先日、田口ランディさん達の会の忘年会にお声を
かけて頂き、湯河原まで行ってきました。
その時、隣にいたランディさんが「初女さんの会に
あれだけの人が来るんだからねー」と、感心
されていたので、「今の若い人たち一生懸命考えて
生きているから、私たちの時はちゃらんぽらん
だったから…」と言うと、ランディさんも「そうだよ。
ちゃらんぽらんだったよね」と…
先の見通しなんてなくても、なんとかなるさ~って
思えていたし
二十歳ぐらいの頃って、何でも出来そうな気が
していたし…
あの頃は、お年寄りも年金なんてもらってなくても
不安そうじゃなかったし、贅沢しなければ生きて
いけるって、みんな思っていたんじゃないかなー
もっと、世の中全体がのんびりしていたし…
初女先生は「みんな、急がなきゃ急がなきゃ
って言うんだよ」と、言われていますが、
いつからだろう、こんなになったのは…
豊かな国になったけれど、人々の不安は
大きくなるばかり…
「結い」の結び付きで、助けあって暮らしていたのに
いつの頃からか「自己責任」と言う言葉の方が
市民権を得、人々は「孤」になっていった…
子供も、若者も、大人も、お年寄りも、みんな
生きにくさを感じているのに、良くならないのは
なぜ…
アメリカは不安を煽り、経済に結びつけてるって
聞いたけれど、私たちの国も同じ道を歩んで
いるの…
豊かになったけれど、不安は増すばかり
そんな中で、あの大震災と原発事故が起き
私たちは、思考を止められ立ちどまり
自分たちの生き方を見つめさせられた…
でも、気がつけばこの国はまた同じ道を
歩いている、今まで以上に加速して
不安は、さらに増強し経済だけではなく、
戦後私達の祖父母や親たちが守り続けて来た
平和への道も、変えようとしている
そんな中で何があっても変わらない
生き方をしている初女さん
その初女さんの生き方に、自分の生き方を
見いだそうと、若い人達が集まってきている…
そのことが、一筋の光
希望の光…