~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

新たなる旅の始まり

2018-01-12 23:38:53 | 日記

昨日は、写真家の星野道夫さんの息子さんが

アラスカを訪ねる番組を、近所の知り合いの家で

観ました。

テレビが壊れているので、親子でみせてもらいに

行ったのです。

「3丁目の夕日」の昭和の時代のように…

この番組を知った時、ここから私もまた何かが

始る予感がしていました。

父の記憶がない息子が、父の軌跡を追って

アラスカで父親、星野道夫を知る人たちと

出会っていくのですが、やはり魂を感じる

世界が展開していました。

星野さんの撮影に同行していたパイロットが

「道夫は魂で撮っている数少ない写真家だ」と

言った時、すべてが納得できたのです。

星野さんの写真から響いて来る世界

星野さんの文章を読んで溢れてくる涙

それは、魂で感じていたものだったのです。

写真家・岸圭子さんのおむすびを結ぶ初女さんの

写真と星野さんのムースの写真に同じものを

感じたのは、それは魂だったんだ…

魂に届いた時に、人は深い感動に包まれる

ものなのですね。

そう思った時に、初女さんのお料理は

魂に届く味だったんだと、思えたのです。

だから、拒食症の人が食べられるようになり、

自殺を思い留まった人がいたのでしょう。

食材の声を聞き、そのいのちを生かし切る

初女さんのお料理だから、食べた人の

魂に響き、その人のいのちを支える力と

なったのだと、思いました。

初女さんは心よりももっと深い、魂に届く

ことを大切にされて行動していたのだと

分かりました。

初女さんも深い苦しみを知っていました。

苦しみを通らないと、魂の世界に気づかず

終わってしまうのだと思います。

そう思った時に、苦しみに感謝の気持ちが

湧いてきたのです。

苦しみからは一刻も早く抜け出たいと思っていた

私にとって、感謝の気持ちが起こるなんて

生まれて初めてのことでした。

この番組を観る前に予感したように

私は今、新たなる旅の始まりに立った

気がしています。

そして、星野さんも初女さんも、ひとり一人の

心の中で生き続けていることを、ハッキリと

感じました。

   魂の響きを感じる2枚の写真』

       岸圭子さんの「初女さんの写真」

        星野道夫さんの「ムース」の写真



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする