~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

子どもという存在

2016-08-17 23:16:43 | 日記

昨日、近くのスーパーで、以前行っていた

養護施設の子どもに会いました。

二人で買い物をしているので、「今日は自分達で

お夕飯作るの?」と聞くと「うん、そうだよ」と

笑顔が返ってきました。

お盆の頃は、職員も休みを取る人が多いので

自分たちで何かを買ってきて夕飯にするという日が

あるのです。

お盆で親元や祖父母のところへ帰る子もいるので

子どもの人数も減るので…

でも、お正月もお盆もどこにも帰れず、施設に

残っている子供たちもいます。

この二人も、お盆も施設で過ごすんだな~

と思ったら、大人はちょっとせつなくなりますが

子どもは、そんなふうには思わないもかも…

彼らのスーパーのカゴには、お菓子やアイスが

入っていて、とても夕食の買い物とは思えなかった

けれど、これも良しだよね。

私が知っていた時より少し大きくなったⅯ君に

「カッコよくなった~」と、言ったら

「当り前よ」だって。

子どもって今を前向きに生きる存在なんだ!

大きくなっても、運命を恨まず前を向いて

進んで行ってほしいな~

幸せになってほしいな~

 

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機嫌に負けない

2016-08-16 23:27:30 | 日記

昨日、朝オリンピックの卓球を診ていると、夫に

ビデオに録っているのに何で観ているんだと言われ

その言い方がカチンときて、不穏な雰囲気になって

いたとた時に、ランディさんが農業新聞に連載

していた「機嫌に負けるな」というエッセイを

読みました。

娘さんと他愛無いことでケンカとなり、

娘さんがふてくされ「どうせ私が悪いんだから」と

言ったことにより、益々雰囲気が悪くなり

「ごめんなさい、私が悪いんです」と泣き出した時

ランディさんが「あなたは悪くない。私も悪くない。

誰も悪くない。ただ、あなたの機嫌が悪いだけよ。

機嫌の悪さは伝染するから、みんなで機嫌が悪く

なってるだけ。とりあえず笑ってみよう」と笑い

娘さんも泣きべその顔で「わっはっは…」と言った

そうです。

ランディさんは、「機嫌が悪いと自分が悪いような

気になるが、自分と機嫌は別物だ。

機嫌が悪くても、笑おうと思えば笑える。

機嫌に負けるな、機嫌はアホで空気が読めない」と

言ったら、やっと娘が笑ったと書いてありました。

そうか、自分と機嫌は別物なんだ!と思った時に

夫が可笑しなくしゃみをして、私が思わず

笑ってしまい、その笑いとともに不穏な

空気は飛んでいきました。

機嫌とは、他愛無いものなんだ。

それにいつまでも引きずられているのは

バカバカしいことだと思いました。

とは言え、家族とは遠慮のないもので

直ぐに自分の感情をだして、機嫌が悪くなります

でも、そういう時に「機嫌に負けるな。

機嫌と自分は別物だ」と思うと、機嫌の悪さを

吹っ切ることが出来るかも…

 

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モモちゃんからの問いに…

2016-08-15 20:00:08 | 日記

今日は、終戦記念日。

初女先生は、あまり戦争の話はしませんでしたが

話されるときは、終戦ではなく敗戦と言われて

ました。

そこに初女先生の胸の内をみたような気がしました。

いつもにこやかに優しく話される、児童文学者の

松谷みよこさんは、戦争に対しきっぱりと反対を

言い続けてきた方です

先日、新聞に載っていたのですが

「モモちゃんとプー」の中で、テレビが伝える

外国の戦争に、モモちゃんは「せんそう、

おうちまでくるの?」と泣く。

お母さんは「そばまできたら、ママがだめって

おこるから」と答えるが、モモちゃんは納得せず

「でも、(戦争は)どこかでしているんだよ。

どうしてママは今、だめっていわないの」と

言っているのです。

モモちゃんのこの言葉が胸に刺さります。

私たちは、自分の問題として降りかかってこないと

だめって言わないのです。

「それでいいの?」と、モモちゃんに問われている

気がしました。

宇宙から地球を見たら、国境なんてなくて

ただ一つの地球という星です。

みんな地球家族です。

地球の上に起こっている戦争には、

今、だめって言える勇気を持たなくては!

モモちゃんの問いは、今を生きる大人たち

みんなに問われていることだから…

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星野道夫の世界

2016-08-14 07:18:41 | 日記

だいぶ日が短くなってきました。

過行く夏を惜しむように蝉が鳴き、空が少しずつ

高くなってきています。

1週間ぐらい前から、無性に星野道夫の世界が

恋しくて仕方なくなりました。

そんなことを思っていたら、息子が「これ分かる」

と、一冊の英語の雑誌を差し出したのです。

古本屋で買ってきたと言うその雑誌の写真は

とても美しく、でも何が書いてあるか分からず

黙って見ていると、星野道夫がその雑誌に載った

アラスカの村の写真を観て、その村の村長さんに

手紙を送り、星野さんとアラスカが繋がった

それと同じ雑誌だというのです。

古本屋でこの雑誌を見つけたとき、息子の心は

星野道夫の世界を旅していたのかもしれません。

世界が混迷の時代に入った今、何があっても

変わらない悠久の時を感じさせてくれる

星野道夫の世界を私たちは渇望しているのかも

しれません。

星野さんの写真が観たい!と思ったら

星野道夫没20年の写真展が開催されることを

知りました。

 昨日、汗だくになって片付けをしていた時

ふとクマのことを思いました。

場所は違うけれど、今という同じ時間をクマも

生きている、そう思うだけで目の前の景色が

変わって来るのです。

これは星野さんが教えてくれたことです。

星野さんの写真展に行こう!

