ももすけの日記

品良きは背筋伸びたる夏帽子
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

たぬき

2005年04月28日 16時11分00秒 | 日記
初夏を通り越して夏がいっきにやってきたような日です*(晴れ)*

今朝(といっても遅いんだよ)ぼくとおかあさんは水遣りにお庭に出ました。

ガレージに狸がうずくまってこちらを見ています。
最近、ぼくんちの近くではよく狸に出くわしていますが、ひょこひょこ行ってしまうのに、べったりと伏せてじっと見上げていました。

よく見ると背中に大きな傷*(びっくり2)*
人間の手のひらくらい毛がむけて傷口があいているのでした。
ぜーぜーと苦しそうな息。

おねいちゃんはすぐに病院へ連れていかないと、と言うのですがおかあさんはそのたぬきを抱っこして車に乗せる勇気がありません*(汗)*

とりあえず、洗面器に水を入れてその子のそばに置いてあげました。

気がつくと狸の姿が見えません。
どこかに行ってしまったのかしら、とおかあさんは思いましたが、ぼくはちゃんと知っていました*(注意)*
デッキの下にもぐりこんでいたのです。
ぼくがその上でくるくる動き回ってクンクン言って知らせました。
やはり、しんどそうにべったりと寝ていました。

困ったおかあさんは市役所に電話をしました。
「狸が怪我をしてうちにいるのですが…」と交換のお姉さんに言うと衛生課につながりました*(びっくり1)*
「違うの、怪我をしている狸を助けてあげたいのです」とおかあさんは叫びました。
別の係の人が出てきて、野生動物の保護を委嘱されている獣医さんのところに連れていってください、だって。
連れていけないから、相談の電話していること。
山を切り開いて高速道路や宅地にしたから、狸が迷惑していること、だから、人間は傷ついた狸を助けなければならないのだ、っておかあさんは必死で説明しました。

じゃ、大阪府の方に電話して相談してください、と。
そこでも、同じことの繰り返しでした。
だんだん興奮してくるおかあさんでしたが、狸は夜行性なので昼間は危険の無いところでじっとしていて、また元気を取り戻すかもしれないし、捕獲はなかなかむずかしいという係の人の話で、そうね、夜まで様子を見ましょう、と長々と続いた押し問答の電話を切りました。
胸がどきどきして、狸がかわいそうでした。

おうちの用事をすませたおかあさんはお仕事に出かけるとき、デッキの下をのぞいたら、もう狸の姿は見えませんでした。

え~え、だまされてたの~~*(はてな)*
そんなら、そのほうがいいけど。。。

大きな列車事故でたくさんの人の命が失われた時というのに、狸騒動でてんやわんやのぼくんちです。

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