今日は、亡くなった息子の誕生日でした。
真っ青な空を見を見ていたら、
息子の誕生日に初女先生の講演会をやりたいと
思って、「佐藤初女さんと結ぶ心のおむすび」
(2009年2月7日逗子の文化プラザ)を開催した
あの日の空の青さと同じだと思えました。
これが、最初で最後と思っってやった講演会が6年も
続くなんて…
あの時、初女先生が「一人の女性の情熱が
周りを動かす」と言われたのです。
聴いていた方達は、初女先生ご自信のことと
受け取っていたのですが、感想を読まれた先生が
「あれは直さんのことだったのに」と、ちょっと
残念そうに言われたのを、今突然思い出しました。
忘れていた思い出が、こんなふうに立ち上がって
来ると、何だかそれだけで初女先生出会っている
ような気がします。
先生の姿かたちはないけれど、存在は確かに
揺るぎのないものとして私の中にあります。
先生が亡くなった日、私はkさんの元に飛んで
行きました。
その時、Kさんに言われた言葉は
「直さん、間に合ったね」でした。
2年早く初女先生が亡くなっていたら、私は
立ち上がれなかったろうと…
本当にそうです。
あの「深き森の語らい」(田口ランディさんと
初女先生との対談)で、私はやっと自分の足で
立つことが出来たのです。
初女先生にお会いする度に泣いていた
どうしようもなく弱い私がです…
今、悲しいけれど淋しいけれど、心の中の
初女先生に呼びかければ、声が聴こえて
来ます。
「大丈夫、大丈夫だよ」という
初女先生のお声が…
先生を求める人の心に、初女先生の「大丈夫」が
静かに降りて来るはずです。
「大丈夫、丁寧に生きていれば大丈夫」と…