塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

僕もお客様カードに記入します

2010-06-07 19:19:39 | 日記
 今日のブログでお客様カードの事をお話しましたが、僕も時々カードに記入して投函することがあります。

 相手は地元のスーパーやホームセンターですから、僕と僕の勤務するスーパーからすれば、彼らは商売敵になります。
 
 でも日用品の全てを自分のスーパーで買いそろえるのは不可能ですし、いくら他社といえども賞賛すべき点は賞賛すべきというのが僕の考えです。お客様カードには勤務先を書く必要はありませんから気が楽です。

 僕の書いた一言でその店で働く方のやる気が増えるなら、こんな嬉しい事はありません。
 
 例えば南アフリカの皆さんが、日本代表を熱烈に歓迎してくれていますよね。僕からすれば、ありがたい気持ちで一杯です。

 他人を認めることが習慣になると、サッカーの世界から差別の横断幕やファンと警官との諍いが、無くなるとは想いませんが少なくすることは出来ると思います。

 日本は島国ですし、歴史上元寇を除いて他国から侵略されたことがありません。
 でも欧州は都市国家が日常生活の基本にありましたし、サッカーの世界でいざこざが起きるのは、過去の遺恨、つまり他人のことより自分の身の安全が優先ということに、何らかの要因があるのかもしれません。

 禁止されている発煙筒の持ち込みや人種差別の横断幕を用いての声援は、大変無粋だと思いますが、欧州から見るとそうでは無いのでしょう。

 逆にファンの多くがクラブのレプリカジャージを身に纏い、90分間断なく一本調子の応援をする方が、むしろ無粋と彼らはは考えるのかもしれません。

 ただサッカーの世界に限らず
 「ありがとう」「良かった」と率直に口に出す事が、今後ますます大切になってくるとは思います。
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欧州から選手が日本にこない理由(2)

2010-06-07 15:36:20 | 日記
 でもアジア各国は言語がそれぞれ独立していますね。

 例えばKリーグからJリーグの選手が移籍すれば、国籍に関係なくハングルから、ひらがなとカタカナ、そして漢字を覚えなくてはなりませんし、タイリーグやシンガポールへ移籍するならば、同様に現地の言葉を一から学ぶ必要があります。

 このことは僕らの考えている以上に、選手と家族に相当な負担をかけていると思うのです。

 僕のスーパーでも要所には日本語以外の言語で案内表示をしていますが、それもごく1部ですからね。

 選手が監督の指示を仰ぐ時には通訳を介する必要がありますし、例えばほんのわずかな生活習慣の違い、車は右ハンドルであるとか、米は米でも粘りがあるのが日本米の特徴であるとか、この些細な違いが欧州から選手がやってくることに、抵抗をもたらしているのではないかと、僕は思うんです。

 海外移籍の苦労は日本の選手も同じです。

 でも日本の選手は身についたかどうかは別として、義務教育で最低3年は英語に嗜んでいますし、仮に大学生活を経験した選手なら、英語以外の言語を学んだ事もあるでしょう。

 でも海外の選手が日常の中で日本語を含むアジア各国の言葉に触れる機会はないでしょうし、サッカーのスタイルに慣れるよりも、厄介な出来事かもしれません。

 日本ではブラジル出身の選手が多いですが、南米の選手達が南欧の国に行きたいのは、言語を含む生活習慣が、母国と大きく変わる点が少ないからでしょう。

 これも充分サッカーにおけるリスク・マネージメントと言えます。

 ですからもし贔屓クラブに外国からきた選手がいれば、日本語だけでなく彼らの国の言葉で話かけると良いかもしれません。選手達はきっと快く応対してくれると思います。
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欧州から選手が日本にこない理由

2010-06-07 15:20:21 | 日記
 話す言語が違いすぎる

 僕は欧州の選手が日本にやってこないのは、やはり生活習慣を含めた「言葉」の問題が、大きく立ちはだかっていると思います。もちろん欧州の方がサッカーの歴史とレベルが俄然上。という現実問題もありますが。

 以前お話したように、僕は毎日イタリア語と英語のドリルをしています。

 イタリア語のご先祖はラテン語で、スペイン語、ポルトガル語、フランス語そしてルーマニア語は、イタリア語と同様ラテン語の影響を大きく受けている事でも知られています。
 
 つまりこれらの言語は親戚同士なんですね。

 ですから僕がフランス語の英語を見ていると、
 「ああ、イタリア語ではこう言うけれどフランス語ではこう言うのか。似ているな。」
 と非常に頷けるシーンが出てくるんです。画面には日本語字幕が出ているので、自分の捉えた意味と比較することもできますし、学習効果が実ってきていることを実感します。

 この前本屋でスペイン語の教材を読んでみたら、やはりイタリア語とスペイン語はよく似た言語だと感じました。綴りは勿論違いますが、単語や会話の成り立ちは非常に多くの接点があります。

 カズがジェノアに移籍した際、カズはイタリア語ではなくポルトガル語で会話をしていたそうです。でも何ら問題にはならなかったはずです。

 欧州各国では英語が話せる方も多いですし、南欧では今挙げた言語がひとつでも話せれば、容易に馴染む事ができるでしょうし、中欧ではドイツ語が軸になると思いますが、オーストリアやベルギー、スイスの1部でもドイツ語を公用語にしていますから、伝達の手段としては申し分ありません。

 「ユーロ」という枠組みで一体化を図っている欧州から、外へ目をむけることはサッカー選手でなくとも、相当なリスクをはらんでいると考えられているのでしょう。
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日本の支柱は誰なのか

2010-06-07 10:59:12 | 日記
 昨日は久々にレジの売上を金庫に納める仕事を行ったんですが、納める時点で数えた金額と手許の金額が合わない気がして、一瞬我を忘れてしまいました。

 急いでレジの責任者に報告し、立会いのもと入金したのですが、結果何の問題もありませんでした。金額に間違い無かった時の安堵感と言ったら。本当にホッとしましたね。

 これは僕の経験不足が招いた事例ですが
 果たして日本代表は、今回のワールドカップで常に冷静沈着な試合運びができるでしょうか。
 もし試合の最中にチーム全体が浮き足だってしまったら、その混乱を誰がピッチ上で修正するのでしょうか?

 今回の日本代表のフィールドプレーヤーのうち、大半の選手が「初出場」ですよね。
 そしてワールドカップとチャンピオンズ・リーグという最高の緊張感を味わった選手は中村俊輔ただひとりで、恐らく彼はベンチスタートになるはずです。

 本田にしても長谷部にしても、チャンピオンズ・リーグの経験はありますが、それは非常に限定された経験ですし、彼ら自身初めてのワールドカップですから、自分の仕事に忙殺されて、周囲にまで気を配れるゆとりは無い可能性もあります。

 仮に彼らにゆとりがあっても、周囲が彼らの言葉に耳を傾けるかどうかはわかりません。

 中村のコンディションが整い先発出場が可能であれば、チームに不安がよぎった時に落ち着きを取り戻すよう、適切な指示を与えられるかもしれませんが、現状では非常に厳しいですね。

 ですから岡田監督には
 「試合前のマッチプランを選手に徹底させること」
 「ハーフタイムにどうのような指示を与えるか」

 こうしたリスク・マネージメントが改めて要求されると思います。今は日本が落ち着いて試合ができるかどうか、ジンバブエ戦を含めて注意して見ていきたいですね。
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お客様カードから学んだ事

2010-06-07 10:41:22 | 日記
 僕の勤務するスーパーも、他のお店同様に「お客様カード」を店内に設けています。

 ありがたいことにそのお客様カードに、僕のサービスが丁寧で嬉しかったとお褒めの言葉が掲載されていて、僕自身非常に恐縮しています。

 何故なら文面に「ツカダさん」と僕の名前が書かれていまして、
 僕自身「お客様は見ていないようで、僕達従業員の働きぶりを気にしているな。」ということが、身に染みてわかったからです。

 スーパーの店員もプロのサッカー選手も、お客様の目の前で仕事をするという点では、何ら変わりはありません。僕がお客様カードを頂いて自分の仕事振りを確認したように、選手だって僕たちの拍手の量や声の大きさで、今の自分の立場を認識しているのだなと感じました。

 サッカー選手はファンの「目」によって鍛えられているんですね。

 欧州では祖父や父親が、子供や孫に観戦のマナーや戦術をレクチャーし、拍手のタイミングやブーイングの浴びせ方を自分たちが手本となるように意識していますね。

 ですから欧州のスタジアムが生み出す雰囲気には「重厚感」がありますし、目の肥えたファンの前で選手達は懸命にプレイしなくてはいけません。
 「衆人環視」と言ってよいでしょう。

 僕はパルセイロの試合を見に出かけても、拍手はしますがやはりブーイングや、審判に圧力をかけるような声がけはできません。

 それは僕が毎回応援に出かけられない中途半端なファンであることと同時に、パルセイロの選手達はあくまで「プロの予備軍」であって、プロの選手ではない点も影響しています。

 でも本気でプロになりたいのなら、選手も厳しい批評を受けなくてはいけませんし、僕たちも批評する事を恐れてはいけないのだなと思います。

 海外の関係者から見ると、日本の声援は一本調子に見えるようですから、試合同様メリハリをつけた声援というのも、今の僕達に与えられた課題と言えそうです。
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