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ある40代女性の生活

40代女性の生活の一例です。
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関川夏央さん: 作家 マンガの脚本を書く 編集者より作家のほうがもうかる仕事

2010年11月05日 09時30分05秒 | 新聞
昨日の朝日新聞夕刊に、「私の収穫 作家 関川夏央 1 マンガの「ホン」を書く」という記事がありました。

作家の関川夏央さんは、マンガの脚本を書いたことがあるのだそうです。

関川さんは、マンガ雑誌の編集者の方に、
「絵のうまいマンガ家がいるんだが、お話が暗いんだ。君、ストーリーを書いてあげてくれないか」と誘われました。

マンガ家の谷ジローさん(当時29歳)と会ったとき、関川さんは27歳でした。
谷さんは、穏やかな表情で、やれるもんならやってみろという雰囲気だったそうです。

関川さんは、マンガではどんなキャラクターを創り、どんな演出をしてもいいけれども、「ホン」(書いたもの)は一字一句を尊重してほしいという思いで書きました。

「事件屋稼業」というハードボイルドのユーモアマンガで、谷口さんの絵が明るくなったと関川さんは感じます。

1977年に、会社を辞めて書き手に専念することにしました。
会社勤務は収入が少なすぎたので、作家になれば楽になるとの考えからです。

目標とした定期預金100万円は、じきに達成できたということです。
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関川夏央さんは、どんな作家の方だろうと見てみました。

ウィキペディアが最初に出てきました。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%A2%E5%B7%9D%E5%A4%8F%E5%A4%AE参照)

会社を辞められたのは、出版社の編集者をしていて、やはり給料が少ないのが理由だったようです。
マンガ原作者としても紹介されていて、小説と同じくらいの作品数がありました。

作家の方は、人気作家は収入が多かったようですね。

さくらももこさんの旅行本を読んだら、出版社の担当者が海外旅行のお膳立てをし、同行して、新しい作品のため、豪華旅行になっています。

他の作家、エッセイストの方の本でも、出版社の営業(?)の贅沢な対応がいろいろと書かれ、当時はそれが当然だった様子です。

作家の方の収入は、電子書籍と本離れが起きるまでは、かなりのものだったようです。

林真理子さんの洋服、海外旅行、趣味へのお金遣いは気持ちがいいくらいでした。
最近の週刊文春のエッセイでは、秘書の方に「もう雇い続けられないかもしれない」と弱気なことも書かれています。

実際にどのくらいの金額がやり取りされていたか、知りたいと思いました。

「作家 収入」で検索すると、「作家の収入」というサイトが最初に出ました。
(http://crekin.net/syuppan/syuppan.htm参照)

作家の収入には、印税、原稿料、著作料、インタビュー、その他がある。
平均的な作家の場合、年収291万円で、作家だけで食べていくのは苦しいということでした。


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留学生就職セミナー: 日本語流暢 リクルートスーツ 文化の通訳を期待

2010年11月05日 08時49分35秒 | 新聞
昨日の朝日新聞夕刊に、「窓 論説委員室から 留学生のシューカツ」という記事がありました。

論説委員の方が、専門の分野にまつわるエピソードを紹介されるコーナーです。

論説委員さんは、日本で行われた留学生向けの就職セミナー会場に行かれたのだそうです。

全員がリクルートスーツ姿で、意外に思われたそうです。

約200人の留学生は、大半が中国や韓国の若者です。
日本滞在4~5年で、日本語はとても上手です。

セミナーでは、講師が「どんなに実力があっても、日本企業で働きたければ、日本のビジネスマナーの理解と共感が必要です」ということを強く伝えていました。

「仕事でトラブルが起きた時は、まず『申し訳ありません』と謝って下さい。たとえ自分に責任がなくても、まずその場を収めることが必要なんです」

企業面接のアドバイスでは、「討論の相手にストレートに『反対』と言わない。『そういう意見もありますが』とまず相手の顔を立てるのが先です」

文化の違いを理解したうえでのアドバイスです。

少し態度が違うと「変わり者」としてしまう企業文化に日本人が無自覚なままでは、13万余人の留学生を失望させてしまうだろうということです。
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セミナーでのアドバイスは、実際に役に立つ効果的なものに思えます。

期待されるのは、文化の通訳のような役割なのではと感じます。

これからアジア関連のビジネスはますます増加するでしょう。

その際、日本企業のアジア担当者として、交渉をするとき、相手国の言う論理も分かるし、日本企業側へ「こういうつもりで交渉してきている」と伝え、自ら対応もできる人になってほしい。

セミナーで教えられていたような日本人の行動を理解すれば、その留学生は、ビジネス交渉でも外交でも、どうして日本人がそういう行動を取るのか理解できるようになれるでしょう。