星野道夫の世界に包まれ、私の中にある原始の

感覚を目覚めさせないと…

 『人は、めぐる季節で時の流れを知る。

  心に区切りをつけることができる。』

 『考えてもごらん。

  たとえば、このツンドラに咲く花々を

  美しいと思い、一本の花を地面から引き抜く

  なぜその花が抜かれ、隣の花が残ったのか。

  人生はそんな理不尽さに満ち溢れている。』

『壮大なアラスカの自然は、

 結局人間もその秩序の中にいつか帰って

 ゆくという、あたり前のことを語りかけてくる

              星野道夫    』 

 

 

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築地の地に立って

2016-08-12 21:47:59 | 日記

暑さの中で、吹く風にふっと秋を感じたり

しています。

夏は強烈な季節だから短いのかな~

今日は職場の人たちと築地に行ってきました。

年末のような人の賑わいにびっくりしました。

人間は食べることなしには、生きられない

生きものだから、食のあるところはその本能が

出てきてしまうようです。

どこのお寿司屋さんも行列ができ、中にはお店の

日傘を提供しているところもあり

炎天下の中で、並ぶ人たちのエネルギーは

高村光太郎の米久の晩餐の野外編のようでした。

このエネルギーも生きてるってことかと思うと

築地の人込みにも感激してしまいます。

ランディさんがツイッターで人生について

呟いていたのが心に残りました。

『じぶんの感じたことをじぶんで体験するのが人生。

時間差はあるけどうすうす感じていたことは起るよ。

良いも悪いもない。感じたことが人生になっていく。

それを意識しなさい、ってブッダは言ったの。

       田口 ランディ』

 

 

 

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有難う、黄色い蝶々

2016-08-11 13:11:15 | 日記

今朝、ミニトマトを採っていたら小さな黄色い蝶々が

飛んできたのです。

あっ、息子だ!と思い、「創、会いに来てくれたの」と

蝶々に声を掛けたら、目の前をぴらぴらと飛んで

びわの葉の後ろにとまりました。

私は「創、有難うね!ランディさんの講演会も手伝って

くれたんでしょ」と、色々話しかけていました。

蝶々は、私の話を聞いてるみたいで、30分経っても

動こうとしないのです。

私が見えなくなったら、飛んでいくかと思い、いったん

家に入ったのですが、出てみるとまだびわの葉の裏に

いるのです。

「もう、十分お話しできらからいいよ」と、葉っぱを

揺らしたら、飛び立ち小さなお花の蜜を次々と吸って

いました。

なんだか、離れがたいのかずっと私のまわりを

飛んでいました。

ようやく飛び去って行き、家に入りました。

「どこかに行っていたの」と言う息子に

「お兄ちゃんが会いに来てたのよ」というと

「大丈夫か~。認知入ったんじゃない」と、言われ

さっぱり、信じてもらえませんでした。

主人も同様

初女先生だったら「そういうこともあるよね~」と

言って下さるはずなのに…

創の蝶々が長いこととまっていたびわの葉を採って

夫にびわ温灸をしました。

「創がこれでお父さんに温灸しろって」というと

いぶかし気な顔をして背中を出しました。

男の人って、頭で理解できないことは

受け入れられないのでしょうか

見えてる世界なんて、ほんのわずかなのに

見えない世界の方が、もっともっと大きくて

豊かなはず…

この間、夜に駅で電車を待っていたら

秋の虫の声が聴こえてきました。

こんなに暑いのに秋の虫?

虫も変になったのかしらと思っていたら

「立秋なのに暑いですね」というお葉書を頂きました

暦の上では秋になっていたのですね。

虫たちは、この暑さの中で秋を感じていたのですね。

すごいな~

人工頭脳が持てはやされているけれど、こういう感覚は

いのちあるものしかわからないだろうな~

人間も自然の感覚を失って、人工頭脳と競争、共存

していく、そんなふうになっていくのかな~

「これからは、農業です!」と言った初女先生のお言葉が

すごく新しく感じるのです!

