~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

宇宙

2016-12-11 23:43:40 | 日記

少し前から、染織作家の志村ふくみさんと

評論家の若松英輔さんの書簡集「緋の舟」を読んでます。

読んでいるだけで心が洗われていくような気がします。

美しい日本語にハッとさせられ、凛とした品位のある

言葉に、手紙だから出てくる言葉であり文章なのだろうな

と思いました。

パソコンのキーボードを打ちこむ中では、このような

言葉は生まれて来ないと思いました。

先日読んだページに、シュタイナーの死の前年の言葉が

載っていました。

『人間よ、お前は宇宙の縮小された姿だ。

宇宙よ、お前は遙かな果てにまで流れ出た

人間の本質だ』

何度も読み返しましたが、まだ意味はわかりません。

でも、深く心に留まっています。

初女先生も亡くなる1年前くらいに「宇宙の母」という

ことを言われていたと聞きました。

「二十億光年の孤独」でデビューした詩人の

谷川俊太郎さんは、地球の上に立つ人が宇宙と

繋がっているという感覚が当たり前のように持って

いる方で、その視点を持って詩を書かれています。

私たちの体の原子と星の原子は同じだと聞きました。

「宇宙」

これからの時代のキーワードとなるかもしれない

言葉だと思えるのです。

初女先生もシュタイナーも、なぜ死が近づいた時に

「宇宙」を語っていたのでしょう

いつか、このこたえを見つけられる日が来ることを

信じて…

コメント
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