そうすれば、自分が将来独立して自国で日本も相手にするビジネスを始めたときも、役に立つと思われます。

留学生向けの就職セミナーは、どのようなものがあるのだろうと興味を感じました。

「留学生就職セミナー」で検索すると、たくさんのサイトが出てきます。

「世界人材育成機構、鈴木主席講師による留学生就職セミナー」がありました。
(http://www.yokosojapan.net/mt/archive/000698.html参照)

留学生と日本人学生が造る新世代の国際交流新聞“グローバルコミュニティー”の多言語Webマガジンの特集です。
このWebマガジンは、日本語、英語、韓国語、中国語で読むことができます。

「国際人」のページでは、実際に日本で働いている留学生が自分の体験を伝えています。
通訳、国際結婚、中国へのオーストラリア・日本の対応など、興味深い意見が数多くありました。


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中国: 特派員さん 反日デモの朝、警察に避難するよう起こされる

2010年11月04日 08時55分55秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「特派員メモ 四川省綿陽(中国) 警官に起こされた朝」という記事がありました。

特派員の方が、担当地や出張で経験した興味深い話を紹介されるコーナーです。

中国に取材に行った特派員の方は、反日デモが起きた日、警官に朝4時に起こされ、避難させられたのだそうです。

特派員の方は、四川省綿陽のホテルに泊まって熟睡していました。

ドアをたたく音と「警察だ」の声に、一気に目が覚めたそうです。

「朝になったらデモをした連中がホテルを囲むという情報がある。すぐに町を出て成都に行ってくれ」と言われました。

警官は市内のホテルの日本人全員に声をかけていて
「あんたらが襲われたら、デモとは別の次元で問題になってしまうからな。おかげで全然寝ていない」

高いレベルの思惑は分からないが、少なくとも現場の警官たちは、誰のためかは別として、騒ぎを広げたくないと努力していたそうです。

ただ、ホテル代も、成都までのタクシー代も自分持ちだったということです。
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こういう本人が体験された実際の話を読むとドキドキします。
本当の現場は、ニュースを聞いてイメージしたことと違う場合があるのだなと思います。

最近、中国のことを聞かれた中国事情に詳しい方が、テレビで

「中国は政治のライバルや事情を知らない内陸の人たち向けには強硬な姿勢を見せなくてはならない。一方、経済では日本の存在は大きい。悩ましい状態なのです」と話していらっしゃいました。

中国内陸部の人は、インターネットなどが十分に発達していないので、実際の日本を知らず、受けた反日教育を信じている人が多い。

内陸の大学生は、沿岸部の大学生のようにもうかる企業に就職することもできず、せっかく大学を卒業しても就職口がなくて不満がたまっているということです。

反日デモが起きたとき、中国にいた経済評論家の方は、中国ではニュースであまり伝えないので、知らなかったそうです。

日本からのメールで、反日デモが起きていることを知ったと、テレビで話していらっしゃいました。

難しい局面ですが、いろいろな側面があるのだと感じました。


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商社: 好調 新興国と鉱山 利益は91~2677億円 前年比181%↑も

2010年11月04日 07時29分03秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「商社、鉱山権益で好調 大手中間決算 純利益合計9割増」という記事がありました。

商社が、新興国での販売と、鉱山の権利利益で、利益を伸ばし好調で、前年比181%増の会社もあるのだそうです。

大手総合商社が、11月2日までに、2010年9月中間連結決算を発表しました。


        連結純利益   前年同期比の増減率
  三菱商事  2677億円   +94.9%
  三井物産  1832億円   +151.6%
  住友商事  1088億円   +75.4%
  伊藤忠商事 1029億円   +86.1%
  丸紅     787億円   +36.1%
  豊田通商   271億円   +181.0%
  双日      91億円   -54.4%

各社は、鉱山を運営する会社に出資して権益を持ち、その投資収益が最大の収益源となっています。

三菱商事は、石炭の価格上昇
三井物産は、鉄鉱石の価格上昇   で利益を増やしました。

資源以外の分野では、

住友商事は、東南アジアでの二輪車や四輪車の販売と販売金融
伊藤忠商事は、食品(猛暑の影響)
丸紅は、金属事業(銅など)と紙パルプ事業 

が伸びたためということです。
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商社は、今、儲かっているのですね。

(この記事の下には、化学大手が黒字という記事もありました。三菱ケミカルホールディングス、住友化学などです)

伊藤忠商事が、猛暑の影響で食品の取扱量が増えたというのは、具体的にどういうことなのだろうと思いました。

「伊藤忠 食品 猛暑」で検索すると、日経新聞の記事(2010年9月23日)が最初に出てきました。
(http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=2692&NewsItemID=20100923NKM0041&type=2参照)

猛暑で飲料が好調だったとあります。

「醸界タイムスWeb版」では、ビールと和洋酒が増加とありました。
(http://www.jyokai.com/archives/2010/08/post_2688.html参照)

