今年はいつもより早い梅雨入りでした。
雨をためて庭の水撒きに利用するという装置があるというのをきいたことがありました。
水道代って高いし、エコとしてもいいかも、なんて思っていたら先日、新聞の折り込み広告に載っていたのです。
”庭の草花や家庭菜園への水やりに、水道水を使わずに雨どいから集めた雨水を利用すれば、水道料金・下水道料金の節約になります。また、各家庭への雨水貯留タンクの設置がすすめば、節水だけではなく集中豪雨などの際の雨水流出抑制にも寄与します”
早速、チラシのお店に電話しました。担当の者が出ているので折り返しお電話しますとのこと。しばらくして、かかってきました。
「雨音くん、のことですね?あれ、ただのポリタンクなんですけど200ℓだと6万円もするのですよ。」
(ん? なんだか売りたくないような気配・・・)
「こちらの市ですと、何リューべで何10円ですから」
元を取るのは、まあ、どっちでもいいんだけど(・・・その単位がよくわからないし)
「ポリタンクに栓がついていて、そこからバケツやジョーロに入れるのですが」
わかっていたけど、そう言われてみると、なるほど、手間ねぇ・・・
「盆栽やお花をたくさん植えられていると、いいのですが」
水道でザーっと撒くのも時間かかるなぁと面倒がっている身、だんだん引けてきました。
あんまり売りたくないようね?
「ええ、まあ。買ってもらっても後悔されると困りますので。どうしても、ということでしたら、今晩一晩考えてから、またお電話くださいますか」
あっは、わかりました。良心的なお店ですね。次にリフォームか何かのときは、おたくにお願いします~!
ほんと、買わなくて良かったです。夏場に、いちいちジョーロというのは想像しただけでたいへんですし、場所もとります。
ぼくがいなくなってから、おかあさんは気の向いたとき一人でおさんぽしています。
近くの神社を通った時、神社の玉垣に名前が彫ってあるのに気が付きました。見覚えのある名前、お友だちの旦那さんの名前でした。1年ほど前に亡くなられています。
氏神さんに寄進するのも悪くはない、こんな風に名前が残るっていいな、と思って通り過ぎました。
と、数日後、町会の会報などと一緒にその神社の会報(会報でいいのかどうか?)が配られていて、その中に”第3次玉垣募集”とありました。
早速、おかあさんは電話をいれました。
神社のお世話の方が申込書を持ってきてくれ、位置は抽選で決めますので、また改めてきます、とのことでした。
ポリタンクよりお値段高いけど、場所もとらないし、いいでしょ、とおとうさんには事後承諾。
おとうさんの実家の氏神さんは東大寺境内にある由緒正しき手向山八幡宮、おにいちゃんもおねいちゃんもお宮参りをしました。
でも、そんな古い神社では新しく玉垣募集なんてないでしょうから、この新興住宅地にある神社さんの玉垣をゲットできるなんてラッキーです。
「午前中に来たのですがお留守だったので、あと、二つしか残っていませんが、いい場所の方が当たればいいですね」と。
今回は15くらいの募集だったようで、3番と11番だったかが残っているということでした。
抽選はなんと神社のおみくじ箱を持参してこられました。さすが!
いい方が当たるといいですね、とお世話のおじさん。
やったー、3番でした。入口から3番目ですから、良く目立つ所で良かったです。
お世話係のおじさんは最後の方には残り福ですね、とかおっしゃるのでしょうかね。
7月にご祈祷式があって、いよいよだそうです。
おかあさんはおとうさんが死んで後、神社にお参りする時どきどきするかなあ、なんて想像していますが、自分の方が先に死ぬかもしれないのにね。
でも、なんか、わくわく、というか愉快な気分になってくるのです。
ご近所の玉垣に彫られるお名前、記念になりますね。
雨水のエコタンク、タンクってずいぶんと高いんですね。雨水利用してみたいですが。
後々、ワンちゃんと同じ所に眠れたらいいのに・・・そんなとこあったような気もするけど!
来週日曜日は父母の眠る知恩院にお詣りしてきます。
相方は高野山やけど、ウチは知恩院が良いな~
誰でも気軽に来てもらえるし・・・♪
玉垣の名前はパパさんのですか?最初はママさんのかと思っておりましたが、よくよく考えてみれば、パパさん思いのママさんのこと、そんなことはあえりえない、と思った次第です。仲良く、おふたりの名前になさったら、いかがでしょうか。
私はお寺さんの瓦を寄進する機会
があったときに瓦の裏に名前と祈願を書きました。今も五十の塔の瓦の1枚に私の名前
があると思うとすごく嬉しいです。
玉垣はよく見える場所で良いですね!
雨水でエコ~。でも費用は高くかかりますね。
ポリタンク水をためるだけで6万円ですか。
ちょっと高いような気がしますね。
へえ、玉垣募集があっているんですね。
3番とはよかったですね。
夫が亡くなった後、この石を見るときのことを思ったりしています。
雨水のエコタンク、当たり前ですが置き場所もけっこうかさばります。
どこだったか覚えていませんが、つい最近の新聞に人間とペットが一所に眠れるお墓(京都)のことが載っていました。
誰だったかなぁ、有名な女優さんが死んだペットを葬って、京都に仕事に来た時はお参りすると。
今度雨が降った時は耳をすまして聴いてみましょう。
どちらが先に死ぬかわからないのですが、名前は当然夫の名前です。
私はあんまり残したくない…のです?
どこかに名前がある、ってなんとなく夢がありそうで。
実は菩提寺の御堂の改修の時多額の寄進をしましたが板に名前と金額が貼ってあるだけです。
それに比べれば、石の玉垣はいいなと思ったのです。
正直なお店だな、と逆に好感もてます。
玉垣は入口から3番目なので、お参りするのが楽しみになります。