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酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

小豆島「海音真理」一泊旅行①〔小豆島(主に小豆島町)観光編〕

2023年03月21日 | 旅行記

人生初の小豆島に行って来ました。これまで「行ってみたいなぁ。」と思いつつも、船でのアクセスのハードル感と、泊まってみたい宿「海音真理」の超予約困難さから、プランニングにまで至っていませんでしたが、ダメもとでキャンセル待ちしていた「海音真理」を予約することができ、ついに小豆島への旅が実現しました。

今回の旅の計画を地図にするとこんな感じです。

(「地球の歩き方」の「島旅」シリーズの「小豆島」を読み込んで計画。小豆島出身の職場の同僚からの情報もありがたかったです。)

小豆島は、島を図形に見立てると、右上から左下に❝対角線❞を引いて、右下半分が小豆島町、左上半分が土庄町(とのしょう)。観光プランは、ざっくり、一日目は主に小豆島町、二日目は土庄町という感じです。

ということで、今回の旅行記は3部構成で書こうかと思います。

 小豆島「海音真理」一泊旅行①〔小豆島(主に小豆島町)観光編〕
 小豆島「海音真理」一泊旅行②〔「海音真理」編〕
 小豆島「海音真理」一泊旅行③[完]〔小豆島(主に土庄町)観光編〕

では出発です。(小豆島出身の同僚に相談した結果、島へは姫路港から渡ることにしました。)

大阪に前入りしていた妻と、朝7時台のこだまで姫路駅に到着。まずは姫路城を遠望。

(雨は上がりましたが曇天。雨にしっとり濡れて❝落ち着いた白❞の姫路城がいいですね。)

姫路港までは路線バスで約20分。

(94系統、8:40発。)

姫路港の「姫路港ポートセンタービル」に着く頃には晴れ間も出てきました。

小豆島行きのフェリーは9:45発(11:25着)。

姫路港-福田港の船賃は片道1710円/人。

(何やら大きなシールをもらいました。ポケモンのキャラっぽいけど、、、。)

初めての小豆島行きということで、早め早めの行動だったため少々待ち時間がありましたが、乗船する船が着岸。

(「第三おりいぶ丸」。んっ、さっきのシールのキャラが船にも。)

船内は広々としています。そして、このキャラはポケモンで、小豆島フェリーの姫路港-福田港の航路限定のコラボ企画のようです。

(写メには写っていませんが、テーブルにはモンスターボールもラッピングされています。)

このポケモンキャラ、「ヤドン」って言うのですね。

(「うどん県PR団」のヤドン。「うどん」と「ヤドン」をかけているのか。ちなみに、ヤドン、分類は「まぬけポケモン」、特性は「どんかん/マイペース」だそうです。(笑))

子どもたちに大人気のようで、記念撮影しまくられていました。「ヤドンパラダイス」とは何か分かりませんが、小豆島にはヤドンがデザインされたポケモンマンホールがあるそうで、ちょっとした観光地になっているとか。

そして小豆島を舞台にしたアニメと言えば、こちら「からかい上手の高木さん」を忘れてはいけません。「高木さん」の❝聖地❞が島内各所にあります。

(ご存知でしょうか? 妻には言っていませんが、観光地も聖地になっていますので、今回の旅では何ヶ所か訪ねます。(笑))

100分の乗船時間でしたが、時間を持て余すこともなく到着。

(福田港が見えてきました。)

島内観光のためにレンタカーを予約しておきました。福田港に唯一ある「マリンレンタカー」ですが、小豆島フェリーが運営しているようで、予約の時に「フェリー業務と兼任でやっているので、船が出航するまで少々お待ちいただきます。」とのこと。受付はフェリーの切符売り場。

(姫路港よりもしゃれた感じです。(笑))

待っている間に展示物を見ていると、原本でしょうか、「二十四の瞳」の壺井栄さんの原稿がありました。

(こりゃすごい。)

その横には、、、「高木さん」。

(今や「二十四の瞳」と並んでいます。(笑))

10分も待たないうちにフェリーの出航作業を終えた係員の方が戻って来て、レンタカーの受付も無事完了。迅速丁寧な受付、ありがとうございました。それでは一日目の観光へ出発です。

港から数分の景勝地「福田海岸」。「さぬき百景」のひとつです。

(島に連なる、この3つの❝小島❞の景色が見所です。青空だったら映えるでしょうね。)

続いては、小豆島と言えば大坂城の石垣の石材の採取地ということで、国指定史跡「大坂城石垣石切丁場跡 天狗岩丁場」。

(一周30分程の散策路が整備されています。)

パンフレットがありましたのでいただきました。急な階段が続くようなので散策は回避しようかと思っていたら、妻がどんどん登って行きました。(笑)

(昨晩から今朝にかけての雨で足元が悪いかと思いましたが、結果的には大丈夫でした。)

せっかくなので、最大の見所「大天狗岩」は見ておこうと思い登って行くと、結構すぐに到着。これが「大天狗岩」。

(ここからだとその巨大さが分かりづらいですね。)

思ったよりも散策路が荒れていませんでしたので一周回ってみることに。大天狗岩の横にある「そげ石」。

(これ、人の大きさ程もある石ですが、必要な石材を採った後の残石だそうです。)

「そげ石」の穴(矢穴)からも何となく石材の採り方が想像できますが、「矢穴技法」という写真のようなやり方で石を割って採っていたようです。

(技法があったとはいえ、途方もない作業です。)

周回路を進みます。

(あのあたりが一番高い所か。ちょっと脚にきています。(笑))

登り切ると、「小天狗岩」という見所に出るのですが、まずはその横の巨石が積み重なっている様子に驚きます。

(ここにも矢穴が刻まれた石が。)

「小天狗岩」には石のトンネルがあります。

(これも結構な巨石ですが、人の力でどうにかしていたのでしょうか。想像もつきません。)

脚にきていますが、中腰になって石のトンネルをくぐります。

(モザイクかけていますが、私です。妻撮影。太ももがきつい、、、。)

石のトンネルをくぐって少し進むと、刻印がしるされた残石がたくさんあります。

(はっきりと刻印が見て取れます。「〇に▢」は黒田家の刻印だそうです。)

これで一周したことになり、最後に「大天狗岩」の別角度の地点に戻って来ます。ここから見る「大天狗岩」の迫力がすごい!

(大天狗岩の左下に小さくモザイクがかかっているのが妻です。大天狗岩がとんでもない大きさということが分かります。)

「天狗岩丁場」、訪れる人もほとんどいない東海岸の穴場です。なかなか見応えがありますので、おススメだと思います。

次は、車で数分走って、これまたほとんど観光客が来ない「希望の道」という景色を見ることができるスポット。

(ここからでは何も見えません。)

全国各地にもある、干潮になると砂州が現れて歩いて島へ渡ることのできる「トンボロ現象」を見ることができます。小豆島のトンボロ現象と言えば、土庄町のこちら「エンジェルロード」が有名です。

(観光パンフの表紙。「エンジェルロード」は二日目に訪れますが、観光客だらけでした。)

東海岸の「希望の道」は誰もいません。(笑) 「南風台」という景勝地から数分歩き下って行きます。

(青空なら、ここに座ってセルフタイマーで記念写真を撮るとかなり良さそうないい景色です。)

5分くらいのようですので行ってみます。南風台から少し下ると、こんな素晴らしい景色が。

(ミモザとソテツ。)

ツバキも咲き散っている道を進みます。

(ほんと誰もいません。)

最後はちょっと細い悪路ですが、手すりもありますので安全に下りることができます。その先にはこの景色。

(実はまだ干潮ではないのですが、出発地点の案内板(潮見表)に「満潮で❝道❞が露出していなくても、海面下に❝道❞が見えます。」と書かれていました。その通り、いい感じで見えますね。)

ギリギリまで下りてみると、こんな感じでなかなかの景色です。

(これが「希望の道」。「エンジェルロード」よりは小規模ですが、誰もいませんのでおススメかも。)

さて、12時を回っていますので、そろそろ昼食を。事前リサーチしておいた、「希望の道」にほど近い「食事処うめもと」へ。

(店構えにちょっとたじろぎます。(笑))

入口ののぼり、「大えび天丼」、「あなご天丼」、「あなご丼」が推しか。

(出川哲朗さんの「充電させもらえませんか」の旅でも紹介された店なので混んでいるかと思ったら、先客は一組だけ。)

「小豆島 島鱧」も気になりますが、ここは大海老と穴子で。

(天丼かぶりしないように、「大海老天丼」と「穴子丼」にしました。)

店内に発見したディスプレイ。

(「第45回 壺井栄賞 優秀賞 日本一のあなごべんとう」。手書きというのがかなり気になりますが(笑)、穴子丼が名物か。)

来ました「穴子丼」。

(嬉しいことに、汁物は素麺入り、漬物の横には海苔の佃煮。この一盆に小豆島の名産が集結。)

「大海老天丼」も登場。

(ちょっと天ぷらが重なって見づらいですが、ボリューム満点。これはお得です。)

妻とシェアしましたが、両方とも美味しかった~。「食事処うめもと」、地元に愛される食堂。おススメです。

次は、これも小豆島の名産、醤油の醤油蔵の見学へ。「醤の郷」(ひしおのさと)という醤油蔵が集中しているエリアがありますが、そこからは少しだけ離れているけど、貴重な木桶仕込みの様子を見学させていただけるという「ヤマロク醤油」へ。

(細い道を入って行くと駐車場があります。作り立て?の木桶が置かれていたこととその大きさにびっくり。(笑))

反対側を振り返ると「寒霞渓」でしょうか、山が連なっています。

(写っている車は今回のレンタカー(軽)。)

先日観た「遠くへ行きたい」で土井善晴さんがこの醤油蔵を訪ねていましたが、その時に「寒霞渓から吹き下ろす冷たい風が醤油づくりにいい。」と言っていました。ここ「ヤマロク醤油」も「醤の郷」の醤油蔵群も寒霞渓から南方面に広がっているのはその立地に意味があるのでしょうね。では、見学のため❝正面玄関❞へ。

(「遠くへ行きたい」で土井善晴さんが木桶を締める箍(たが)(竹の輪っか)でフラフープをやっていましたが、その場所がここですね。)