今、アフリカ各国を旅行した方の本を読んでいます。
治安が不十分で、夜の街では、追いはぎに会う危険性と隣り合わせの旅の様子が書かれています。

商社の方たちは、一般の人が行く前のこのような地域に乗り込んでいって商売の糸口を作られます。

商社のことを具体的に知らないことに気がつきました。

伊藤忠商事のホームページを見ると、「歴史、沿革」に
「1858年 (安政5年) 初代伊藤忠兵衛、大阪経由、泉州、紀州へ初めて麻布の持ち下りをする(伊藤忠商事創業)」とありました。

最初は、国内で商売をする会社として誕生し、大正、昭和にかけて国際的に取引を行うようになっていったようです。



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村上龍さん: 電子書籍会社「G2010」を設立 よしもとばななさん、瀬戸内寂聴さんも 資本1000万円

2010年11月03日 15時18分20秒 | 新聞
昨日の朝日新聞夕刊に、「村上龍さん、電子書籍会社設立へ」という記事がありました。

作家の村上龍さんが、独自の電子書籍会社を設立するのだそうです。

11月2日に発表されました。

新会社は、村上さんと、コンテンツ制作会社「グリオ」が出資する予定です。
作品の電子化にかかるコストを透明にし、売上配分もフェアにする会社をめざすそうです。

そのため、村上さんの作品を今まで紙の書籍として出版してきた出版社へ、取材協力などの共同作業や原稿のデータ化などへの費用として、一定の割合で対価を支払うということです。
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村上さん専用の電子書籍会社ということなのでしょうか。

朝日新聞のインターネット版には、もう少し詳しい記事がありました。

(「村上龍さん、電子書籍会社を設立へ 他の作家の作品も
http://www.asahi.com/culture/update/1102/TKY201011020225.html参照)

村上さんだけでなく他の作家の作品も扱い、よしもとばななさんの未発表短編なども販売するのだそうです。

新会社の名前は、「G2010」。
11月4日に、村上さんらが記者会見をする予定です。

小説・エッセーなどの場合、著作権者には原則的に売り上げの30%から50%を支払う。
「グリオ」は、電子書籍版「歌うクジラ」などを手がけた会社ということです。

ITmedia Newsにも、記事がありました。
(「ITmedia News 村上龍さん、電子書籍制作・販売会社を設立へ」http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1011/02/news081.html参照)

作家には、瀬戸内寂聴さんも含まれるそうです。
資本金は1000万円で、村上氏と「グリオ」が折半出資する。

『歌うクジラ』については、朝日新聞の11月2日版文化面に記事がありました。
(「現代の矛盾映す100年後 村上龍さん「歌うクジラ」」参照)

村上さんの最新作は、講談社から出版される『歌うクジラ』です。
100年後の日本は、不老不死が可能になり、誰を生かし、誰を殺すか選ばなくてはならない時代という設定だそうです。

題の「歌うクジラ」は、不老不死の遺伝子が、1400歳以上のクジラの研究から見つかったためです。
このクジラは、グレゴリオ聖歌のある旋律を繰り返し歌うと書かれています。

村上さんは、言葉の問題、経済、教育などの現実の社会問題に向き合い、発言を続けていて、今回も、紙の書籍の前に電子書籍で発売し、注目された  ということです。

なぜ作家の方が、電子書籍会社を設立されるのだろうと思いました。

「歌うクジラ」の記事の最後に、電子書籍版での出版について、
「坂本龍一さんの音楽などを付け加えリッチコンテンツ化しています。電子書籍で利益を出すのは大変だが、このメディアで何ができるのかを示したい」と話されていました。

自ら出資し、会社を作ることで、電子書籍というものの可能性を自分で試してみたいと考えていらっしゃるようです。


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手嶋龍一さん: ジャーナリスト+作家+大学教授 ハイソで私生活は謎

2010年11月02日 09時48分01秒 | 新聞
昨日の朝日新聞夕刊に、「仕事中おじゃまします 外交ジャーナリスト 手嶋龍一さん」という記事がありました。

各界の方の仕事場におじゃまし、仕事への姿勢や考えを伺うコーナーです。

元NHK支局長の手嶋龍一さんは、外交の経験を生かし、現在はジャーナリスト、作家、大学教授を兼任し、競馬の予想も得意なのだそうです。

手嶋さんは、NHK特派員として、ボンやワシントンで外交の最前線を取材してきました。

1949年、北海道生まれ。
1974年にNHKに入社、2005年に退職しています。

現在は、ジャーナリストとしての活動の他に、作家として最新作の『スギハラ・ダラー』を出版しました。
英国の秘密情報部員のスティーブン・ブラッドレーが主人公の小説です。

慶応大学大学院では、教授としてインテリジェンスを学生に教えています。

「インテリジェンス」は、一定の知識と経験を持った人が、有益な情報を選び出し、並び変えたりして、何らかの意味を持つように見えてくることなのだそうです。

競馬も、膨大な記録を洗い直して予想するという点で、「インテリジェンス」感覚を磨くのにぴったりと話されます。

予想も悪くないのですが、勝っているうちにやめる自制心が難しいということです。
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元NHKでジャーナリストということで、手嶋さんは池上彰さんと共通点があります。

