冬至から暖かい日が続いているので、この時だ!と
網戸を洗いました。
洗いながら、去年のてつを踏んではならないと思って
いたのに…
去年は夕方4時から網戸を洗い出し、それでも
充分遅いのに、網戸を運んでいるうちに雑草が気になり
草むしりになってしまったのです。
今年は午前中から取りかかりましたが、気がつけば
草むしりと枝を下ろしたり…どうして毎年こうなるの
だろう。まるで、頭の中で網戸洗いと草むしりがセットに
なっているような…
気ままに伸びている紫陽花を切ろうとしたら、もう芽が
出ているのです。
寒さに向かう中で、ちゃんと春の準備をしているの
ですね。
なるべく芽のでてないところを切って、仕方なく
芽がある枝を切る時は、ごめんね。切らせてね。
と言って切りました。
ヒーヒー言って大掃除をしている時、ふと糸魚川の
人は、この年末に火事で家を失ってしまったんだ
と思ったら、もしも自分だったらが、想像出来ません
でした。
初女さんは、人の話を聴く時に自分の事と思って
聴くようにおばあさんから言われて育ったと
言っていました。
だから、あのように人の心に寄り添う聴き方が
出来るのですね。
火事ですべてを失うって…
糸魚川の全焼した歴史ある造り酒屋さんは、
何もかも焼けてしまったのに、お客様に何とかお酒を
お届けする方法を考えたいと言ってました。
失った物の大きさに立ちあがれないのが
当たり前なのに…
寒さの中で春の準備をしている、木々や植物のような
力が人間の中にも宿っているのでしょうか
困難の中でも生きようとする力が…
生きていると、想像もできない苦難がやってきます。
頭で考えていたら、生きていけないって思える
ことでさえ、体は生きようとする。
今日と言う一日だけでも、生きようとする。
その一日、一日が積み重なって行くと、頭も
もしかしたら生きられるかもしれないって思う
人生は、想像出来ない過酷さが与えられる時が
あります。
でも、それでも生きていく
そういう力が私たちの体の中にはあるのです。
なぜなら、いのちを繋いでいく生命体だから…