さすらうキャベツの見聞記

Dear my friends, I'm fine. How are you today?

2006-06-29 23:59:54 | Thursday 生活
今朝、小鳥が歌っていました。名前は知りませんが、2羽以上だったことは確か。とてものどかでした。


 そのあとの一日と対比すると、本当にのどかでした。



                                            



 今日の日勤帯、私がいた病棟で、急変してステった 1)方々がいました。病棟バタバタ。エンゼルメイク 2)をさせてもらうのは実は初めて。その前に、できるだけ身体をきれいに整えます。

 酸素マスクや輸液セットなど使った医療器具を除けたり、
 全身清拭をしたり、
 穴には綿を詰めたり、
 髪を洗ったり、
 男性の場合、ひげをそったり。

 ひんやりと冷たくなった皮膚のひげそりをしつつ、少し前にもこうしてひげそりしていたっけ、と思い出します。
 その後、仏衣に着替えて、エンゼルメイクをします。
 



 こんなときに、ふと思い出したのが、

 『祝宴(しゅくえん)の家に行くよりは、
  喪中(もちゅう)の家に行くほうがよい。
  そこには、すべての人の終わりがあり、
  生きている者が
  それを心に留(と)めるようになるからだ。』
                   (旧約聖書の「伝道者の書」 7:2) 


 というみことば。
  お葬式までは行かないのですが、こうして、人の死に触れるのは、色んな意味で考えさせられます。そうして考えたり感じたりすることが多くなると、そのうち思考または感情を放棄して、ボーーーーっとしてしまうこともあります。


  

                           

【注】
1)ステる:死亡する。

2)エンゼルメイク:死化粧のこと。女性だけでなく、男性にも行います。・・・が。そもそもキャベツは化粧とあまり縁がないため、先輩ナースに教えてもらいながら、少しやったのみ。一人ではまだできません
コメント (2)
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