池上さんは、普通の人の目線で分かりやすい解説が特徴です。
手嶋さんは、外交という世界の、ちょっとハイソっぽい雰囲気があります。

先日は、4チャンネルのニュース解説番組で、さんまさんとかけあいをしていらっしゃいました。

「手嶋龍一」さんで検索すると、ご自身のホームページが最初に出てきました。
(「外交ジャーナリスト・作家 手嶋龍一オフィシャルサイト」http://www.ryuichiteshima.com/参照)

本は何冊も書かれているようです。

ウィキペディアもありました。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%8B%E5%B6%8B%E9%BE%8D%E4%B8%80参照)

慶応大学法学部卒、最初は三井物産に就職されたようです。
NHKでは、政治部記者となり、外務省、総理官邸、自由民主党などを担当し、外交・安全保障が専門でした。

NHKを辞められたのは定年ではなく、アメリカにあまり長く赴任しているので帰国するようにとの辞令をきっかけにということです。

私生活を想像するのが難しい方です。
ホームページの「プロフィール」にも、私的なことはあまり書かれていませんでした。


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羽田空港: 「一番機」競争 JALが勝利 実は定刻は同じ午前0時5分だった

2010年11月02日 08時47分15秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「「一番機を」仁義なき戦い JALに軍配 時間前に離陸、定刻繰り上げのANA破る」という記事がありました。

羽田の国際定期便1番機として、JALが大きく報道されましたが、本当の定刻はANAとJALは同じ0時5分だったのだそうです。

10月31日の羽田空港は、32年ぶりの国際定期便の「第1便」が飛ぶ歴史的な日でした。

定刻は、ANA、JALともに午前0時5分とされていました。

10月26日に、ANAが定刻を5分繰り上げると、乗客に連絡をし始めました。

JALは、これを知り、どう対応するか社内で対策会議を開き、逆転の秘策を練ったのだそうです。
乗客には、青い紐がついたカードケースを配り、首から下げるように頼みました。

10月30日、午後11時20分から、
「出発時間前ですが、おそろい次第出発します」と10人以上のJAL職員で乗客に声をかけ始めました。

「あと4人」「あと2人」

免税店まで見に行き、乗客を探しました。
最後のお客が乗りこんだのは午後11時35分。

JALが、10月31日0時4分に、拍手に包まれて離陸しました。

「歴史に残る一番機がANAかJALかが大事なんです」とある社員が語ったということです。
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ここまでやるのか、という印象です。

テレビのニュースで「JALが一番機」を見たときには、JALはどういう交渉をして、一番機の権利を手に入れたのだろうと思いました。

あらかじめ、トップの交渉で一番機が決められていたのだと考えていました。
本当は、定刻は両社、同じ時刻に設定されていたのですね。

考えてみると、企業はライバルとの競争の毎日だと感じます。

食品メーカー、家電メーカー、デパート、スーパーなど、シェア、新商品、売上高などをライバルと競争しています。
しかし、このおかげで、お客さんの目を意識した商品作りや対応にもなっているんでしょう。

政党も、1党がゆらぐことなく支配しているときと、ライバルがあって切磋琢磨するときとでは、対応が違います。


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西原理恵子さん: 漫画家 「19歳のときに30万円稼げるようになりたいと目標を立てた」

2010年11月01日 09時29分15秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「仕事力 西原理恵子が語る仕事 2 プライドは邪魔ですね」という記事がありました。

各界の方に、仕事をどう考えるかを語ってもらうコーナーです。

漫画家の西原理恵子さんにとって、「才能がある」というのは、「それでお金が稼げる」とイコールなのだそうです。

映画「パーマネント野ばら」の原作や、『毎日かあさん』等の著作がある方です。

高校を3年で中退していたので、美術学校へ進学するには、予備校へ行き、大検も受けました。
しかし、予備校では、最下位の評価を受けてしまいます。

そこで、
「トップに向けて努力するなんて絶対に間に合わない。それならハリウッド女優になるんじゃなくて、地方の小劇団の意地悪なおばさん役なら負けないというような、自分の居場所探しをしよう」

と切り替えをして考えたそうです。

家からの仕送りは期待できなかったので、とにかく自分で稼がなくてはなりません。

予備校時代に、自分のイラストを持って、50社以上の出版社に売り込みに行きました。

「ダメならダメで次の手を考えなきゃならない」

少しずつカットの仕事をもらえるようになり、美大に合格してからも、もらえる仕事は全部やりました。

19歳のときに、月収30万円を稼げるようになりたいと目標を立てました。
現実には、5万円がやっとです。

他の人と同じことをやっていたのでは、目標が実現できないと分かり、あらゆる工夫をしたそうです。

小話に小さなカットを描く依頼が来たら、文章をよく読み、ツッコミを山ほど入れ、絵がおまけ程度になるほど書いてみました。
ライターさんにしかられると思ったら、「面白かったよ!」と喜んでもらえ、仕事が仕事を呼びました。