「ヤマロク醤油」のシンボル、記念撮影用木桶。

(人が中で立てるくらいの大きさ。)

ここが醤油蔵の入口ですが、「やまろく茶屋」という看板が出ていました。

(ちょっと小さいですが、入口左側に「やまろく茶屋」の看板が。)

予約なしでも気軽に見学させていただけます。さっそく蔵の中へ。

(醤油の濃い匂いと年季の入った木桶に圧倒されます。)

木桶仕込み醤油は全生産量の1%(99%がタンク(金属)で大量生産されている)。その(木桶の)1/3が小豆島に集まっているとのことです。この蔵で一番古いのは手前の木桶で、明治時代のもので百年以上は経っているそうです。木桶にびっしりと菌が付着しています。

(白っぽかったり黒っぽかったり、粉のようなものも全て菌だそうです。)

階段上にも上がらせていただけます。

(日本酒の酒蔵と構造は同じように思いますが、景色が全然違います。すごい迫力です。)

妻が「作業中に木桶に落ちると危ないですね。」と訊くと、係の方曰く、「人が桶に落ちると死亡のおそれがあります。深さが2m超ということもありますが、醤油原液の高濃度塩分もリスク。ヤマロクでは特にルールはありませんが、醤油蔵によっては『蔵での作業は必ず2名で』をルール化している蔵もあります。」とのこと。

(柱、壁、パイプ、色付いているのは全て菌。)

この他にもいろいろと醤油づくりのことを教えてもらいました。

・木桶仕込みは木桶に付着してる菌の種類や数によって同じ仕込みをしても味が変わる。また、作り手の人間性でも味に変化が出る。優しい人が作るとマイルドな味になり、クセのある人が作るとクセのある醤油ができる。(笑)
・醤油蔵・酒蔵などでは従業員は納豆を食べることは厳禁となっている。納豆菌は最強の菌で、他の菌を駆逐してしまうから。お客さんの見学でも、納豆を食べた人は醤油蔵への立ち入りはお断りしている。

そんな貴重な木桶仕込みの蔵を見学させていただけるのは、このパネルの取り組みが背景にあるのかもしれません。

(木桶仕込みの醤油づくりが生産量の1%まで減少したことで、木桶を作る職人さんも激減、その技が途絶えてしまう前に、醤油の作り手自らが木桶を作る技術を共有していこうという取り組み。)

その取り組みで作られ、一番最近仕込みに使われ始めた木桶(中央)。

(菌による桶の風格が出始めています。)

ちなみに、新しく作った木桶で初めてできた醤油を「新桶初搾り」と言うそうで、木桶は百年もつと言われていることから、百年で一回しか搾れない❝今しか味わえない❞貴重な醤油だそうです。何だか日本酒と同じような感覚です。

見学が終わると、そんな木桶仕込みの様々な醤油などをテイスティングさせていただけます。

(右から、醤油4種類と、ポン酢、つゆ。)

すっかり木桶仕込みの醤油の魅力に引き込まれました。「ヤマロク醤油」の商品の紹介を。(笑)

・「鶴醤」(つるびしお):「深いコクとまろやかさ」を極限まで追求したヤマロク醤油の自信作。「再仕込み製法」を用いて造るこの醤油は、1~2年熟成させた生醤油を、もう一度桶に戻し、仕込塩水の代わりに醤油の中へ大豆と小麦を加え、もう2~3年仕込む二度仕込み。
・「菊醤」(きくびしお):原料にこだわり、あっさりとしたキレのある旨みと、口の中でほんのり香る甘みとコクを引き出した正統派の醤油。原料には旨み成分が強い大粒の「丹波黒豆」を使用。かけ醤油としてはもちろん、野菜の煮物など、色を奇麗に仕上げたい料理にも最適。
・「ちょっと贅沢なぽん酢」:天然醸造醤油に、ゆずとすだちの果汁を、通常のぽん酢よりも多く使い、風味豊かな味に仕上げた、ちょっと贅沢なぽん酢。

醤油の味のバリエーションはまさに日本酒と同じ味わいの違いを感じます。そして、このポン酢がマイルドで美味しい!

醤油のお土産を買おうと思っていましたが、テイスティングして絞り込みました。「新桶初搾り」は買いたいところですが、大瓶は結構なお値段です。

(お求めやすい小瓶がありますので、そちらを。(笑))

ということで、私が単身住まい用に3種類、妻は自宅とお土産用に3種類4本を購入。

(手前の1本は、秋から冬限定の「搾ったまんまの鶴醤」。無殺菌・無ろ過でまだ菌が生きています。要冷蔵。)

私が買った3種類を「海音真理」のテラスで記念撮影。(笑)

(絵になります。(笑))

「ヤマロク醤油」の最後のお愉しみは、醤油スイーツ。「アイスクリーム鶴醤かけかけ」と週末限定の「しょうゆプリン」を。

アイスクリームに「鶴醤」をたっぷりかけていただきます。アイスと醤油をよく混ぜると、何と、キャラメルやみたらし団子みたいな味わいになる! アイスもプリンも絶品でした。

「ヤマロク醬油」がおススメというのは小豆島出身の同僚の情報です。貴重な木桶仕込み醤油の蔵の見学情報、ありがとうございました!

さて、車で数分移動して、「瀬戸内国際芸術祭」(3年に一度開催)の作品のひとつ「オリーブのリーゼント」を見に行きます。ちょうど「醬の郷」のプチ散策にもなります。

(のぼりが風で裏返っています。少し陽が射してきたためか、風の冷たさがマシになってきました。)

無料駐車場に車を停めて散策がてら歩きます。

(案内板があるので迷うこともありません。)

「醤の郷」の中心地ではないと思いますが、雰囲気がとてもいいです。

(風情があります。)

オリーブ畑も現れ始めました。オリーブの木には品種のプレートがぶら下がっていて、メジャーどころの品種名は覚えてしまいました。(笑)

(「ミッション」、「マンザニロ」。ほかには「ルッカ」なんてのもあるようです。)

突然リーゼントが出現。(笑)

(何か笑えます。)

もう少し近付いてみますね。

(周囲に立札がいくつかありますが、このリーゼント君、2013年の芸術祭の作品で3月16日が❝誕生日❞だそうで、Happy Birthday&10thの御祝ボードでした。)

ガイドブックやネットでも❝横顔❞の写真は有名ですが、別角度がどうなっているのか、❝正面❞に回ってみると、意外にもスリム。(笑)

(この角度も何か笑える。)

鼻?あたりのへこみをのぞいて見ると、みかんがありました。(笑)

(汚れひとつありません。)

この畑のご主人でしょうか、ちょうど畑の掃除中で、このリーゼント君も磨き続けているとか。芸術作品が地域に溶け込んでいるというか、瀬戸内国際芸術祭が地域のイベントとして根付いていることを感じました。芸術祭の作品巡りの旅っていうのもいいかも。

次は、ここからごく近い所ですが、「常光寺」(小豆島霊場第八番)へ。

常光寺のこの季節の見所は「ジョウコウジザクラ」。常光寺の境内に咲いている桜で、ソメイヨシノに似ているのですが品種が特定できておらず、小豆島でしか咲かない桜、いわゆる固有種のような桜です。

まずはお参りを。

(ソテツも立派です。)

こちらがジョウコウジザクラ。

(ほぼ満開です。ベストシーズン。)

確かにソメイヨシノとは違うような。

(いい桜を見せてもらいました。)

満開のジョウコウジザクラ、今年一番の思い出の桜となりそうです。

さて、本日最後の立ち寄りスポットです。「海音真理」を一旦通り過ぎて、「二十四の瞳」の舞台となった「岬の分教場」へ。

(この建物は資料館で、「岬の分教場」は写真の左フレーム外にあります。)

「岬の分教場」は田浦地区の静かな漁港に面しています。

(静かな港です。お天気は確実に回復していますが、不思議な様相の雲。夜にはこの雲も消えて晴の予報。)

こちらが「岬の分教場」。壺井栄さんの「二十四の瞳」の小説の舞台となりました。

(入館料350円。)

「岬の分教場」の歴史は、明治35年(1902)田浦尋常小学校、明治43年(1910)苗羽小学校田浦分校と変遷し、昭和46年(1971)に廃校。教室には苗羽小学校田浦分校の当時のままの机、オルガン、備品などが残っています。

(教室は手前から3室(1・2年、3・4年、5・6年という分かれ方)。さすがに私たち夫婦の小学校時代よりも古いですが、懐かしさは同じ感覚で、ちょっと感動します。)

この鉛筆削りも当時のまま。

(後ろの算盤風のものはどうやって使うのか妻も私も分からず。)

「二十四の瞳」はその後映画化されました。昭和29年(1954)松竹映画「二十四の瞳」(監督:木下恵介/主演:高峰秀子)はキネマ旬報第1位(だったそうです)。

(分教場のお隣(向かい)の資料館前のポスター。)

分教場の教室の中には映画のシーンのパネルが展示されています。

(恥ずかしながら「二十四の瞳」を読んだ記憶はありませんが、物語を知って、時代の厳しさと教職の尊さに感じ入ります。)

ここ「岬の分教場」は、この映画のロケ地として一躍有名になり、観光客だけでなく「教育の聖地」として教員をはじめ全国から多くの人が訪れるようになったとのことです。

福田港に到着してから3時間程度の観光でしたが、小豆島の歴史、産業、文化に大いに触れることができた充実の3時間でした。

それでは、泊まってみたかった、本日のお宿「海音真理」に向かいます。


「志摩観光ホテル ザ ベイスイート」一泊旅行(再訪)②(完)〔滞在2日目編〕

2023年03月02日 | 旅行記

滞在2日目の朝。雲は多いですが、本日もいい天気。

(バルコニーにて。空気は冷たい。)

朝食は予約制ではなく、7時半以降好きな時に「ラ・メール」か「浜木綿」の好きな方に行くシステム。予定通り朝食は洋食にしようということで、8時頃に「ラ・メール」へ。

(前回は夕食で訪れた「ラ・メール」。)

席は窓際に並んでいますので、こんな景色を見ながらの朝食となります。

(前回夕食時、夜は真っ暗で景色は何も見えなかったので、「ラ・メール」は朝食の方がいいかも。)

