塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

オランダ代表が奏でるサッカー

2013-12-25 02:10:08 | 日記
 ワールドカップ3度の準優勝。

 クラブで永遠の2番手ならば、代表ではオランダがまっ先にその名が上がります。

 3度の準優勝は言い換えれば3度の優勝になった可能性があり、もし優勝していれば宿敵ドイツ代表との評価は完全に覆ります。

 2010年のオランダはそのラフプレイが大きな批判となりましたが、指揮官ファン・マルバイクはその批判を承知の上で、彼
らに欠けている

 「勝利の味」

 を皆で味わい、その味を肥やしにして更なる発展を遂げたいと感じたと思うのですが、その観点も2012年で崩壊してしまう
わけです。

 オランダは伝統の4-3-3を国民皆が望むと言います。

 ですから4-4-2、4-3-2-1など異なる布陣で戦うだけで、ファンは代表を拒絶しがちという、マイナス感情が渦巻く
形になります。

 例外は3-4-3、3-3-3-1でしょうが、1970年代からこれらは希少価値であり、その現象は今も変わることはあり
ません。

 オランダは

 「記憶に残る代表」
 「愛すべき敗者」

 というような、本人たちは到底満足できない評価が下されます。

 それはオランダが描く両翼を活用したサッカーがファンの好みであり、ブラジルと真正面から打ち合う度胸を兼ね備えている点
もあります。

 ワールドカップでブラジル対オランダが実現すれば全世界が興奮しますが、それは1974年、1994年、1998年とその
戦いぶりが感銘を呼ぶ、密度の濃いものだったせいですね。

 4-3-3に固執することを頑固と見るか、芯が通っているかと考えるのは個人によって異なります。

 それでも敗者でありながらも、オランダ贔屓が多い事もまだ事実なのです。
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