「どんなときにも足を止めないこと。そうやって少しずつ進んでいくうちに、自分のやりたいことがはっきり見えてくるんですね」ということです。
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10代の頃から現実を把握し、それにどう対応するかを考えていらっしゃることに、すごいと感じました。

トップでない場所ででも、自分の居場所を見つける
ダメならダメで、次の手を考えなきゃいけないから、今できることをやってみて結果をみる

18、19歳でここまで考えて行動されていたのですね。

西原さんのマンガは、絵は乱暴に描かれたように見えますが、不思議と最初の1ページを開くと最後まで読んでしまいます。

インドや東南アジアへ行って、日本ではないような庶民の生活を経験したり、有名な漫画家に挑戦すると見せかけ実は上手な立ち位置で楽しい作品になっている本など、多方面で描かれています。

ネットで検索すると、ウィキペディアが最初にヒットしました。
旦那さんは、カメラマンの鴨志田穣(故人)さんだったのだそうです。

最近、作品の映画化が数多くされている西原さん、注目の漫画家さんだと感じました。


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スワループさん: 駐日インド総領事 書いた小説『6人の容疑者』 インドを知る教材 アカデミー映画原作

2010年11月01日 08時52分26秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「読書 6人の容疑者(上・下) ヴィカース・スワループ著 人生の変転に驚き インドを知る教材」という記事がありました。

書評欄で、作家の江上剛さんが『6人の容疑者』を紹介され、作者は現職の駐日インド総領事で、この本はインドを知るのに適した教材でもあるのだそうです。

ヴィカース・スワループさんは、アカデミー賞映画「スラムドッグ$ミリオネア」の原作『ぼくと1ルピーの神様』を書かれた方です。
このデビュー作は40カ国語に翻訳されました。

同時に、インド総領事として、現在、大阪に赴任中でもあります。

インドの内部事情をここまで書いてええんかい?と心配になるほど、詳しく書かれているのだそうです。

インドが抱える問題、カースト制度、名誉殺人(カーストが違う男女の結婚で花嫁が身内に殺される)、政治腐敗、若者の失業、少数民族への差別、テロなどが、小説を読むうちに理解できるようになっています。

普段、ミステリーを読まない人にとっても、楽しみつつインドを知る格好の教材になっているということです。
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インド文化というと、映画くらいしか知りませんでした。

外交官にして、小説も書き、それがアカデミー賞映画化されるような才能に恵まれた方がいらっしゃるんですね。

どんな方なのだろうと見てみました。

7月に行われた講演会のサイトが、最初に出てきました。
(「Refsign Magazine」http://blog.refsign.net/event/1926.html参照)

1961年インド生まれ。
弁護士の家庭に育ち、大学卒業後、外交官になられました。

日本には、2009年からの赴任で、それまでにトルコ、アメリカ、エチ オピア、イギリス、南アフリカを経験していらっしゃいます。

小説は、イギリス時代に書き始め、『ぼくと1ルピーの神様』の原題は『Q & A』。
アーティストの妻と2人の息子さんがいらっしゃるということです。

映画の原作者としてのインタビューを基に書かれたブログもありました。

(「『スラムドッグ$ミリオネア』著者が語るエピソード」
http://blog.goo.ne.jp/blue_city/e/81e0232046ba07692cac87e962e25cfb/?img=9e5c98b1ec65e8ff6ba5c0b98b694a6d参照)

昼は外交官、夜は小説家。
どちらも国を伝える仕事なので、矛盾は感じていらっしゃらないそうです。

映画を見て、原作を判断してはいけない、原作は骨組みを提供するものだから。
今回の『6人の容疑者』も映画化が決まっているということです。

スワループさんの写真もありました。
がっしりとした体つきで、知的な方であることが伝わってきます。

インドを知るため、読んでみたい、映画「スラムドッグ$ミリオネア」もDVDで見てみようと思いました。


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カラマンシー: フィリピンの食材 スダチのよう 1キロ61円 ビタミン豊富

2010年10月31日 10時56分07秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「食材 カラマンシー マニラ 和食にもぴったり」という記事がありました。