朝食の献立です。

(メインは卵料理。写メを忘れましたが、パンも名物で、デニッシュが人気があるとか。)

テーブルには総料理長の樋口宏江さんのサイン入りのメッセージカードが置かれています。

(「~伊勢志摩の季節と土地を感じていただきたい~ そんな想いで朝食をご用意しました。・・・(以下、略)・・・」)

ジュースを選びます。私は「自家製モーニングジュース」。

(ちょっと飲んでしまってからの写メ。(笑) お隣は「目覚めのハーブウォーター」。妻が一瞬フィンガーボウルと勘違いしていました。(笑))

■フルーツ ヨーグルト添え 伊勢市山村乳業グルジアヨーグルト

(グルジアヨーグルトって何だろうと思ったら「ジョージアヨーグルト」のこと。山村乳業は伊勢で創業大正8年の老舗。その牛乳から作られたヨーグルトは激ウマでした。)

3種類のジャムも出されますので、全種類トッピング。(笑)

(最高です。おかわりがほしい。(笑) 果物も超上物でした。)

■三重県内産野菜のサラダ 国内産チーズ添え(船越味噌風味のディップ)

(チーズは沖縄産だそうです。ディップの船越味噌は赤味噌系。2016年のG7サミットでもワーキングランチの食材として使われたそうです。)

同時に出してもらうようお願いしていたカフェ・オ・レ。

(器が朝の景色にピッタリです。暖かい牛乳を先に注ぎます。注ぐ量も訊いてくれますが、普通にハーフ&ハーフで。)

■モーニングスープ

(テーブルにサーブされる時は泡立てたメレンゲ(何か調理されていると思いますが)だけ。そこにポットからスープを注いで完成です。何のスープだったかなぁ、、、。その時にメモっておかないと忘れますね。(笑))

■卵料理

私は「海の幸オムレツ」。

(完璧なフォルムです。海の幸がゴロゴロ入っています。自家製のトマトケチャップが優しい味でとてもいい。)

妻は「海の幸と卵のグラチネ」。

(器が卵の形! 注文する前に「グラチネって何ですか?」と訊いたら、オーブンで焼き色が付くまで焼いたグラタンのようなもの、とのこと。こちらも海の幸がゴロゴロ。夕食に続きまたしても選択は妻の❝勝ち❞かも。(笑))

パンは妻も私も2つずついただきました。適量で大満足の朝食でした。「食事は、夕食は和食、朝食は洋食がいいね。」ということで意見が一致。

朝食後は「ラ・メール」と同じ5階の屋上庭園に出てみました。

(天気晴朗なれど風強し。朝の風はまだ冷たくてすぐに屋内に戻りました。)

妻は先に屋内に戻りましたが、寒い中がんばって景色だけは写メしておきました。「ザ クラシック」方面の景色。

(クラシックの右側は「ザ クラブ」。)

これも一応撮っておくべし、ですね。(笑)

このサミット撮影台の向こうには英虞湾の絶景が広がっています。

この後、部屋に戻って12時のチェックアウトまでのんびり。リファのファインバブルシャワーに当たったり、バスタブに浸かったり。温泉ではないので風呂に入れば入るほど何だかお肌が乾燥するような気がしました。(笑)

さて、チェックアウトです。

(美術館に並ぶレベルの絵画が何点もあるので、今度来ることがあったら、絵画をチェックしてみようかな。)

クラシックのロビーにも雛人形がありましたが、ベイスイートのエレベーターホールにも素敵な雛人形が飾られていました。

チェックアウト後も卓球ルームを予約しています。予約時刻の13時までにはまだ時間がありますので、ラウンジで過ごすことに。

(再び5階に来ました。)

宿泊者が自由に使えるラウンジ。飲み物とお菓子程度の食べ物ですが、卓球に備えて少し食べておきましょう。

12時台、太陽も高く昇って眩しいやら暑いやら。

これから結構激しい卓球プレイですので、飲みはしませんでしたが、「今月の地酒」はチェックしておきました。

(ラベルの漢字が裏返っています。だから「裏 寒紅梅」か。)

三重県津市の老舗蔵元「寒紅梅酒造」と地元の酒屋「酒乃店もりした」がコラボした「寒紅梅 純米酒」の特別バージョン「裏寒紅梅 純米酒」が今月の地酒でした。こうやってブログを書きながら振り返っていると、「飲んでおけば良かったぁ、、、。」とちょっと後悔。(笑)

いい時間になりました。ベイスイートからクラシックへアルファードで送ってもらいます。慣れた手続きで卓球ルーム利用の受付をして、ホテルの方に案内されつつクラブへ移動。

今回の滞在中2度目の卓球ルーム。(笑)

(妻はスマホでプレイの様子を動画で撮ってフォームをチェックしていました。何をめざしているのか、、、。(笑))

またしても汗だくになり、ベイスイートのラウンジから持って来た厚手の紙おしぼりも間に合わないくらい。たっぷり1時間の❝練習❞を終えてラケット等一式を返却。一旦ベイスイートに戻って預けていた荷物を受け取って、賢島駅に送ってもらいました。

おっ、「しまかぜ」と「伊勢志摩ライナー」が停まっています。

(賢島駅名物、特急が並ぶ景色。)

帰路も「伊勢志摩ライナー」です。妻は名古屋へ、私は大阪へ。前回同様、妻を先にお見送りしてから20分後、大阪難波駅行きの伊勢志摩ライナーに乗車。

帰りはデラックスシートの車両が先頭。その車両の1番シートを予約しておきましたので、見たくなったらすぐにこの景色を見ることができます。

(賢島駅を間もなく発車するというタイミングで1枚写メを。)

卓球プレイの疲れか、道中半分くらいは爆睡。間もなく終点大阪難波駅というところで、せっかくなので地下を走る景色を撮っておきました。

(運転手さん、安全運行、ありがとうございました。)

ちょうど妻から名古屋駅で無事に新幹線に乗り換えたとのLINEも入りました。この後2人とも無事に帰宅し、「志摩観光ホテル ザ ベイスイート」(再訪)の旅は終わりました。

〔滞在1日目編〕の冒頭で使った志摩観光ホテル全景を再び。ネットより拝借。「志摩観光ホテル」、今回も最高でした。)

ホテルのみなさん、今回も素晴らしいホテルライフをありがとうございました!


「志摩観光ホテル ザ ベイスイート」一泊旅行(再訪)①〔滞在1日目編〕

2023年03月01日 | 旅行記

昨年10月、伊勢海老の漁期解禁のタイミングで訪れた「志摩観光ホテル ザ ベイスイート」。ホスピタリティ、料理の素晴らしさ、部屋や施設の快適さなど、感激の滞在でした。実はチェックアウト後にラウンジで過ごしている間に今回の再訪を予約しました。

(志摩観光ホテルの全景。ネットより拝借。手前が「ザ クラシック」、クラシックの左横の赤茶の屋根が「ザ クラブ」、中央奥が「ザ ベイスイート」。)

前回は乗ってみたかった近鉄特急「しまかぜ」を使いましたが、今回は❝普通に❞「伊勢志摩ライナー」を予約。

(「デラックスシート」を予約。せっかくなので最後尾を指定しました。)

車両の壁には伊勢志摩の名産、真珠いっぱいの額が飾られています。

(多分本物。伊勢志摩の海の波を表わしているのか。)

「しまかぜ」と違って空いていますので、別の車両「サロン席」を見に行ってみました。

(写真では分かりづらいですが、2×2、1×1でテーブルを挟んで固定で向かいあっているシートです。これにしようかとも思いましたが、騒がしいグループが隣にくると嫌なのでやめておきました。)

約2時間半の道中ですが、退屈もせず賢島駅に到着。

(右の赤い方が私たちが乗って来た「伊勢志摩ライナー」。多分ですが、黄色の方は名古屋と賢島を結んでいるのかと。対地で色が違うのかも。)

一度訪れているので、過ごし方も慣れてきました。本日の過ごし方はこんな感じ。

 ・11:47 賢島駅到着
 ・12:00 「ザ クラブ」のカフェ「リアン」でランチ(予約済み)
 ・13:00 「ザ クラブ」内の「卓球ルーム」で卓球(予約済み)
 ・14:00 「ザ ベイスイート」にチェックイン(以降、ホテルステイ)

賢島駅ロータリーで送迎予約をしておいたホテルのアルファードにピックアップしてもらいます。チェックインまでの過ごし方を予め伝えておいたので、荷物はベイスイートへ、私たちはクラブで降ろしてもらいます。(クラブ内の「リアン」の場所も丁寧に教えてくれます。)

「ザ クラブ」に入って2階、例の2016年G7サミットでワーキングランチで使われたコーナー。

(クラブの建物、和でもあり洋でもあり、ほんとに雰囲気がいいです。)

「リアン」は、前回は気付かなかった、上の写真の手前左から続く長い廊下を進んだ先にあります。

(この廊下、前回は気付かなかったなぁ。)

「リアン」は正式には「カフェ&ワインバー リアン」。

入口を一歩入ると、この開放感。

(なるほど、ワインバーというのも分かります。)

フロアの一番奥の席に案内されました。

(全体を見渡せるいい席です。チェックアウト後にアフタヌーンティーを楽しむ女性客がほとんど。)

席を予約するためにはランチメニュー(私たちは「ジャルダンコース」)の予約もセットですが、メインのパスタなどを5種類から選べますので、自由度は高いです。

地元農園の野菜スティック。

(10種類くらいはありました。ディップは2種類。名前は忘れましたが、伝統製法の味噌を使ったものと、マヨベースのもの。)

スープはクラムチャウダーだったと思います。

(おかわりしたくらい美味しかったです。(笑))

メイン。私は「松阪牛のミートソースパスタ」。

(ミンチだけでなくしっかり松阪牛の❝肉❞も入ってました。)

妻は「オムレツシーフードライス トマトソース」。

(少しシェアしてもらいましたが、シーフードがいっぱい。味わいも海老のビスクかと思うくらい濃厚。)

デザートは「ヨーグルトのシャーベット」とカフェオレ(妻はハーブティー)。

(このシャーベットがめちゃウマ。妻とも思わず顔を見合わせて、「美味しいねぇ~」。(笑))

