ある40代女性の生活

40代女性の生活の一例です。
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マラソン解説: 増田明美さん

2008年08月17日 08時05分38秒 | 新聞
昨日の朝日新聞夕刊で、増田明美さんが女子1万メートル決勝の解説記事がありました。

エチオピアのディババが優勝し、福士加代子選手はよくついて行ったものの終盤に離され11位、渋井陽子選手は初のオリンピックで頭で分かっていても揺さぶりに反応できず17位、赤羽有紀子選手は骨盤を前に出し、歩幅の広いランニングフォームは、ひと際しなやかだが、トラックではマラソンの走りのように感じられ、20位。

女子1万メートルは本格的に29分台に突入した。経験の差が結果に出たので、世界の走りをどんどん肌で感じてほしい。

という趣旨のお話でした。
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増田さんの解説は、いつも公平で、信頼して聞いています。

マラソンの解説のときも、上品な声、自分が選手だったときの感情を入れない平等な解説、いい点と注意する点の両方を述べられるところ等、感心しています。

大人の方だと感じます。

選手のときより印象が強くなりました。

オリンピック選手の引退後の仕事は、スポーツ解説者や指導者になる方は一部で、様々な仕事をされると聞きました。

JOC(日本オリンピック委員会)は2004年から「JOCセカンドキャリアプロジェクトサイト」を開始し、現役のときから引退後の職業を考える環境を作りました。

実際に引退した先輩の話を聞いたり、実際にどういう選択肢があるのかの講習会等もあるようです(「アスリート・プラス」参照)。

とてもいい試みだと思います。


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羽生善治さん: 親への相談

2008年08月17日 07時20分16秒 | 新聞
朝日新聞土曜版の夕刊に「天才の育て方」というコーナーがあります。

昨日は、棋士の羽生善治さんのお母さんのお話の3回目でした。

羽生さんが両親に相談をしたのは、たった1回で、それは、今年の名人戦の前の3月だったそうです。

この名人戦(6月)で、羽生さんは森内俊之名人を破り、史上6人目の永世名人になられました。

羽生さんは、電話で「ちょっと、田舎の墓参りに行こうかどうか迷っているんだけど、どうかな」と聞かれたということです。

「行ってくれば」ということになり、お父さんの出身地の種子島に、親子3人が鹿児島空港で落ち合い、昼前に種子島に着き、墓参りをして親戚に会い、夕方には帰りの飛行機に乗って帰りました。

お母さんのハツさんに「善治さんは、人生で迷ったことがないのでしょうか」と質問したところ、

「あの人は、ほんとうに頑固。絶対に迷わない。決めたことはやる。短所があるとすると、親に相談しないこと」という答えでした。

羽生さんが迷うのは、縦36cm、横33cmの盤上だけで、それは誰にも相談できない世界です。

ただ、その横には、息子を理解し信頼し、判断をいつも尊重してきた両親がいました。
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そうだったのかという感想です。

有名な方には、親が道筋を作って、コーチをして育てられた方もあります。

羽生さんの場合は、強く、自分でどんどん育っていかれるのを、両親は見守ってこられ、送り迎え等のサポートは全面的にされたようです。

才能のある方がぐんぐん成長されるのを、すぐ近くで見ていたのは、どういうお気持ちだったのだろうと思います。


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