アジアのユニークな食材を紹介するコーナーです。

フィリピンには、「カラマンシー」という柑橘類が人気で、値段も手ごろ、食事やお酒によく使われるのだそうです。

緑色の果物で、スダチのような見かけで、香りはさほどなく、レモンに比べて酸味が柔らかいのが特徴です。
ミンドロ島などの、フィリピン中部、西部が産地です。

食堂でどんな料理を注文しても、小皿に乗ってついてくるそうです。
ビタミンが豊富で、料理に絞りかけて食べます。

ケソン市の市場で、1キロ32ペソ(約61円)で売られています。

シャンプー代わりにも使えるし、浴槽に入れることもあるそうです。

日本食にもぴったりなので、記者の方は、フィリピン赴任以来、自宅の食卓で欠かせないものになったそうです。

和風居酒屋では、焼酎に絞り込んだ「カラマンシーハイ」が定番ということです。
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「カラマンシー」は使ったことがないので、どんな果物だろうと見てみました。

画像が、爽やか系で、デザインとしても使えそうです。
(Google「カラマンシー の画像検索結果」参照)

個人でフィリピンの果物を紹介されているサイトでは、マンゴーと並んでカラマンシーがあります。
沖縄のシークワーサーに似ていて、ビン入りの濃いジュースはおみやげにもいいとありました。

(トロピカルフルーツ」http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/9584/fruit.html参照)

「カラマンシー」には、脂肪を燃焼させるシネフリンが含まれていると、カラマンシーの実をピューレにしたものも出てきました。

(「楽天 カラマンシー」http://plaza.rakuten.co.jp/kannsaibayfan/diary/200707190009/参照)


森嶋通夫さん: 経済学者 文化勲章の年金→若手学者の奨学金に

2010年10月31日 09時56分00秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「窓 論説委員室から 勲章の生かし方」という記事がありました。

論説委員の方が、交代で、専門分野で知った興味深い話を紹介されるコーナーです。

11月3日は文化勲章の授与式ですが、過去の受賞者では、森嶋通夫さんが年金を若手学者の奨学金などに使われたのが印象強かったのだそうです。

森嶋道夫さんは、経済学者で、1976年に文化勲章を受章しました。

部の上司が、「もともと勲章は軍人の武功に対するものだった。今の時代にもらっても、利用や保管の仕方に困るだろう。そんなことを、過去の文化勲章受章者から取材しろ」と、若かった論説委員さんに指示しました。

誰に取材しようと考えたときに、森嶋通夫さんを思いついたそうです。

日本の学界は、理よりも情実がものをいうと、英国に渡り、日本社会批判もされていたので、面白い談話が聞けるかもしれない。

ちょうど一時帰国していらっしゃると知って電話をすると、森嶋さんは「まあ、遠慮しときますわ」と答えられました。

その理由を、亡くなる3年前の2001年前に出版された自伝で、分かったのだそうです。

最初は、「名誉はできるだけ受けるべきでない」と辞退を考えられたのですが、年金がつくと知って受けることにされました。

年金を、日本-英国の学術交流に使い、若手社会学者への奨学金にもされました。

それを語るのを照れくさく感じられたのかもしれない。

「17年前は書けなかったが、また忘れる前に字にしておく」ということです。
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年金をそのように使うという方法もあるのですね。

森嶋通夫さんはどういう方か、知らなかったので、検索してみました。

大阪生まれ、京都大学経済学部の卒業。
2004年に亡くなっています。

(ウィキペディア「森嶋通夫」参照)

ノーベル経済学賞の候補者にもなられたことがあるそうです。
亡くなったのは、80歳のときで老衰とのこと。

(「懐疑派ブログ」http://blog.blogtribe.org/entry-f8b71c145a7c19c90a43c3a7534d1b23.html参照)

日本と英国に関する本も多く書かれていて、書評に関連して森嶋さんを書かれたサイトも多くヒットしました。

日本のあり方、教育について考えを述べられたようです。
日本の学生は自分の頭で分析し、問題提起し、考察していくという基本的な訓練がされていないと指摘されている。

これは、ブログを書かれた方も、似た体験をし、質問してきたのは中国からの社員だけだったと書かれています。
(「Chattering Class Diaries」http://mumbaikar.asablo.jp/blog/2010/02/12/4876670参照)

経済学者として活躍されつつ、日本や日本の教育について心配し、著書を数多く残された方のようです。


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ソフィア・ローレンさん: 「高松宮殿下記念世界文化賞」受賞で来日 フジグループの協会と報道

2010年10月30日 10時09分02秒 | 新聞
昨日の朝日新聞夕刊に、「女優ソフィア・ローレン来日 私からわき出す泉は庶民的なもの」という記事がありました。

イタリアの女優ソフィア・ローレンさんが、高松宮殿下記念世界文化賞を受賞され、来日し、自分は庶民的な女優だと話されたのだそうです。

ソフィア・ローレンさんは、記者会見で質問に答えられました。

1934年生まれ、ナポリ近郊で母親に育てられました。
「貧しい家に育ち、戦争中は苦労しました」

10代でローマに行き、映画に出演するようになります。
「最初は端役でした。『こんにちは』しかセリフがなかったのが『こんにちは、いかがですか』と少しずつ増えていきました」

