囲碁に麻雀、ゴルフ、温泉旅行と行動派実戦派です。

                     しかし日頃は物静かな穏やかな紳士です。来年も再来年も元気で

                     描き続けてください。

                     この絵など構図と緑の明暗に精進の跡が窺えます。

             * 辛口寸評  グリーンがいささか単調では。緑の中にもいろいろな色があるし

                     単色でなく色を交ぜるとゟ深みが増すのでは…


令和元年ー(8)第9回ヤーコン会作品展よりー(7)

2019年12月02日 | Weblog

 

                     富田 敏子さん  作品

                   『 氷見より残雪の立山 』  油彩画

 

             * 一口寸評 お年に負けぬような迫力溢れる作品に感心。

                    体調のことで今回展で、このヤーコン会を退会するとの

                    発表がありました。会の発案者のお一人でもあり、まことに

                    残念なことです。これからも元気でお過ごしを祈っていますよ。

             * 辛口寸評 手前の岩を、もっとはっきり大きくしたら遠近と迫力倍増

                    だったのでは…


令和元年ー(8)第9回ヤーコン会作品展よりー(8)

2019年12月02日 | Weblog

 

                                                     井川 末子さん  作品

                          『 ランプと花 』

            * 一口寸評  真面目に教室で描いた一品です。

                    お忙しく、いろいろやっておられるのには頭が下がります。

                    しかし結構ひょうきんで冗談も通じる好ましい方です。

                    うまく時間を作って、ヤーコン会へそして作品もどんどん

                    制作してください。

            * 辛口寸評  手前の果物が小さく、そして塗り込みや書き込みが足りない

                     のではないでしょうか…


令和元年ー(8)第9回ヤーコン会作品展よりー(9)

2019年12月02日 | Weblog

 

                髙橋 純子さん   作品

 

            左 「 さあ、走るぞ! 」

              「 一休み 」

 

         * 一口寸評 淡くて優しい如何にも女性らしい水彩画です。

           この会の会計係をお願いして、いろいろお世話になっています。

           いつもニコニコやさしい会うと心が温まるようなお人柄です。

         

         * 辛口寸評 もっともっと塗り込みが欲しい。そしてポイントの

           ところどころにアクセントを入れてみたらどうでしょう…

            


令和元年ー(8)第9回ヤーコン会作品展よりー(10)

2019年12月02日 | Weblog

 

                     髙橋 まこと  作品

 

                    左  「 薄緋紅色の百合 」

                       「 秋の夕方の湖畔 」

           * 一口寸評  よくこの大きいのを描きました!

                  (実は2枚共数年前のものなのですです)

                   このおじさんは最近病ばかりで絵も描けないようですが、

                   来年はしっかりしなさい!!

           *辛口寸評  色が汚い。塗り込み過ぎでしょうか。

                  湖のボートが全体とのバランスが取れていないと自分でも思います。

                  湖面の水をもっと夕日の赤にした方が良かったと、街路樹のママさん

                  の批評もありました。