ランチコース、適量です。それでは、前回も盛り上がった卓球を。(笑) 卓球ルームは予約済みですが、受付は「ザ クラシック」のフロントで。

(「ザ クラシック」のロビー。ディスプレイは雛人形。それにしても何とも上品なお顔つきでした。生け花も黄色が目立つようになってきました、、、もう春ですねぇ。)

ホテルの方に「前回宿泊した時にも利用させてもらって楽しかったので、、、」と、チェックイン前の卓球プレイの照れ隠しとともに、「卓球にハマってしまっていて、滞在中にもう一度プレイさせていただくかも、、、」と意味もなく前振り。(笑)

(「ザ クラブ」を入った所が卓球ルーム。)

妻が今なぜか卓球がマイブームで、結構本気の練習です。(笑)

(私はペンホルダーを選択。妻は前回同様「石川佳純モデル」のシェイクハンド。翌日チェックアウト後にもうワンプレイやったのですが、その時選んだ「張本智和モデル」の方が妻には合っていたようで鋭いショットを連発していました。)

2月だというのに結構汗をかいて終了の時間となりました。ラケットなどを返却して「ザ ベイスイート」に送ってもらいます。チェックインです。

(チェックインはロビーのソファで。汗だくの夫婦にウエルカムドリンクのアツアツのハーブティー。更に発汗します。(笑))

夕食時刻や、感染対策のため予約制となっている大浴場の時間など諸々手続きとともに、明日のチェックアウト後の卓球ルームの予約を済ませて部屋へ。

(「ご滞在のしおり」の表紙の写真は梅。早春ですねぇ。)

部屋の間取りは前回と同じです。

(玄関広々。)

リビングは海に向かって大開口。

(広いので、思い思いの所でくつろげます。エアコンを止めて、窓を開け放って、ようやく汗が引きました。(笑))

バルコニーからの景色。

(前回はあいにくの曇&小雨でしたので、快晴の景色は初めて。やっぱり晴がいいですね。)

ロビーから見える❝プール❞も前回よりも青が美しい。

私がひそかに楽しみにしていたこと、その1。冷蔵庫のワイン。

(冷蔵庫の中の飲み物はインクルーシブ。この赤と白のワインが結構美味しい。持ち帰り用の袋持参です。(笑))

私がひそかに楽しみにしていたこと、その2。リファのファインバブルシャワー。

(顔に当てるとちょっと痛いのは毛穴にファインバブルが入っていくからか。頭もシャンプー前にじっくりシャワーを当てると気持ちいい。滞在中に毛穴の大掃除です。(笑))

ちなみに、オーバーヘッドシャワー(天井シャワー)も付いてます。

(これはこれで気持ちいい。)

大浴場の予約時刻にはまだ時間がありますので、ひとっ風呂。その後大浴場に行って部屋に戻って、エビスを飲みながら妻の戻りを待ちます。

(たまりませんなぁ。)

日が暮れてきました。山崎豊子さんの「華麗なる一族」の冒頭の一文に登場するような、賢島名物の夕陽となるでしょうか。

(実は沈む太陽を見たのはこの瞬間で終わりでした。地平線の雲が厚かったです。)

それでも夕暮れ時の景色は心躍る美しさ。

(海が一番きれいに見えた時。)

月と星が見えるようになりました。完全な日没です。

(この景色、最高でした。)

夕食です。前回は人気の「ラ・メール」の名物の一皿「伊勢海老のアメリカンソース」を食べたかったので洋食ディナーにしましたが、今回は夕食=和食、朝食=洋食にしようと、夕食は「浜木綿」を予約。

(前回は朝食をいただきました。)

献立表。

(「美し国会席 華」というコース。副題に「梅見月のお献立」とあります。和食ならではの風情。)

特典で付いている梅酒(クラッシュアイス)で乾杯。

(クラッシュアイスって久々かも。私の勝手な印象ですが、クラッシュアイス=バブル時代、です。(笑))

■前彩:ふぐ煮凍り、酒粕真珠貝柱、鮑肝山椒煮、なばなサーモン、蛍烏賊芽かぶ、子持ち昆布、花山葵浸し、野菜雛あられ、菱餅百合根

(雛人形の器が素敵です。店員さんによると、3月3日までの特別バージョンだそうです。)

人形とぼんぼりの器を開けると、、、。

(左のぼんぼりの野菜雛あられ、売り出してほしいです。)

■吸物:吉野仕立て(真薯、伊勢まだい、梅麩、海藻、柚子)

(伊勢まだいの焼き加減が絶妙。お出汁も想像を超える旨さでした。)

和食の楽しみのひとつが器。この椀も大いに料理を盛り上げます。

(「諸国名所百景 伊勢 宮川の 渡し場」と書かれています。)

この椀は、歌川広重(二代)が安政6年(1859)から文久元年(1861)にかけて制作した錦絵シリーズ「諸国名所百景」のひとつ「伊勢宮川の渡し場」をモチーフにしています。

(こりゃ超高級漆器ですね。見ていて飽きない深みがあります。)

飲み物はクラッシュアイスの梅酒が付いているとは気付かず注文したシャンパンをキャンセルせず出してもらいました。

(「シャンパーニュ テタンジェ(TAITTINGER)」のマグナムボトル。マグナムボトルの方がワインもシャンパンも美味しくなるそうです。)

いいシャンパンは美しい。

(ドライな味わい。意外にも次の刺身に合いました。)

■造り 姿盛り:伊勢海老洗い作り、魚介五種盛り合わせ、あしらい一式

(伊勢海老、伊勢マグロ、伊勢真鯛、シマアジ、キンメの5種。全て志摩の魚です。)

■焚合せ:黒毛和牛柔らか煮(大根含ませ煮、南瓜旨煮、竹の子土佐煮、紅梅人参、美味出汁餡、露生姜)

(食材名を書いてもらっていないけど、このグリーンピースもとても美味しい。)

この器も素晴らしいです。

(「梅見月」なので紅白の梅。器に紅白の梅、器の中の料理にも紅白の梅の花、、、この演出に感動します。)

料理は次がメインになりますが、気になっていた日本酒を。

(メニューの一番上に置かれていたおススメの一銘柄。)

「ホテル開業70周年記念ボトル」、純米大吟醸「志摩 SHIMA」。

(口に含むと爽やかな印象、味わいは辛口で切れ味がいいですね。まさに和食に合うと思います。)

■料理一題 焼物(3つの中から選びます。)

私は「伊勢海老二味焼き」。

(この一皿にも梅があしらわていますね。伊勢海老は殻から外され、手前に2つ。ウニソースと(確か)クリーム系ソースの2種類の味で「二味焼き」。)

妻は、「蒸し鮑 バター醤油焼き」。

(鮑、すごっ。伊勢海老と比べると、鮑の方が迫力がありますね。妻の選択の❝勝ち❞でした。(笑))

蓋になっているこの鮑の殻がすごかったので写メ。(笑)

(今度から選択肢があったら鮑中心に選んでみよう。)

■合肴:鮑鋳込み揚げ(あられ揚げ、野菜、真珠の塩、檸檬汁)

(今度は陶器の鮑の殻。料理が鮑を使った揚げ物なので、っていう演出ですね。もう出てくる器にことごとく反応してしまいます。(笑))

■酢肴:伊勢海老霙酢(原木椎茸、いくら)

(今更ですが、全皿、食材の質が半端なく良い。このいくら、大根、椎茸もすごいです。)

そしてこの器もすごい。

(「霙酢」(みぞれず)なので、釉薬が雪景色にも見える器、、、和食って楽しい!)

■食事、留椀(食事も3種類から選びます。)

私も妻も「にぎり寿司と細巻寿司」。

(寿司の箱が粋です。)

小ぶりの握りと細巻き。

(不覚にもネタを忘れてしまった、、、。多分、マグロ、サヨリ、イカ、、、違うかぁ。(笑) 細巻きはマグロ。)

お椀は赤だしです。

(伊勢海老が入っています。)

■水菓子(2種類が一度に出されます。)

(左のフルーツは、見た通りですが、手前右は、クルミとキンカン。両方ともシロップ煮となっています。)

器の方はパンナコッタ。

(料理と器の❝見立て❞を想像してみます。これは水平線に沈む太陽=賢島の夕陽を表現している(のかも)。)

このパンナコッタ、少し硬めでめちゃウマです。何のパンナコッタだったかなぁ、、、抹茶だったか。トッピングのドライフルーツは干し柿かな。

これで会席は終了。妻と「和食もいいね。」と意見が一致。洋食ももちろん素晴らしいですが、ボリュームが私たちの年齢ではちょっと多いかな。今回は料理はもちろん、器とのコラボも楽しむこともできて大満足。実は後で知ったことですが、和食にも飲み物の「ペアリング」があったようです。また来ることがあったら次はペアリングにしてみようと思います。

 

部屋に帰って夜の海の景色を見ながらゆっくり。いい一日でした。


新春今津浜釣行(2023)/ 「筑前一之宮 住吉神社」

2023年01月15日 | 旅行記

インプラントの定期検診で博多の歯医者に。前回は昨年9月、検診ではなく歯の治療で来ました。いつもは妻との温泉旅行がセットの来福ですが、今回は、二十数年前に福岡でご一緒した方々との❝同窓会❞です。

(新大阪駅6時発の「みずほ」で博多に到着。あいにくの雨ですが、この後上がるとの予報。筑紫口側のサイネージは博多華丸大吉さん。)

インプラント検診結果は何の問題もなし。ただ歯の方は治療した方がいい箇所もあり、次回は検診&治療ということになりました。

歯医者のビルから出ると、二十数年前に毎夜通った居酒屋の前まで車で迎えに来てくれたお二方と合流。ひとまず九大学研都市方面に向かって、「コメダ珈琲」へ。

(開発著しい九大学研都市エリア。二十数年前には想像もしていなかった景色です。)

ここでベースマンさんとも合流し、コーヒー休憩。

図らずもモーニングの時間帯だったようで、何と無料でモーニングセットにできます。

(「無料なんてありえないだろう。」といぶかって店員さんに質問しまくるオジサン4名でした。(笑))