「私は淑女の生まれ育ちではありません。私から泉のようにわき出すのは庶民的なもの。それを押し出すことで観客の共感を得てきました」

自分で最も気に入っている出演作は、「ふたりの女」「特別な一日」「あゝ結婚」だそうです。
理由は、「私から何かを引き出してくれた作品」だから。

今後について聞かれ、「大人になったら何になろうかと思っているの」と答え、

「私にとって映画が人生のすべてではありません。孫の相手もしたいしね。
ややもすると忘れがちですが、人生には美しいものがたくさんあるのです」  ということです。
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「高松宮殿下記念世界文化賞」というのは、知らなかったので検索してみました。

「高松宮殿下記念世界文化賞」ホームページが最初に出てきました。
(http://www.praemiumimperiale.org/jp/jaahome/home.html参照)

1988年に、財団法人美術協会によって創設されたそうです。
今年は第22回になります。

絵画、彫刻、建築、音楽、演劇、映像の分野から、毎年1人ずつ選んで賞が贈られます。

賞は、メダル、賞状、賞金(金額は不明)で、毎年10月に明治記念館で授賞式典があります。

資金はどこからと「協力社」をクリックすると、そうそうたる有名企業がリストになっていました。

フジサンケイグループ
鹿島建設株式会社
フィリップ モリス ジャパン株式会社
株式会社竹中工務店
ソニー株式会社
久光製薬株式会社
株式会社日本ネットワークサービス
日本通運株式会社
パナソニック株式会社
高砂熱学工業株式会社
株式会社鴻池組
東光電氣工事株式会社
伊藤忠商事株式会社

メダルはエルメス社の特製、海外から招く際はJALがお世話しているともありました。

賞のことはあまり報道されないように感じました。
ウィキペディアに、

「日本美術協会がフジサンケイグループに属している関係で産経新聞では1面で大きく掲載し、フジテレビジョンでは授賞式の特別番組を放送しているが、他のメディアではほとんど扱われない」とありました。

なるほど、報道の世界も系列があり、その関係なのですね。


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ダニエル・カーネルマンさん: 年収↑で「満足」↑ 「幸せ」は、年収610万円が曲がり角

2010年10月30日 08時22分19秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「幸福感 年収610万円で頭打ち 米調査「満足変えても幸せ買えぬ」」という記事がありました。

「行動経済学」の学者が、年収と幸せの関係を調べたところ、年収が上がるほど「満足」は増えるものの、日々の「幸せ」は610万円で頭打ちになることが分かったのだそうです。

ダニエル・カーネルマン・プリンストン大学名誉教授らが、アメリカの約45万人を対象に電話調査した結果です。

アメリカのギャラップ社が、2008~2009年に、毎日1千人に電話しました。

「考え得る最良の人生と、最悪の人生があるとして、あなたの人生はどの位置か」と11段階で評価してもらいました。
その結果、年収が高いほど、自己評価が高い傾向がありました。

電話の前日に、良い感情(「楽しい気分」「幸福感」)と悪い感情(「悲しみ」「ストレス」)を体験したかを尋ねました。

この質問では、世帯年収が高いほど、良い感情を感じた人が多い傾向はあったのですが、年収7万5千ドル(610万円)を超えるとほぼ頭打ちになりました。

年収以外の要素では、「不健康」「頭痛持ち」「孤独」「喫煙者」に該当する人は、「自己評価」も「幸福度」も低い傾向がありました。

大学卒の人は、「自己評価」は高いものの、「幸福度」は関連が見られませんでした。
高齢者は、ストレスが少なく、信仰心のあつい人は「幸福」でした。

カーネルマンさんは、2002年に「行動経済学」(人間の非合理的で感情的な振る舞いを分析する)を確立したことでノーベル経済学賞を受賞した方です。

この結果は、アメリカ科学アカデミー紀要に発表されたということです。
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面白い調査だと思いました。

年収は、特にアメリカはいくら稼いだかがその人の成功度を測る社会ですから、高ければ高いほど、「自分もここまでやった」と満足するでしょう。

(アメリカ社会は、様々な文化や価値観を持った人が集まるので、基準となる価値観が打ちたてにくく、稼いだお金が成功したかどうかの基準になっているようです)

幸福が610万円で曲がり角にくるというのは、どうしてなのだろうと思います。

管理職など、責任のある立場になって、ストレスが増すのでしょうか。
アメリカ人にとって、年収7万5千ドルというのは、どのくらいの感覚で、どういう暮らしになるのか興味があります。

記事に、筒井義郎・大阪大大学院教授のコメントがあり、「感情でとらえる「幸せ」を調べ、理性的な自己評価と比較したとことがおもしろい」とあり、なるほどと思いました。

「幸せ」を測る方法として、電話がかかった前日に良い感情を持ったかで調べるというのもユニークです。

ダニエル・カーネルマンという人がどういう人か、検索してみました。

マーケティング研究者の方が、カーネルマンさんの講演を紹介されていました。

(「あるマーケティング研究者の思考と行動」http://blog.goo.ne.jp/r_in_mktg/e/a98be76f35c22f9db14becc43c01ecf1参照)

