

大晦日(おおみそか)。
珍しく、キャベツは地元・八戸で過ごしました。
父方・母方の親族どちらも集まり、
にぎやかな夕食になりました。
お煮しめ(さつまいも、人参、練り物数種、焼き豆腐、油揚げ、こんにゃく、ごぼう、しいたけ、昆布など)、
いちご煮、
刺身に美味しい茶碗蒸し、
昔なじみのお寿司屋さんのおすし、
きんぴらに黒豆、
大根と人参のなます、
海老フライ、
かずのこ、
そして、
…なぜかホットプレートで焼き肉(もう、おなかがいっぱい・・・

差し入れの手作りプリンもありました。

何人か、あとからやってきました人たちもいました。
雪や風などで、渋滞もすごかったのです。

さて、あとから来たキャベツの妹(1月生まれ)のM希に渡そうと、
キャベツは急いで、弟妹の部屋に行き、
プレゼントを持ってきました。

「はい。持ってきたよ

と、
ロクシタンのミニシャンプー&リンス、
クリスチャン・ラッセンのカレンダー、
を手渡しました。
…M希の好きなものの一つに、クリスチャン・ラッセンの絵があります。
そういうわけで、
職場で「好きなもの、いくらでも持っていっていいよ~~」
と皆さまから言われて、大量のカレンダーを物色していたときに、これを見つけた時には
「これは、・・・M希に渡さなければ!!」
と、頂いてきたのでした…

「キャベツ。ありがとう!!」
と、不器用でひねくれ者の、だが、めんこい 1)M希が言いました。
そして、M希は、嬉しそうに、開いて、見ていました。



・・・・そして、数分後。
M希が聞きました。
「ねえ。キャベツ。
来年って、何年だっけ?」
キャベツは答えました。
「え~~っと、2011年だけど・・・」


M希は、無表情に
「ねえ、これ・・・」
と、カレンダーを示しました。
・・・カレンダーの年は、なぜか
2010年
となっていました。


キャベツとM希は、
涙が出るほど
笑いこけました。
笑いすぎて、
しばらく涙が出てしまうほど、でした。

そうして、
大晦日、図らずも、キャベツの周りに起こった笑いネタの一つ、
となりました。とさ。

【注】
1)めんこい:「かわいい」の意。南部の方言の一つ。
ex.(小さな子どもを見て)「めんごいなぁ~」