無料モーニングサービスのためか店内がにぎわっていました。これからの行程を軽く確認して出発です。何度も訪れている今津浜で新春釣行、ターゲットは毎回カレイ。まずは仕掛けとエサを買うために釣具店に。

(「中原釣具店」。人工餌と生き餌を準備。)

続いて、昼食です。糸島ラーメンのお店「銅鑼」(どら)へ。

2020年1月の釣行の時には別店舗の「銅鑼」に行きました。)

ラーメンの種類は大きく3種類(とんこつ、中華そば、塩ラーメン)ですが、今回は糸島の塩を使っているということに惹かれて塩ラーメンにしました。

(澄んだスープはあっさり。レモンオイルを垂らすとレモンのいい香りがして、香りの味変を楽しめます。)

餃子も単品で注文。

(クセのない餃子。ちなみに、「餃子定食」というメニューもありますが、餃子が15個。この餃子なら15個、いけるかもしれません。(笑))

昼食を済ませて、釣りなれたポイントへ移動。さっそく竿を出します。

(竿とリールはベースマンさんにお借りしました。時刻は13時頃。本日の満潮は14時半頃だったか、チャンスは潮が引き始める15時過ぎあたりか。)

釣りをしている間、ずっと曇りでこんな景色でした。

(対岸には百道エリア。福岡タワーやペイペイドームが霞んで見えます。)

地合いの時間帯にはついに小雨が降り始めました。対岸の景色も全く見えなくなり、幸いにも寒さこそ大丈夫だったのですが、NBTさんとベースマンさんにカレイあたりがあっただけで釣れそうにもなくなってきたので、15時半頃で納竿。(参考/過去の今津浜釣行歴:2018年12月2019年3月2020年1月2020年12月、2023年1月(今回) ※ひょっとしたらチェック漏れがあるかもしれません。)

天候はあいにくでしたが、竿を出している間にいろいろな話をしました。釣れても釣れなくても楽しい今津浜釣行。また次のシーズンに巨カレイを釣り上げましょう!(笑)

予定よりも少し早い納竿でしたが、懇親会のお店にボチボチ行くことにします。今回の居酒屋は、地下鉄姪浜駅から徒歩10分というところでしょうか、「Izakaya 玄」。

(九州から転勤する時に釣師YMGさんの単身住まいで送別会をやっていただいた時に仕出しをお願いしたお店でした。)

17時半スタート。お通しは魚のアラ煮。

(濃すぎず薄すぎず、絶妙の味加減です。)

当店の自慢は何と言っても魚。本日はこんなラインアップです。

(「サゴシ」はサワラの幼魚。)

漁師さんから直接(船上で)買い付けているそうです。

(この写真をパウチしたものがメニューと一緒に立ててありましたので、この船から買っているのですね。)

メニューと一緒に立てられているもう1枚の説明書き。

(よく分かりませんが、「津本式究極の血抜き」で魚の旨さを増幅させているようです。魚のことに詳しいベースマンさんも初めて聞いたとか。)

来ました、「本日のお造り盛り合わせ」!

(写真でも美しいですが、生で見ると感動的な美しさです。)

全部美味しいのですが、魚ごとに特徴のある味わいがあり、最高です。そして、刺身が登場すれば、飲み物は日本酒です。(笑) 糸島の「杉能舎(浜地酒造)」(すぎのや)の「新九郎」。

(NBTさんからの差し入れです。ありがとうございます! ちなみに、「玄」は大将が一人でやっていますので、とにかく人手不足。「持ち込み大歓迎!」とメニューに書かれています。(笑))

当店のもう一つのウリがもつ鍋。

(あっさり系のもつ鍋で、絶品でした。)

もつ鍋が出てくると、飲み物は焼酎もほしいところです。というわけで「森伊蔵」開栓。

(九州から転勤する時、この同窓会に差し入れた1本を、このメンバーで飲もうということでOGSさんがずっとキープしてくれていました。)

当店は刺身ともつ鍋以外にも魅力的なメニューがいくつもあります。長崎名物「雲仙ハム」のステーキ。

(雲仙ハムにマヨ、最強です。)

メニューを見て気になっていたこの一品も注文。

(「ブリの胃袋」!!)

来ました。こちらです。

(白というかピンクっぽい感じのがブリの胃袋。これ、美味しいです。)

魚のフライ。

(タルタルソースと魚のフライ、これまた最強。(笑))

今回も楽しい同窓会でした。近況や人生の楽しみなどいろいろなことを話しました。本当に豊かな時間でした。21時前にはお開き。姪浜駅で解散です。

(同窓会、またやりましょう!)

今日は「大学入学共通テスト」の日。いつもはすんなり予約できるホテルが空いていないはずです。ということで、初めて泊まりますが、住吉通りに面した「サットンホテル」。

(ダイナミックプライシングで各ホテルが通常の2倍くらいに宿泊料が跳ね上がっている中、上がる前に予約できてラッキー。)

 

翌朝はゆっくり起床。10時前にチェックアウトして、ホテルのすぐ近く、九州勤務時代にきちんとお参りする機会がなかった「住吉神社」にお参りに。

(「筑前一之宮 住吉神社」。)

「笑門来福」・「迎春萬歳」、こののぼりだけで何だかポジティブになります。

ここは表参道ではないと思いますが、ここから入ってみます。すぐに土俵が出現。

(相撲は神事なので神社に土俵はよくありますが、こちらのは「使っていますよ」という雰囲気が漂っています。)

住吉神社といえば、毎年の大相撲九州場所の前に境内で「横綱奉納土俵入り」が開催されています。見物客で混雑するので見に行くことはしませんでしたが、相撲とは縁が深い神社です。

参道に合流。

神門。

(左右どっちから読むのだろうと思いましたが、「寿山福海」(じゅさんふくかい)とのこと。長寿と多幸を祝福する言葉だそうです。)

境内に大きく掘られた❝穴❞。これは何なのでしょう?

(「どんど焼き」のための穴でしょうかね。)

お参りをして御朱印をいただきました。

(右から、ノーマルバージョン、新春特別御朱印、星バージョン、博多鉄道神社御朱印。鉄道神社は博多駅ビルの屋上の神社かと思いますが、そこなら何度かお参りしているので御朱印をいただきました。)

住吉神社は、底筒男神(そこつつのをのかみ)、中筒男神(なかつつのをのかみ)、表筒男神(うわつつのをのかみ)の住吉三神が御祭神。「つつのを(筒男)」の「つつ」には星の意味があるとのことで、航海・海上の守護神として、また、❝大スター❞ということで芸能人もお参りに来るとか。

帰りは表参道を歩いてみました。

(のぼりが風に吹かれて見えませんが、「天下」「泰平」とありました。)

小雨が降って来ました。傘をさすほどでもありませんが、博多駅近くで地下街へ避難して、駅前でまた地上に出てみました。

(博多口側の広場のイルミネーションを一斉撤去中。クリスマス・年末年始モードから日常に戻ります。)

11時台の新幹線に乗りますので、「博多いっぴん通り」で駅弁を買って乗車。

(二色そぼろ御飯、唐揚げ、シューマイ、ジャガイモの煮物、カレー味のマカロニサラダ、辛子高菜。充実のお弁当でした。(笑))

14時前には帰宅。明日からは何となく気ぜわしい最終四半期の日々です。


2022年末 箱根・伊東温泉2泊旅行②[完]〔「ホテルふたり木もれ陽」編〕

2023年01月04日 | 旅行記

12時に「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原」をチェックアウト、芦ノ湖沿いを南下して伊豆半島東側の伊東(網代)へ向かいます。あいにくの曇り空で富士山を見ることは厳しいかもしれませんが、芦ノ湖の西側を走る「芦ノ湖スカイライン」の所々で眺望を楽しみながらの移動ということで。

10分ほど走った所で、一つ目のスポット「三国峠」。

(標高1070m。)

ご覧の通りの曇り空。駿河湾はそこそこ見えます。

(多分、駿河湾。)

何が見えているのか、ジオラマがありますので、確認を。

(「富士山世界文化遺産記念」ということは2013年頃に作られたかと。)

このジオラマの目の前に山頂が雲に隠れた山があるので、富士山かと思ったら、「愛鷹(あしたか)山」(標高1804m)でした。

(左側に「愛鷹山」とあります。)

富士山はこっちの方角ですね。

(このジオラマの先、広大な裾野が広がる延長線上に富士山があるのでしょう。全く見えません。(笑))

まぁ、富士山以外の眺望は良かったので、良しとしましょう。(笑) ちなみに、このパーキングエリアの先には「メロディペーブ」という、走ると路面に刻まれた溝の作用で車中で曲が聞こえる道路です。

(40kmで走ると「箱根八里」が聞こえました。「♬箱根の山は天下の剣・・・」という滝廉太郎作曲のあの曲です。)

続いて数分で今度は「杓子峠」。

(標高1030m。三国峠には観光客がパラパラいましたが、ここは私たちだけ。眺望は三国峠と同じく曇り空で変わりなし。)

次は芦ノ湖スカイラインの食事処でランチです。

(「レストラン レイクビュー」。ちょっと想像はしていましたが、なかなかの風格です。(笑))

混んでいたらスルーしようかと思っていましたが、幸いにもガラガラ。

(標高の高さのせいか、寒いです。店内のストーブがありがたい。)

そして、結構なお値段です。(笑)

(今晩も夕食はコースですので、ランチはあっさりとそばでちょうどいい。)

暖房の効いた店内で「冷やしとろろそば」を。

(1220円は高いと思いましたが、とろろもそばも本格的で美味しかったです。)

❝レイクビュー❞ですので、「徒歩3分」と書かれた案内板に従って展望台に登ってみます。

(ヤギの「クッキーのいえ」あたりが出発点。)

散策路がやや悪路ですが、何とか登りきりました。とても「徒歩3分」ではなかったですが。(笑) こんな景色です。

(眼下に「レストラン レイクビュー」が見えます。)

レイクビューなので、視線を左側に振って芦ノ湖を見てみます。

(う~ん、微妙。(笑))

風も強くて寒いのでさっさと下りて出発です。このまま伊東に向かうと時間が早過ぎるので、眺望の良さそうなスポットにどんどん立ち寄って行きます。道路は「伊豆スカイライン」に入って、「滝知山展望台」。

(標高は後で調べてみると、649m。眺望は相模湾かな。)

「多賀」って所。

(標高584m。)

ここまで来ると、「ふたり木もれ陽」からも見える初島と大島が見えます。

(晴れ間が広がって来ました。遠く向こうに房総半島まで望めます。)

風がいいのか、パラグライダーで飛んでいる人が数人。

(どこに降りるのだろう、どうやって出発地点に戻って来るのだろう。)

いい時刻になりました。ちょっと早く着いてしまいますが、伊東(網代)の「ホテルふたり木もれ陽」へ。

(私が4回目、妻が5回目の宿泊です。「帰って来た」という感覚です。)

15時チェックインのところ、14時半到着。車を停めるとすぐにバトラー(担当)の方が出て来て、満面の笑顔で「お帰りなさいませ、〇〇さん。」と声をかけてくれました。心から嬉しいですね。

チェックインはカウンターで待ち時間ゼロで。

(これはたまたま2016年の盾ですが、ず~っと一休.comで「最高」の評価をキープしています。)

今回は、この時期最も予約の競争率が激しい、当館で唯一の専用屋外露天風呂がある「プレミアム・スイート 5号室」を予約することができました。

(2階の一番端の部屋で、廊下をカーテンで仕切られ、完全にプライベート空間となります。)

部屋に入ると、何度来ても感動する絶景が目に飛び込んできます。

(広い!)