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初女さんのおむすび

2016-08-09 23:31:24 | 日記

先日ブログに、映画の「あん」を観て主人公の姿に

初女先生が重なったことを書きましたら、

「あん」を観た友人から「私も初女先生を思い出し

ました」というお手紙を頂きました。

河瀨直美監督は、やっぱり初女さんを心に置いて

この映画を製作したと思えます。

初女さんが亡くなって直ぐに、ネットに載った

河瀨直美監督の言葉です。

「佐藤初女さんのおにぎり、

もう食べられないんだなぁ…

食べただけで涙が溢れてくるような、

そんなおにぎりが、この世には存在するんだ…

心よりご冥福をお祈りいたします。」

本当に、心に寄り添うそんなおむすびを

作れる人は、初女さんしかいないでしょうね

言葉ではなく、おむすびで自殺を思い留まらせたり

生き方を変えてしまう、そんなおむすびが

存在したということ…

初女さんのおむすびは、祈りそのものだったという

ことを、私はどれだけ分かっていただろうか…

おむすびを作ることが、そんなに簡単なことで

ないんだよ。と言っていた初女さんの心の中を

見つめようとしたことがあったろうか…

もう食べることが出来ない

「おむすびの祈り」という初女さんの

おむすび…

 

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今がなければ次はない

2016-08-08 23:09:58 | 日記

イチロー選手が珍しく、目を潤ませてインタビューに

答えていました。

3000本安打達成までのプレッシャーは、私たちの

想像を遙かに超えたものだったと思います。

記者に、これだけの達成感を感じるとなかなか次へ

行けないのではないかと言う質問に、イチローが

なぜですか、達成感を感じるから次に行けると

答えているのを聞いて、やっぱり違うなーと思いました。

私などは、達成感イコールやり切った感になってしまい

暫らく何も出来ません。

「いのちのエール」の講演会が終わり、まもなくひと月に

なろうとしていますが、まだちょっとボーっとしています。

いかに自分は凡人であるかを、突き付けられた気が

しました。

初女先生は、なにがあっても変わらずに

唯、黙々と目の前のことを丁寧にされていました。

吉本ばななさんは、年をとり時間が貴重なものであると

わかってくるほど、なぜか色んな事をゆっくりしたく

なってきたと言い「これまでは『さっさと済ませて次!次!』

と思っていたのある。

そして今頃になってやっとわかってきた。

『次』などないということが。

今がなければ次はない。今を流したら次も流れていく

ただそれだけのこと。それに気づくのは何歳でも

遅くない。本当に気づいたら、ただそうすればいい。

ただそれだけのこと。

そのことがこの本の中には(初女さんのいのちをむすぶ)

みんな入っている。」と書いています。

イチロー選手も今を見つめて、今を生きた結果が

3000本安打となったのでしょう。

生きるとは、「今を生きる」それしかないと初女さんは

ご自分の人生で示して下さった気がします。

今ほど確かなものはないと、よく言われていました。

私も、いつまでもボーっとしてないで、

今を生きなくては!

 

 

 

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「信じる」

2016-08-07 23:21:52 | 日記

7月15日の講演会に、やっぱり初女先生は来ていたんだ

と、思いました。

それは先日、田口ランディさんとお会いした時に

ランディさんが、講演会の前の日に夢に初女さんが

出て来たのよ~と、言われたからです。

ランディさんが、夢の中で「人の話を聴く時に初女さんは

どうされるのですか」というような質問をしたら

「相手を信じることです」と、言われたそうです。

それが講演会で多くの人の心に響いた「信じる」

というランディさんのお話しに繋がったようです。

初女さんは、人を変えようとはしませんでした。

答えは自らの中にあると、その人が気づき変わって

行くのを、唯々待っていて下さいました。

「信じて待つ」

それが初女さんでした。

昨日、友人とお互いの抱えている問題を話しました。

出た結論が、「私たちには信じるという課題が

与えられているんだね」ということでした。

不安が信じる心を揺るがします。

幼子のように、真っ直ぐに信じることがなかなか

出来ません。

信じる為の裏付けを欲している自分がいます。

この「我」が信じる心に影を落とします。

あ~やっぱり「我」なんだ。

「我」を手放せたら、どんなに心が自由に豊かになる

ことか…

自分を信じて待っていてくれる、そういう人が

一人いたら生きていけるのかもしれない。

もし、誰もいなくても神様や仏様は信じて見守っていて

下さるのかもしれません。

「信じて待つ…」

深いな~

 

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筆のDNA

2016-08-05 12:44:21 | 日記

昨日は一日「書」の作品書きでした。

毎回、書けずにもがいています。

それでも書く。

「書」の魅力とは一体何でしょう。

書くという作業が、自分自身を見つめることにも

繋がっているからなのでしょうか…

筆の文化を持つ私たち日本人が筆を手放して

しまうことは、真に勿体無いことだと思います。

お習字も習ったことのない私が、「書」に出会い

中学以来という時間を経て、筆を握ったのです。

日本人なら誰の中にも、「筆」の歴史があり

筆の文化のDNAが、本人の自覚とは別に

脈々と流れているのだと思います。

再びの「筆」との出会いを皆さんにお勧めしたいです。

とは言え、思うようにならないのが「筆」

そこが又面白く、奥が深いのですが…

今回は「仏」を書きました。

野仏のような「仏」を書きたいと思いましたが

思いだけが先行し、筆の力のない私は…

また精進を積んで、臨書をし、

いつの日か、「円空仏」のような「仏」を

書きたい!と思うのであります。

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