私は、障害者の作業所で働いていますが、障害者の
人と作業所で作ったものを販売に行くと、
時々年配の人に「気のどくにねー」と、憐みの目で
見られるのです。
そんなとき、何でそんなふうに見るの!と思いながら
言葉が見つからず、黙っていました。
今日、障害者の人達で作っている「バリバラ」という
番組で、障害者の若者が「そうだよ!」と言う
ことを言っていたのです。
「障害を持っていると、それだけで不幸って
思われるけれど、そうじゃないんだ
それは生き方だ」
この言葉を聞いた時、胸がスカッとしました。
販売をしていた時、おばあさんが寄って来て
「かわいそうにね。これで何か買ってあげて」と
お金を渡されそうになったこともあります。
何で、障害があることが不幸で可哀そうな
ことになるの!って怒りが押し寄せてきた
けれど、私は作り笑顔で「結構です」って
言うのが精一杯でした。
この若者のように、「障害があるから不幸って
思わないで、生き方だ!」って、
言葉に出来ない彼女の気持ちを代弁すれば
よかったのに…
私たちは、自分で作った幸せの物差しで
他人の幸せを計ろうとしてしまう事が
あります。
「かわいそうに…」と言ったおばあさんと
同じ物差しが、私の中にもあるのかも
しれません。
生き方だ!
いいなー、この明解な答え
こんなふうに言える人生ってすごい!