塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

Jリーグが一般媒体を巻き込んでいた時代

2013-11-28 01:46:39 | 日記
 Jリーグが開幕した1993年当時は今よりも遥かに雑誌の影響力が強く、男性誌はこぞって人気選手をモデルに起用しま
した。

 開幕前は各誌が開幕ガイドを企画しましたし、もう廃刊になって久しいですが祥伝社が発売していたブーンは

 1・カズ移籍前のセリエAの特集を組む
 2・欧州各国リーグの胸スポンサーの特集、各ブランドと契約選手の間柄を調査
 3・モノクロページでは月1で、Jのクラブ特集を企画

 というように、Jリーグはマガジンやダイジェストだけでなく、ファッション誌に支えられていたのです。

 つまり、Jリーグが新規ファンを得るには、一般媒体を含む何かを

 「巻き込む」

 必要があると思います。

 ブーンは1994年の7月号(これは今でも僕の手元にあり、ともさかりえさんが巻頭を飾っています)でワールド・カップ
を特集しましたが、それは目玉として

 「サッカージャージはファッションになる」

 という確信があった為でしょう。

 今ならさしずめ、携帯電話ゲームとカードが旬の情報なのでしょうが、サッカーの試合そのものでなく、グッズであり、選手
CMなども話題の切り口として活かせる気がします。

 当時は今ほど雑誌が

 「細分化」

 されておらず、携帯電話やインターネットという競合相手が無かったからこそ、逆に取材しやすい環境があったと言えます。

 媒体が細分化し、ファンが独自に情報を得られるようになった今は、過去の手法が通じない側面はあるでしょうが、一般媒体
に取り上げてもらうという方法論。

 これは今でも使えると思うのです。
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