さすらうキャベツの見聞記

Dear my friends, I'm fine. How are you today?

1トンの金

2015-04-03 05:19:35 | Sunday 聖書

『仕事すなわち聖所(せいじょ)のあらゆる仕事のために用いられたすべての金(きん)は、

 奉献物(ほうけんぶつ)の金(きん)であるが、

 聖所のシェケルで29タラント730シェケルであった。』


(旧約聖書・出エジプト記 38章24節)



 数日前、通読した箇所で、ちょっと気になった。

 タラントとかシェケルとかゲラとか、
 聖書には、当時の、様々な重さ(お金、長さ)が出て来るものの、
計算するのが面倒で、ついつい飛ばしてしまうのだが、

 29タラント730シェケルって、どんな重さなんだ・・・?
と、あらためて、計算してみると、

 タラント=34kg
 シェケル=11.4g

 29×34 + 730×11.4÷1000 = 994.322(kg)

 ほぼ、1トン。

( 約1トンもの金を、昔のイスラエルの人々はささげたのか・・・(゜0゜) )

 1トンどころか、1kgの金も手にしたことのないキャベツには
 イメージが出来ない。

 20歳以上の登録された者だけで、60万人強の集団とはいえ、けっこうな量だと感じる。



         ***********

 さて、金の比重は・・・?

「金と銀の物語」(大渕銀器)
「比重」(熊谷質店)
ついでに、「アルキメデスの金の王冠」(福娘童話集)

 純金の比重は、19.3 らしい。

 994.322 ÷ 19.3 ≒ 51.52

 ・・・と言われても、やはりぴんと来ない。 

「重さを体験してみましょう」(はじめての金読本)

 によると、

「純金の19.3というのがどれほどのものか、身近な素材を用いて比べてみます。

1リットルのペットボトルに満タンに入れた水が約1kgです。

そしてその同じ1リットルのボトルに純金を満タンまで入れたとすると、

その重量が約19.3kgになるわけです」


 とのこと。


 ・・・(集められた金の飾りなどを、ぎゅぎゅっとすると)思ったより、コンパクトな感じになるのか(゜_゜

 が、お水2リットルの26本分のペットボトルは思い浮かべられても、
 キャベツ亭の床が抜けそうで、それ以上、とうていイメージできない。


          ************


 荒野での、さらりと書かれた1コマでさえこんな塩梅。

 いわんや、天の御国(みくに)をや。



           
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