ももすけの日記

黙祷して平和を願ふ終戦忌
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

匂いと臭い

2008年10月03日 01時08分00秒 | 日記
ぼくのおかあさんはとても目が悪いのですが、そのかわりに鼻はとってもいいのです。

ハワイ島のホテルのエレベーターに乗ると、いつもなんともいえない良い匂いがするのでした*(ハート3つ)*

それはホテルのシャンプーの匂いでした。

毎日持ってきてくれていた小さなボトルを大切にもらって帰って、ときどき、我が家でもその香りを楽しんでいます。

・・・
留守中に、少し、いえ、とても悲しいことがあったのです*(涙)*

もう1ヶ月も経ったので、ようやく、ぼくは日記に書くことができます*(ペン)*

帰宅して、しばらくすると、なんだか臭いのです。

ぼくのおかあさんの実家はとても古くてぼろぼろの家だったのですが、子どもの頃、床下で猫が死んでいて、そのときの臭いをいまだに覚えていました。

それと同じ臭いなのです。
どうも、ぼくんちご自慢のデッキの下のようです。
とてもおかあさんは自分では見に行けないので、おとうさんに見てもらいました。やはり猫が死んでいました。

翌朝、市役所に電話をすると「敷地内の異物は箱に入れて玄関の外に出してください。取りに行きます。」
そのとき、おとうさんはあわてて”おれはもう出かける”と言っています。

「いぇー、そんなことできません。お願いですから」と電話口で必死に頼んでいるおかあさん*(汗)*

市役所の人は親切でした。ちゃあんと、熊手と棒のような道具を持って、デッキの下からとってくれました。

そのとき、ぽとり、、、
もう、骨のようになった細い足が落ちたのを、おかあさんはいつまでも忘れることができないでいます。

かわいそうに、飼い猫だったのかもしれません。野良だったのかもしれません。

でも、猫は家人の知らないところで死ぬらしいのですって。
ぼくんちがしばらく留守をしている間、ここなら大丈夫だろうと死に場所を決めた猫。
迷惑だけれど、なんだか縁があったのだと思うと、無事、天国に行っていますようにとお祈りしました。
おりしも漱石さんちの猫も、死んで100年になるそうです。


今晩もおかあさんは例のココ椰子の香りのシャンプーをしていました。でも、コンタクトレンズをはずしてよく見ると、リンスだと思って使っていたのは”モイスチャライザー”だったのです*(爆弾)*

どうりで、香りはいいのだけれど、なんだか髪の毛がバシバシするなぁ、と思っていたのですって*(びっくり2)*

大切にしまっている袋に、コンディショナーは別にありましたとさ~

上の写真はぼくが死んでいるのではありません。こんなおかあさんにあきれかえっているのです*(ラブリー)*