ホテルには専用ビーチもあるし、プールもアスレチックジムもテニスコートも、それになにより有名なスパがあります。
一日はゆっくりしたらいいとのことで、この日はガイドさんは無し。
スパ、って温泉のことかと思っていたおかあさんでした・・・
でも、ホテルの中のスパって、とても高いらしい。
ゴルフのあと、ジャカルタでおにいちゃんが連れて行ってくれたマッサージやさんは1時間で1000円ほど。いつもおにいちゃんが行くところは500円なのだそうですが、小さな店なので3人一緒では予約が取れなかったのでした。
ジャカルタと違ってバリは空が青く、暑いけどさわやかでした。大阪の暑さよりよほど気持ちの良い暑さです。
近くのショッピングセンターはこぎれいですが(そごうも入っている)フツーのお値段で、これぞインドネシアというほどのことはない。
木陰のテーブルで軽くサンドイッチ(おかあさんはずっとおなかの具合が悪い)とビンタンビール。
国が観光レジャー用として開発、もともとの住民にも影響が少ないように配慮され、大型ホテルばかりのこの地区(ハワイみたい)は仕切りの割れ門を出ると様子は一変します。名ばかりの歩道はせまくてでこぼこしてるし自動車は多くてほこりっぱい。それでも観光客用でしょう、ごたごたした土産物やがところどころにあって、一番手近なお店に入りました。
前歯の抜けた、そこのおじさん(年配に見えるけど、もしかしたらおかあさんより若いかも。現地の人の平均寿命は50歳だとか)は明日はお祭りで孫が来るのだ、とうれしそうに小さな男の子の写真を見せてくれました。そうです、お祭りらしくて、この島に着いたとき一番にこれは何?とガイドさんに尋ねたのがペンジョルというヤシの葉っぱで作ったお祭りの飾り。七夕のみたい。これは翌日に行ったウブドのペンジョル。
値切らなあかんよ、と1年前にバリに来ているおねいちゃんに教えてもらっていたので値切ると、そのたびにおじさんは孫の写真を見せて、この子にも何かしてあげないといかんから買ってくれ、と。また値切ると「お母ちゃん(奥さん)に怒られる」。一体、何語で会話していたのか、今考えると分からないのですが、それでも会話は成立していました。おとうさんの帽子とおかあさんのスカートとおねいちゃんのアリババパンツを買い、意気揚々とホテルに戻りました。
部屋番号を言って自転車を返し、お部屋に戻る途中、写真などを撮ってうろうろしていると、さっきの自転車やさんが自転車で追っかけてきました。この部屋番号にはあなたの名前では宿泊していない、というのです。引返してみると、なんと、借りたのは隣のホテル!海沿いの遊歩道を歩いているとき、通りがかりのお巡りさんに尋ねたら、ここだと教えてもらったのだったけど。
えー、宿泊してるホテルだとばかり思っていたわ、なんとかまけてよ、と青い目の世界チェーンのホテルマンに訴えました。一人がフロントに問い合わせに行っている間、次にバリにくるときはこのホテルで泊るから、とか、大阪から来たと言うと大阪弁を教えてくれ、とか、、、でも、結局はサービス料も入れて、日本のホームセンターでなら一台の自転車を買えるほどの賃貸料を支払わなければなりませんでした。
お買いものよりも高い自転車代でしたが、でも、飛行機を乗りちがえてどこかの島に行っていたのよりはマシ、とおとうさんとなぐさめあうのでした。
夕食はせっかくだからと、バリ料理のレストランへ。タクシーを頼んでいたのだけれど、結局はホテルの白タクで割高だったなと、これも今になってわかった。「地球の歩き方」に載っている日本人にも人気のお店、ということだったけど、香辛料ばかりがきつくて体調の悪いおかあさんはちっとも食べられませんでした。でもせっかくだから写真は撮りましたけど。
ホテルの部屋にもどるとこの日は満月でした。
ストーリーがあってないような旅を愉しまれたのですねえ。
我が師匠は隠居の身、肩肘の張らないのが好きなんですよ。もち、私もですよん。
ママさんが帰られて、もも君も一安心といったところかな?
くだらない内容の日記を読んでくださって、、、でごめんなさい。
ぼくはもう、おかあさんにべったりとくっついていますよ。