幸福を計測する上で、「経験する自己」(experiencing self)と「思い出す自己」(remembering self)の区別が重要なのだそうです。

例えば内視鏡検査を受けたときも、実際に検査を受けながら感じたことと、記憶として残るものは別物である。
人が、その内視鏡検査を評価する場合、記憶したもので評価するという内容でした。

幸せとか感情とかのあいまいなものを研究対象にして論じるのは新鮮で、興味を感じます。


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田中優子さん: 江戸時代 結果を出せば、仕事中も遊べる 休日・昼休みは西洋から

2010年10月29日 09時27分04秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「リレーオピニオン 休みは気から 7 田中優子さん 江戸も休み休み働く」という記事がありました。

休むことについて、各界の方に考えを述べてもらうシリーズの7回目です。

江戸文化の田中優子・法政大学教授は、江戸時代の人は、日曜日こそありませんでしたが、仕事の途中で上手に休んだり遊んだりして、結果さえ出せばOKという文化だったのだそうです。

土日の休み、昼休みという概念は、西洋から明治時代に入ってきたものです。

江戸時代は、「働く」と「休む」の区別があいまいでした。

農家は、田植えや稲刈りを除くと、作業は作物の成長に合わせて行います。

武士は、登城日(お城へ行く日)以外は、他藩の武士と交流したり、内職したりしていました。

職人は、全員フリーのようなもので、頑張るかだらだら過ごすかは自分次第だったそうです。

商人は、売掛金を取りに行くなど外出も多く、途中でけんかや相撲を見物したりしていて、主人や番頭も結果さえ出せば黙認していました。

一番の出世コースは、「成功した家の婿養子に入ること」だったそうです。
特に商家は、店の存続を考え、有能な使用人をよく養子に迎えていました。

仕事中に適当に遊ぶことが認められたいたのは、江戸時代の人が商売は専門知識だけでなく、同業者と酒を飲んだり芝居を見ることでコミュニケーションを取るという能力が有用であることを知っていたからということです。
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興味深い記事です。

最後のコミュニケーションの話は、営業をしているのですね。

フランクリンの時代のアメリカでは、いかに効率的に行動するかが推奨されていたのと比較すると、違いが面白いと感じました。
(洋服のボタンは、上から閉めたほうがいいのか、下からとめたほうがいいのかとか、あります)

婿養子は、日本の100年以上続いている企業が、たまたま続けて娘ばかりが生まれたので、使用人の中から婿養子を取ってきた結果、会社自体がよい経営に恵まれ、続いてきたと紹介されていたのを思い出しました。

権力争いをすることなく、優秀な経営ができる人材をトップにつけることができたからだそうです。

江戸時代の人たちの日常生活を、具体的に知ってみたいと感じました。


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「TPP」って何?: 太平洋の周辺国で、関税0に 日本は輸出(車、テレビ)↑、輸入(米)↓

2010年10月29日 08時59分23秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「ニュースがわからん! 最近よく見るTPPって何じゃ」という記事がありました。

ニュースの背景を分かりやすく解説してくれるコーナーです。

日本が参加するか注目されている「TPP」は、太平洋を囲む国々が関税をなくして人やモノの移動を自由にしようという協定で、日本は参加すると輸出は助かるものの、輸入で困りそうなのだそうです。

「TPP」は、環太平洋パートナーシップ(Trans-Pacific Partnership)の略称です。

2006年に、シンガポールなど4カ国でスタートしました。

太平洋を囲む国々で、関税をなくすことで、人やモノの移動を自由にすることが目的です。

現在は、アメリカやオーストラリアも参加の交渉に入っていて、2011年には9カ国になる予定です。

日本がこれに参加すると、輸出はいい効果がありそうです。

アメリカ向けの輸出には、乗用車2・5%、トラック25%、液晶画面5%の関税がかかっていて、これが0%になります。

輸入は、苦しい面も出てきそうです。

日本は輸入米778%、牛肉38.5%の関税をかけて保護しています。

参加するかは、来年11月に9カ国の統一ルールができる前に決める必要があるということです。
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テレビでも、この話題を伝えていました。

日本の農家の方は、反対している方が多いそうです。

スタジオにいた経済評論家の方は、日本の米は、外国の富裕層が食べるので、輸出することを考えたほうがいいのではと提案なさっていました。

日本の産物は、有力な政治家が、自分の選挙区の産物の関税を高くすることで、地元の自分への支持を保ってきたといういきさつもあるという話もありました。

この「TPP」には、中国も関心を持っている様子で、すぐの参加は現状から考えて無理と思われるが、偵察として説明の席にはつくらしいと隣の記事「TPP 始まりは前政権 「偵察か」中国の動き警戒」に書かれていました。


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