『仕事すなわち聖所(せいじょ)のあらゆる仕事のために用いられたすべての金(きん)は、
奉献物(ほうけんぶつ)の金(きん)であるが、
聖所のシェケルで29タラント730シェケルであった。』
(旧約聖書・出エジプト記 38章24節)
奉献物(ほうけんぶつ)の金(きん)であるが、
聖所のシェケルで29タラント730シェケルであった。』
(旧約聖書・出エジプト記 38章24節)
数日前、通読した箇所で、ちょっと気になった。
タラントとかシェケルとかゲラとか、
聖書には、当時の、様々な重さ(お金、長さ)が出て来るものの、
計算するのが面倒で、ついつい飛ばしてしまうのだが、
29タラント730シェケルって、どんな重さなんだ・・・?
と、あらためて、計算してみると、
タラント=34kg
シェケル=11.4g
29×34 + 730×11.4÷1000 = 994.322(kg)
ほぼ、1トン。
( 約1トンもの金を、昔のイスラエルの人々はささげたのか・・・(゜0゜) )
1トンどころか、1kgの金も手にしたことのないキャベツには
イメージが出来ない。
20歳以上の登録された者だけで、60万人強の集団とはいえ、けっこうな量だと感じる。
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さて、金の比重は・・・?
「金と銀の物語」(大渕銀器)
「比重」(熊谷質店)
ついでに、「アルキメデスの金の王冠」(福娘童話集)
純金の比重は、19.3 らしい。
994.322 ÷ 19.3 ≒ 51.52
・・・と言われても、やはりぴんと来ない。
「重さを体験してみましょう」(はじめての金読本)
によると、
「純金の19.3というのがどれほどのものか、身近な素材を用いて比べてみます。
1リットルのペットボトルに満タンに入れた水が約1kgです。
そしてその同じ1リットルのボトルに純金を満タンまで入れたとすると、
その重量が約19.3kgになるわけです」
1リットルのペットボトルに満タンに入れた水が約1kgです。
そしてその同じ1リットルのボトルに純金を満タンまで入れたとすると、
その重量が約19.3kgになるわけです」
とのこと。
・・・(集められた金の飾りなどを、ぎゅぎゅっとすると)思ったより、コンパクトな感じになるのか(゜_゜
が、お水2リットルの26本分のペットボトルは思い浮かべられても、
キャベツ亭の床が抜けそうで、それ以上、とうていイメージできない。
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荒野での、さらりと書かれた1コマでさえこんな塩梅。
いわんや、天の御国(みくに)をや。