テラス側から室内を。

(広い!!)

印象的なのが、この高級感あるベルベット生地のソファと、箱根の寄せ木細工のような石のテーブル。

(このソファ、硬めで最高の座り心地。でも掃除がたいへんそうなので家には不向きですね。(笑))

ウエルカムドリンクとスイーツで一息入れます。

(逆光気味ですが、スパークリングワイン、カシスのジュース、スイートポテト。)

少々室内探検を。(笑) 室内の半露天風呂。

(年末とは思えない穏やかな天候で、開けっ放しでちょうどいい。)

テラス側からワンショット。

(浴槽の素材がこれまで泊まった部屋よりも高級そうな石材(のような気がする)。)

岩盤浴部屋も付いています。岩盤浴用の着衣と敷くためのバスタオル。

(部屋着に欲しいくらいです。(笑))

岩盤浴部屋。既にほんのり温かくなっています。

(連泊なら岩盤浴でじっくりと汗をかいて、温泉にざぶんと浸かりたいところですが、結局妻が30分強やっただけでした。残念。)

それでは、楽しみにしていた屋外露天風呂に行ってみます。一旦ドアを出て、突き当りの❝非常口❞から出ます。

(寒い場合に備えて、コートが掛けられています。廊下の延長線ですが、5号室のプライベート空間を実感します。)

扉を開けるとすぐに木の扉があり、そこを開けると、屋外露天風呂に続く廊下があります。

(石の洗い出しのステップの向こうに木のすのこが続きます。)

見えました、専用屋外露天風呂!

(なかなか全体像を把握できなかったので、部屋からのルートや構造が分かってすっきり。(笑))

これが専用屋外露天風呂です。

(室内の半露天風呂よりもちょっとぬるめ。私の超好みの温度。)

別角度から。

(樹々が写っていますが、湯船に浸かると視界は遮られることなく、最高の眺望です。)

時間は少々遡って、バトラーさんに部屋に案内してもらった時の情報です。当館の人気のシステムがオールインクルーシブですが、ルームサービスも対象。12月からの新メニューが追加されたそうです。

(それは、「レーズンバター」、「ふじのくにポークのリエット」。お酒の方は「今月の日本酒」が追加されました。)

で、室内&屋外露天風呂の探検後、さっそく新メニューを含めてルームサービスを注文。

(皿の手前左が「ふじのくにポークのリエット」。生ハムを取った後の使えない部分から作っているそうです。今月の日本酒は和歌山の「黒牛 純米酒」。)

のんびり最高の時間を過ごすことができます。

(ほんと最高です。一年の疲れが吹き飛ぶとはこういう状態ですね。(笑))

何度も屋外露天風呂に行きました。

(ややぬるめなのでいつまでも浸かっていられます。妻も最高と言っていました。)

夕食は18時半にしました。完全「おこもり」で部屋でいただくこともできますが、レストランの方がお酒の注文など、何かと快適かと思い、レストラン食を選択。これも新しいサービス。レストランに小物を持って行くための小さなオリジナルトートバッグ。

(持って帰ることができます。しっかりした作りで重宝しそう。)

本日の献立表。

(献立表の下のサービスプレートは当館のいつもの、海をイメージした一枚。)

ソムリエが付いてくれますので、ドリンクも気軽に相談できます。乾杯はスパークリングワインで。

(すっきり軽いタイプ。毎回これを注文しているような。)

■小前菜:駿河湾産 渡り蟹/網代港のカワハギ

(いつもの二段重ねです。渡り蟹のほぐし身に、蟹のビスクをテーブルで注いで完成させてくれます。)

上のガラス食器を取ると、カワハギが。

(薄いパイ生地とソース替わりのジュレの間にカワハギの身がサンドされています。手で一口で。)

熱々のパンが出されます。

(連夜のホイップバター。(笑) 形は「クッペ」ですが、「ホカッチャです。」と供されました。)

■前菜1:北山農園の蕪 キャビア

(縁取りカラフルなスライス。キャビアは結構な大盛りです。)

ここで白ワインをいくつか薦めていただきました。

(右から、シチリア島産、北海道産、オーストラリア産、フランス産(オレンジワイン)。)

まずは一番すっきりしたテイストという北海道産「RICCA」(六花)を。

(何と澄みきった白か。六花の名の通り。)

妻は聞いたことのないカクテルにチャレンジするそうです。

(国名を冠していたり、聞いたことのないカクテルがいくつか。)

いきなり「キューバリバー」を注文しました。

(ラム+コーラ、ライム付き。)

■前菜2:伊東産のお米 河豚の白子 黒トリュフ

(昨晩は鱈の白子、今晩は河豚です。トリュフ、結構スライスしてもらっています。)

ワインの方は、先程気になっていたシチリア産の「Domaine Alzipratu(ドメーヌ アルジプラトゥ)」。

(これもきれいな白。RICCAよりは気持ちしっかり目。)

■魚料理:伊東沖・真鯛 キャベツ

(真鯛の上にのっているのは、確か、ちぢみキャベツをパリパリに焼いたものだったか。真鯛のもっちりした食感とのコントラストが楽しい。)

ここで妻が再びドリンクチャレンジ。「ウイニングラン」。競走馬みたいな名前。(笑)

(ピーチ+グレープフルーツ+グレナデン。グレナデンってザクロの果汁ベースのシロップ(?)。ちょっと飲ませてもらいましたが、ジュースみたいでした。)

■肉料理:厳選和牛 イチボ

(何牛か忘れてしまいました。赤身が柔らかくて美味しい!)

■デザート1:レクチェ 黄柚子

(レクチェのソースの下にプリン風のものが隠れています。フルーツ感いっぱいの上品なスイーツです。)

■デザート2:北海道・仁木町 茜りんご と 長野県 グラニースミス

(2種類のリンゴをパイに仕立ててあります。トッピングされたリンゴのアイスと熱々のパイが美味しい。)

デザートと一緒に出されたコーヒーと紅茶でクールダウン。今回もアットホームで楽しくて美味しいディナーでした。ごちそうさまでした。

部屋に戻りました。昼間から気になっていたスタンド。照明の用を足しているのかどうか分かりませんが、こんな感じになってました。

(タオル交換やベッドメイクをしてくれて、ライティングも夜モードに。BGMにジャズがかかっていました。)

体重激増のことは忘れて(笑)、〆のTKGと素麺をルームサービスで注文。

(お土産用の黒トリュフのポテチも。ディナー後のTKGと素麺は別腹でなぜか美味しい。(笑))

この後、屋外露天風呂に何度か入ってゆっくり過ごします。部屋が広いので、それぞれに思い思いの過ごし方ができます。

 

翌朝。水平線に昇る朝日を拝もうと思いましたが、雲が厚い、、、ご来光はちょっと無理かな。

(若干の期待を捨てずに。)

すっかり目が覚めたので、室内の半露天風呂に入ったり、、、

屋外露天風呂に入ったり、、、

温泉三昧をしているうちに、太陽が出てきました!

(当館名物の❝光の道❞も見ることができました。)

そして、妻が屋外露天風呂で撮った一枚。

(これはなかなかの写メです。今日イチの朝日です。)

この後太陽は雲に隠れ気味になりました。時々雲間から海面に局地的に太陽が射すのが面白くて、いろいろ撮ってみました。

(一点集中。)

少し時間が経過すると、スポットライトのように何点か。

(自然のダイナミックさ、ずっと見ていても飽きませんねぇ。)

さて、そうこうしているうちに朝食の時刻(8時)となりました。朝食は部屋の❝インガーデン❞で。献立表。

(何度か泊まるうちに、当館の朝食は和食の方が美味しいとの妻との結論。)

ということで、2人とも和食を注文。

(雄大な海を見ながら地元の食材をいただく。何と贅沢なことか。)

鰆の味噌漬け焼きが絶品。

(半身にしてこの厚さ。味噌の浸かり具合が何とも絶妙。)

駿河湾産の生しらすといくらを見ると、、、

(手前の出汁巻玉子も卵が美味しい。)

やってみたくなるのが、生しらす&いくら丼。

(最高でした。(笑))

このふりかけも美味しかったぁ。

(ご飯二膳目はこの鰹ふりかけで。)

甘味も和風。「あんぽ柿のババロア」。

(優しい~味。もう一品のフロマージュブランも自家製だと思いますが、チーズとヨーグルトの中間のような一品で絶品でした。)

当館の朝食はやっぱり和食ですね。ごちそうさまでした。

朝食後は12時のチェックアウトまで温泉、温泉、温泉です。(笑)

(12月月末だというのに窓全開でちょうどいい。穏やかな大晦日です。)

ちょっと塩味のする源泉がとてもいい。

(当館に通うのはこの泉質も大好きだからです。)

チェックアウトが近づいて来ました。私たち夫婦の恒例、最後の温泉から上がったらハーゲンダッツを食べる。(笑)

(冷凍庫から出しておいてちょうどいい硬さに。)

12時になりました。チェックアウトの時にこれもいつも楽しみにしているお土産の焼き菓子をいただきました。

(ルームサービスでとった黒トリュフのポテチもお持ち帰り。)

予約の競争率の高い「5号室」、ラッキーにもキャンセルが出て予約できました。初めての5号室、最高でした。

(予約が至難の業ですが、連泊したら最高だと思います。)

ロビーの飾り物がお正月モードになっていました。

(本物の「餅花」。ちょっと見づらいですが、見たこともないほど立派な南天が何本も使われていました。)

「ホテルふたり木もれ陽」のバトラーやみなさんに見送っていただきました。最初から最後まで満点の快適さでした。また泊まりに来ます!

