AC長野パルセイロのGKコーチ、シュナイダー潤之助氏が前立腺がんのため、闘病中であることが明らかとなっています。
AC長野パルセイロは公式ホームページにおいて、支援募金口座の解説、クラブの募金活動を報告していますが、他のリーグと異なるのは、宿敵である松本山雅FCや、他のクラブでも同様の試みをしてくださることでしょうか。
先日、スペインのバレンシアが大洪水に見舞われ、バレンシアの選手たちが沈痛な気持ちとなりましたが、ラ・リーガは運営上と日程を考慮し、試合を強行して配慮が足りないと批判されました。
多くのクラブもバレンシアに同調しましたが、これは「クラブ」という組織の形であり、「個人」というわけではないですよね。
イタリアやネーデルランドでは
宿敵クラブに対して怨嗟の声
海外遠征でファンが乱暴狼藉
など、物騒な話が多く、敵クラブの関係者のために、募金行動を行うという話は少なくとも聞いたことがありません。
もちろん他界したスベン・エリクソンのように、ラツイオとASローマの両クラブで関係を深めた指揮官ならば、両クラブから追悼の声が挙がるのも当然ではあるのですが。
このように「日本的発想」がすべてではありませんが、この選手、コーチという人命のために、という考えは、世界的に大きな価値観があるのではないでしょうか。
シュナイダー潤之助コーチが、その気持ちを一番わかっていると思いますしね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます