遠州地方の奥、浜松市北区引佐町が愛知県と接するあたりに渋川温泉があった。
温泉旅館は、現在は営業されていないが、温泉宿の跡は残っている。この辺の
山は蛇紋岩でできており、シブカワツツジを始めとして独特の植物が存在して
いる。
井伊谷(イイノヤ)といわれる井伊家(井伊直虎)が治めた地域である。郵便局の
近くに井伊家のお墓もあった。井伊家の菩提寺・龍潭(リョウタン)寺はずっと南にある。
9月11日、早朝に名古屋を出て、渋川に出かけ行き先を探した。林道を登り、
林道終点からの散策路を歩いて、周辺及び山頂を探索した。蛇紋岩の荒れ地に生
えるシブカワシロギク、シブカワニンジン、シブカワツツジ等、この地に独特の
植物を探索した。目指す植物の他、様々な植物、そしてヒメカンアオイとギフ
チョウ(らしき蝶)が見られた。また、オニヤンマ、等、最近では見られなく
なった昆虫も散見された。黄色い蝶はキンモンガという蛾であると、後刻、判明
した。
以下、個別の写真を掲載します。(拡大可)
以上。