 

年末の箱根・伊東2泊旅行はこれにて終了です。今日は大晦日。真っ直ぐ帰宅して新年を迎える準備をせねば。一気に現実に戻ります。(笑)


2022年末 箱根・伊東温泉2泊旅行①〔「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原」編〕

2023年01月03日 | 旅行記

ここ数年年末に温泉の❝浸かり納め❞で温泉宿に行くのがやや恒例になってきています。心身ともに一年の疲れを癒して、いい新年を迎えるための大切なリセット効果があるような気がします。

ということで、2022年も行って来ました。箱根(仙石原)と伊東(網代)、2泊3日の旅行です。帰省ラッシュの渋滞が気になるところでしたが、東名を避けて小田原厚木道路にしたのが良かったのか、さしたる渋滞にも遭わず。最後の箱根湯本駅前で❝年末観光渋滞❞となりましたが、ほどなく脱出、新年の箱根駅伝の往路山登りの道を登って行く感じで、仙石原へ。

まずは道中、昼食も兼ねて「箱根ラリック美術館」に立ち寄ります。

(芦ノ湖ど真ん中から外れた仙石原のせいか、空いています。)

昨年は箱根神社に幸先詣でをして「箱根芦ノ湖成川美術館」でランチをするという、芦ノ湖ど真ん中でしたので、駐車場にも困りましたが、今年(2022年)は楽なものです。

「箱根ラリック美術館」は3つの建物、4つの施設からできています。1つはもちろんラリックの作品を集めた美術館、もう1つはレストラン、3つ目はオリエント急行の本物の車両を使ったカフェ、4つ目はショップ。

(写真奥の三角屋根が美術館、手前の白壁の建物はショップ、左に屋根の軒が少し見えるのがレストラン&カフェの建物。4つの施設が3棟の建物に入っています。)

到着がちょうど12時前でしたので、まずはランチを。レストランが新年に改装予定とのことで、ランチメニューは一種類のみでの営業とのこと。

(「箱根山麓豚」のロースト。)

先にココットに入った鶏のテリーヌ(?)とパン(&オリーブオイル)が出てきて、いいタイミングでメインが登場。

(オニオンソースは夫婦ともに大好きなタイプです。)

リゾットのような米も添えられているのでボリュームはこれで十分。お味の方もなかなか本格的で美味しかったです。お客さんは混んでもなくガラガラでもなく程良い感じで、ご近所さんがレストランだけの利用もされているようで、店員さんと年末の挨拶を交わされていました。

レストランと建物は同じですが、レストランフロアと仕切られた開放的なスペースにオリエント急行の車両がドーンとあります。

(本物。)

車両そのものがカフェになっていて、内装もオリエント急行のもので、ラリックが内装を手掛けていたことから、ここにカフェとして展示&営業しているようです。完全予約制ですが事前予約は不可、当日ここでしか予約できません。私たちはランチを優先したので、残念ながらオリエント急行は外から眺めるだけでした。(この写メを撮っている所から先は❝有料エリア❞。)

では、美術館へ。

(トンボや蝶のアクセサリー、見覚えがあります。これがラリックかぁ。)

大きなショップの建物を一旦出て、この雰囲気のいい散策路の向こうに美術館の棟があります。

(お天気最高。とてもいい雰囲気の木立の中を歩きます。すぐですが。(笑))

1階と2階にラリックの作品、といっても香水瓶やアクセサリーなど、実用品がほとんですが、「どうやってこんな細工をしてるんだろう?」と思うような美しい作品がいっぱい。訪れる人も少ない、静寂に支配された館内で贅沢な時間に浸ることができます。

さて、次は、せっかく仙石原に来ていますので、シーズンオフとはいえ、「仙石原すすき草原」に行ってみます。すすき草原の散策路は往復でも30分程度ですが、私たちはホテルのチェックイン時間の関係で、散策路の入口から景色を見るだけなので、この「ローソン箱根仙石高原店」で買い物をして数分だけ車を停めさせていただきました。

(このローソン前の横断歩道を渡ると、すすき草原の散策路入口。)

ここのローソン、エヴァとのコラボで、一部の筋では有名。

(店内全体がこんな感じでディスプレイされています。関心のない人には邪魔なだけかもしれません。(笑))

仙石原すすき草原の散策路入口からの景色です。

(結構いい景色。シーズンオフの今、人がいない季節にのんびり散策するのが実は一番かも。)

ちょっと驚いたのがこの看板。

(熊が出るのですね。「冷静に立ち去る」、難易度高過ぎです。(笑))

いい時間になりました。ここから「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原」へは5分という近さです。

(これでHIRAMATSUは、熱海賢島に続き、3軒目。)

エントランス前の車寄せで荷物を降ろして、すぐ隣の駐車場へ車を入れます。

(ワクワク感を掻き立てるエントランス。)

妻が先にロビーに入っているので、そちらへ。

(この左側にドアがあります。)

15時チェックインのところ、14時40分くらいに着いたでしょうか、私たちが早い方かと思ったら、ロビーは既にチェックインのお客さんでいっぱい。順番にチェックインですので、ウエルカムドリンクを飲みながら待ちます。

(ウエルカムドリンクは基本この4種類から選びます。)

私はスパークリングワインを、妻はグレープ系だったかジュースを。

(卓上のこの花の名前を思い出せず、スマホでリサーチ。正解は、トルコキキョウでした。(笑))

15分いや20分以上は待ったでしょうか、ようやくチェックインが完了して部屋に案内されます。部屋の作りはHIRAMATSUの共通仕様の一番ベーシックなタイプ。

(玄関からテラスまで一直線に、ベッド、リビング、バスルームが配されています。)

賢島のHIRAMATSUの部屋は海をイメージした調度品で統一されていましたが、ここはアンティーク調で統一されているような気がします。作りが同じでも、部屋の広さは今までで一番狭いかも。定番の石造りのお風呂。

(源泉が出ている所になぜか竹筒。役に立っているのかどうかよく分かりませんが、明朝入った貸切風呂も同じく竹筒がありました。(笑))

ちなみに、温泉は「新姥子温泉」の源泉かけ流し。源泉温度は61度と熱め、、、竹筒は冷ますためか(やけど防止のためか)。

テラスからの景色はこんな感じで、開放感抜群。

(手前の樹々の向こうに道路がありますが、音も視線も全く気になりません。)

室内、ベットの頭上に赤富士の絵画があります。

(不思議と惹きつけられると思ったら、片岡球子さんの「赤富士」シリーズのひとつ。)

冷蔵庫にはウエルカムドリンクにもあった❝高級❞ジュースが入っています。

(ドリンクは無料です。)

部屋に置かれているお菓子は箱根寄木細工に入っています。

(HIRAMATSUオリジナルのケーキ。おいしゅうございました。)

天気がいいとテラスから富士山の上の方が見えます。ちょうど夕暮れ時に撮った1枚。赤富士とまではいきませんが、ほんのり赤みがかっています。

(室内の片岡球子さんの赤富士はこの景色とセットなのでしょうね。なかなか粋な趣向です。)

何度か温泉に浸かっているうちに夕食の時刻となりました。ロビーの隣にある(というかロビーと一体化している)レストランへ向かいます。

本日の献立表です。

(サービスプレート(プレイスプレート)の模様、私の勝手な解釈は、仙石原のすすき草原をイメージしていると思います。)

飲み物の方は、最近はいつも「ペアリング」をお願いしています。3種類、4種類、5種類で選べますが、4種類くらいがちょうどいいかと。1種類目となる乾杯はシャンパンで。

(「Yves Jacques(イヴ・ジャック)」というシャンパン。)

濃い色の印象の通り、しっかりとした味わいでした。

(しっかり目ですがすっきりしたシュワシュワです。)

■あおり烏賊のグリエ(烏賊のムースと水晶文旦のソース)

(半球状のものがイカのムース。黒い点々はイカ墨のソースです。黒・黄・緑の3種類のソースでいただきます。緑は何だっけ、、、。)

パンにはホイップバターを。

(よく見るこの形のパン。名前を知りたくてネットで調べてみると、「クッペ」って言うみたい(間違っているかもしれませんが)。)

次の料理の前に白ワインが出されます。2種類目。

(「Rully(リュリー)プルミエ クリュ」。)

ソムリエ曰く、HIRAMATSUのオーナー(ヒラマツさん)がフランス某地のレストランで食事をしていた時に隣のテーブルにいたリュリーさんと意気投合して仕入れるようになったとか。

(何というか、初めての味わい。すっきりとしたフルーティーな感じと言うと普通の白ワインの感想に聞こえますが、いい意味でかなり独特な味わいです。私は好きですね。)

■真鱈の白子のボッシュ(蕪と堀川牛蒡のボリート、冬トリュフと鴨のコンソメ)

(白子、ゴボウ、カブ、コンソメ。その通りの一品です。(笑))

ワインは3種類目となります。ここでソムリエから提案が。「ワインは残り2種類となったのですが、注ぐ量を少し少なくしてあと3種類にしてはいかがでしょうか」。嬉しいご提案ですので、即答。次の料理に合わせて赤ワインが登場。

(「Domaine Gallety(ドメーヌ ガルティ)」。)

味わいの方はちょっと記憶が定かではありませんが、重さはなく軽やかな印象が残っています。

(美しい深紅。次の料理への期待が高まります。)

■蝦夷鹿のラグーソースで和えたスパゲティ(茸とラディッキオのアグロドルチェ、ランポーネの香り)

(皿の縁には蝦夷鹿の干し肉が添えられています。パスタ&ソース、美味しい!)

