昨日、イスキアのスタッフに電話をしたら「心に穴が
あいたようだよ」と言ってました。
やっぱり、そうか~と思いました。
先生は、一人ひとりの心の中に生きていると…
そのことは分っているのですが、今はポッカリあいた
穴に戸惑っている自分がいます。
先日お会いした方が、「一度、初女さんのおむすびを
食べたかったな~」と言われたのを聞いて、
そうか先生のおむすびは、もう食べられないんだと
あらためて思ったのですが、ランディさんが
「私でよければ、作ってあげるよ」と、言われ
あ~このパワーだよなと思いました。
鎌田實さんがブログに先生のことを書いていました。
青森県の岩木山の麓で「森のイスキア」を主宰していた
佐藤初女さんが2月1日に亡くなった。
94歳だった。
疲れた人、心に何か抱えた人たちが岩木山の麓を訪れる。
初女さんはおむすびを結ぶ。
そのおむすびを食べると、心がほどけ、問わず語りに思いを
語りだす。
初女さんはそれを静かに聞いてくれる。
ゆったりした時間が流れ、なぜか、多くの人が救われていく。
初女さんのおむすびをいただいたのは、8年ほど前。
丁寧にご飯を炊き上げ、空気をふくませるように握る。
真ん中には、自家製の梅干し。
おむすびは手で持っても崩れないけれど、口のなかで
やわらかくほどける。
おいしかった。
佐藤初女さんのご冥福をお祈りいたします。
鎌田先生のこの文章を読んでいたら、イスキアの
丸いちゃぶ台が思い出されました。
初女先生は「今は話したい人は沢山いるけれど
聴いてくれる人がいないの」と言われていました。
心で聴いて下さる初女先生を思い、私も少しでも
心で聴ける人になりたいと思っています…
口の中でやわらかくほどける
初女先生のおむすびは、人の心も
ほぐしてくれました…
いつの日か、そんなおむすびを結べるように
なりたいな~