塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

過去の名手が掘り起こされる瞬間

2022-04-18 11:37:35 | 日記
 イチロー・スズキが2004年、メジャーリーグ最多安打を更新すると、黎明期の名手「ジョージ・シスラー」の名前を掘り起こしました。

 LAエンゼルス・オブ・アナハイムの大谷翔平は、既に当然という形で投手と打者を兼任していますが、将来彼を上回る選手が登場した際、改めて選手、大谷翔平の価値と名声が掘り起こされると思います。

 2018年ワールドカップがそうでした。

 キリアン・エムバッペは

 10代でワールドカップで優勝し、得点を奪った選手は彼とペレだけだ
 ロナウドとメッシ以後、FIFAバロンドールを受賞し続けるのは彼に違いない

 と称賛を集めましたよね。

 そう、キリアン・エムバッペという存在が改めてエジソン・アランテス・ド・ナシメントという本名よりも、神もしくはペレの名前で知られる名手の中の名手を存在、プレイ、人柄を改めてホロ起こしで僕たちの前に見せてくれた、これは彼が優勝したことよりも価値がある気がするのです。

 エムバッペが代表でもっと多くのトロフィーを掲げることは

 現代表監督、デシャンを超える偉業
 ジャン・ピエール・パパン。ジネディーヌ・ジダン以来となる、フランス出身選手のバロンドール受賞
 彼ら二人と50年代の名手、ジョセフ・フォンティーヌを超える、フランスサッカーの象徴

 として多くの賛辞を集めるに違いありません。

 2018年のFIFAバロンドール受賞のルカ・モドリッチにしても、スボニミール・ボバンなど1990年代の名手たちから多くの発想を得たに違いありません。

 過去の名手が現在の名手を生み、未来の名手を生む要因となる。

 だからこそサッカーは各国で親しまれ、スカウトたちは若い世代をくまなく散策し、必死に自軍に招こうと躍起なのでしょうね。
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