塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

汗かき役と中盤のバランス

2013-11-09 23:38:32 | 日記
 ブランド側からすれば、契約選手はスマートで美しいプレイが出来る選手の方が良いでしょうね。

 アディダスとベッカムはその点で最高の契約と言えますし、ナイキとアンドレス・イニエスタ、アシックスと乾貴士の契約例も
その代表格になります。

 前回お話したスコット・パーカーやマケレレは、前者がイングランド代表、後者がフランス代表として名を連ねるも、ブランド
が率先して広告起用した例はありません。

 単純に見た目だけでなく、彼らの魅力、言い換えればプレイスタイルそのものが、一般レベルで

 「判別しにくい」

 代物なのでしょう。

 ミラン時代、アンドレア・ピルロをガットゥーゾが死守していたことでもわかるように、守備の第一人者は攻撃の選手を護る番
犬の存在ですね。

 事実、このガットゥーゾのあだ名であるリンギオは

 「犬の唸り声」

 というイタリア語からきていますか、このニックネームは彼本人とって最高の褒め言葉であり、プレイスタイルを完全に反映して
いる秀逸な物です。

 日本代表でも遠藤、高橋を死守するために、山口や長谷部が起用されるのも、指揮官が

 「中盤のバランス」

 を維持するためです。

 スペインではこの攻守分業ではなく、両方とも技術が高い選手を置くことでより攻撃的に、マイボールを維持するサッカーが好ま
れますが、実際は難しいと言えますね。

 日本代表がワールドカップで戦う際、やはり最終ラインの4名に負荷がかかりすぎたなら、いずれ集中力が途切れてしまう可能性
は高いと思います。

 汗かき役は地味ですがもっと敬意を払われても良いはずです。
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