~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

鎮魂の森

2011-06-14 22:59:01 | 日記
支笏湖にいると、震災も原発事故も何もなく、太古の昔から続く時間が

そこには、流れているようでした。

自分がつかの間、震災のことを忘れていたことに、後ろめたさを

感じています…

震災で大切な人を失った人達が、悲しみと向き合う時間もなく、

生活を立て直す為に、心を傾けなければいけない事、本当に胸が

痛みます。

そんな痛みをほんの少し、和らげてくれることが新聞に載って

いました。

震災復興構想会議で、建築家の安藤忠雄さんが「がれきに土を

かぶせて町は作れない。

行方不明のの子がいるかも分からぬところに町はできない。

そこは森にしたらいい」と言われ、鎮魂の森構想が生まれた

というのです。

森とはそういうお役目のあるのだと、改めて思いました。

森のイスキア、そしてイスキアの中にある「小さな森」

生きてる魂も、亡くなった魂もすべてを包み込んでくれる森

どんな悲しみも、優しく受けとめてくれる森…

被災地のあの荒れ果てた大地を、癒し清めてくれるのも

森かもしれない…

大切な事を忘れて、復興に突っ走ったら傷ついた心が、

深い悲しみが置き去りにされてしまう

被災地に鎮魂の森を…





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