ワインは4種類目。再び白。

(「CHATEAU DE FIEUZAL(シャトー・ド・フューザル)」。あとで分かったことですが、2017年、HIRAMATSU熱海で同じ銘柄(の2006年産)をいただいていました。)

次の料理、本日の鮮魚はクエとのことで、濃厚な魚の味に合うように、どちらかと言えば爽やかで香り豊かな印象。

(確かに量が少し少な目ですが、酔いも回ってきて、これくらいが適量となってきました。(笑))

■産地直送 本日の鮮魚のロースト(寒締め法連草といくら入りヴェルモットソース)

(魚の下にこの季節に出回る寒締めのホウレン草(通常のものよりも葉が肉厚で美味しい)が敷かれています。)

本日の鮮魚は「クエ」(九州ではアラ)。皮の焼き目があまりにも美しかったので、そちらからも写メを。

(実際はもっときれいで惚れ惚れします。クエの濃厚な味わいが最高です。)

ワインは最後の5種類目。

(「Pommard 1er Cru(ポマール プルミエ・クリュ)」。)

確かこちらの銘柄もHIRAMATSUが取り扱っているとソムリエが言っていたような。お味の方は思い出せません、、、もちろん美味しかったという記憶はありますが。(笑)

(次のメイン料理が少しこってりとした感じなので、確かしっかり目の赤だったような、、、夫婦ともども酔いが回ってきています。(笑))

■ちりめんキャベツを纏ったイタリア産仔牛のファルシー(季節野菜のグリエ、ローズマリー香るジュのソース)

(季節野菜、結構焼き強めでした。メインのイメージは❝ロールキャベツ❞の焼きバージョンと言うと、HIRAMATSUさんに叱られますね。(笑) 今日の料理で一番濃厚な味付け。)

コースはここで一区切り、あとはデザートとなりますが、オプションでチーズを挟むことができます。せっかくなので、お願いしました。

(見たことがないくらい大きな箱根寄せ木細工の箱。チーズよりもこの箱のお値段のことを訊いてみたくなります。(笑))

チーズの説明を一通り聞いて、妻は3種類、私は2種類を。

(妻の3種類。ドライフルーツやハチミツとともに。ブルーチーズまでは覚えていたのですが、、、チーズの情報をメモっておけば良かったぁ。)

私の2種類です。

(右側は栗の葉に包まれたヤギのチーズだったかなぁ、、、こちらも情報をメモらず残念ながら忘れました。妻と私で1種類もかぶらず。)

そうそう、ワインはペアリングは終わったのですが、チーズに合わせて、ポートワインをお願いしました。

(「Chateau de Rayne Vigneau(シャトー・ド・レイヌ・ヴィニョー)」。ポートワインと言ってもポルトガル産ではなくフランス産ですが。)

甘いですが口に残らない上品な甘さがチーズによく合います。1997年産、時の積み重ねを感じるワインでした。

■苺畑(いちごとバニラのミルフィーユ仕立て)

(上に載っているイチゴ形状のものはチョコで、割るとイチゴソースが出てきます。)

■小菓子(とコーヒー)

(和テイストな菓子。両方とも求肥のような食感でした。)

私はコーヒー、妻はハーブティーでコースの興奮をクールダウン。

(素敵なコーヒーカップ。とても印象に残るカップ&ソーサーでした。調べてみると、リチャードジノリのもの。)

今日のディナーは以上で終了です。どの料理もさすがHIRAMATSUというもので、チェックイン時に待たされたことや、部屋が今までのHIRAMATSUの中で一番狭いことなど、やや盛り下がっていたところをすっかり挽回。いい気分で一日を終えることができました。ごちそうさまでした。

 

さて、翌朝。早朝6時に予約しておいた貸切風呂へ向かいます。

(真っ暗。深夜みたい。(笑))

貸切風呂は2つ。鍵は部屋のドアノブに掛けられていますので、それを持って「貸切風呂№2」へ。

できれば薄っすら夜が明けながらという時間帯で温泉に浸かりたいところですが、まぁ、一番風呂ということで。

(部屋の作り同様、貸切風呂の作風も基本賢島のそれと同じ感じでした。)

一番風呂をいただいて部屋に戻ってしばし休憩、7時半予約の朝食へ。昨晩の夕食はロビー階でしたが、1フロア下に別のレストランフロアがあり、そちらに案内されました。

(外の池には薄っすらと氷が張っているように見えました。)

湯河原みかんのジュースと、HIRAMATSUオリジナルのトマトジュース。

(トマトジュースの方は、トマトのみを搾っていて、何も添加していないそうです。)

オレンジジュースも美味しいですが、このトマトジュースが今まで飲んだ中で一番美味しいかも。以前、九州の壱岐(「壱岐リトリート海里村上」)で飲んだトマトジュース「甘壱岐」を超えたと思います。ホテルの方曰く、「お土産でも販売しております。お値段がちょっと、、、高いのですが。」と遠慮がちに教えてくれました。

数種類の豆が入った優しいお味のスープと、紅ずわい蟹のほぐし身を野菜で包んだものと地元野菜のサラダ。

(紅ずわい蟹のサラダ、美味しい!)

パンはおかわり自由ですが、前日の夕食で測らなくても体重が激増していることを夫婦で自覚しているので、控えめに。

(それでもホイップバターに手が伸びます。(笑))

メインは、半熟玉子や焼いたソーセージなどをクレープで包み、バルサミコソースをかけた、一見デザートかと見紛う卵料理。

(バルサミコソースの酸味が卵とソーセージ、ソテーされた野菜によく合います。)

デザートは、リンゴのコンポートと、ホイップヨーグルト&イチジク・ブルーベリー。

(ホイップヨーグルトの上に写真右上のナッツ類を砕いたものをかけていただきます。)

朝食もしっかり完食。体重が気になるところですが、美味しいものは食べてしまいます。(笑) ごちそうさまでした。

腹ごなしがてら、ショップコーナーに立ち寄ってみます。ロビー階に超小ぢんまりとありますが、それがオシャレ度を演出していますね。

(ドリンク類、アメニティ、衣類など。)

ありました、例のトマトジュース。

(ラベルが「HIRAMATSUオリジナル」を強烈にアピールしています。(笑))

で、お値段の方は、、、!!

(手前でぼやけていますが、5940円也。確かに高い。)

これまでHIRAMATSUに泊まるたびに、その着心地の良さを気に入っていた部屋着。トマトジュースは買いませんでしたが、ちょっと奮発してこの部屋着をペアでついに購入しました。

(タオル&ガーゼ地で最高のリラックスウエア。自宅でガンガン使いたいと思います。)

チェックアウトは12時。朝食を一番早い7時半にしましたので、かなりゆっくりできます。

(今日のお天気は、、、曇りかぁ。結局滞在中富士山を見ることができたのは昨日だけでした。富士山が見え隠れするたびに、「星のや富士」でハラハラした思い出がよみがえります。「星のや富士」で過ごされているみなさんが富士山を見ることができますように。(笑))

時刻は12時。チェックアウトです。最後にHIRAMATSU仙石原からお土産をいただきました。

(立派なパウンドケーキと、立派過ぎる箱に入ったチョコ菓子。(笑))

「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原」、温泉の泉質と料理・ワインが特に素晴らしかったです。

さぁ、昨年も年末に1泊過ごした伊東(網代)の「ホテルふたり木もれ陽」に向かって出発です。


2022年末 箱根・伊東温泉2泊旅行

2022年12月31日 | 旅行記

2022年も間もなく終わります。一年が経つのが年々早くなっているような気がします。まだまだ先だと思っていた、年末の2泊旅行から今日帰って来ました。遠出はしないで、箱根と伊東で2泊、ゆっくりと温泉に浸かって美味しいものを食べてきました。

1泊目は、今年の夏休みに行った三重の賢島に続いて、箱根(仙石原)の「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原」。

2泊目は、私たち夫婦にとって伊豆の常宿とも言える(昨年末も1泊して来ました)、伊東(網代)の「ホテルふたり木もれ陽」。

師走の慌ただしさをひと時忘れるゆったりまったりした3日間でした。詳細は新年が明けてぼちぼちと書いていこうと思います。

みなさま、今年もこのブログにお立ち寄りいただきありがとうございました。良い新年をお迎えください。


呉東・呉西(富山県)の旅〔2日目〕

2022年12月12日 | 旅行記

今日は呉東・呉西の名所を巡ります。東京勤務時代にご一緒し、今は富山で働いているベッキーさんと久々に再会。観光ガイドを引き受けてくれました。(ありがとうございます!)

本日の行程表です。

(富山駅近くのホテルをスタートし、新幹線の新高岡駅がゴールとなります。)

今回のブログのタイトルにも使っている「呉東・呉西」という言葉。今回の旅で初めて知ったのですが、富山県は呉羽山(呉羽山丘陵)を境に東西エリアをこう呼ぶそうです。各地域ごとに鋳物、養蚕、売薬など産業の特徴はもちろん、文化や生活慣習の面でも違いがあるらしいです。

朝、ホテルのレストランは6時半から営業。オンタイムで入店し、朝食をいただきました。最上階15階のレストランの窓からは立山連峰が見え始めています。

(今日もお天気に恵まれますように。)

ちなみに、こちらのレストラン、今日後程立ち寄る鋳物メーカー「能作」とコラボしています。

(「能作」の錫製のオシャレな皿に料理が映えます。)

8:50、ベッキーさんがホテル前に車で迎えに来てくれました。最初に訪れるのは呉東・呉西を分けている山「呉羽山」の展望台。❝壁❞のように迫ってくる立山連峰の絶景ポイントです。

(連峰の山々の名称と標高が書かれています。天気が良すぎて太陽の光がハレーションを起こしています。)

そして、絶景は、、、

(ズームなしの状態。)

残念ながら雲か霞か、抜けるようなクリアさがありません。ベッキーさんによると「(絶景度の)実力値の10%くらいですね。」とのこと。冬なのに今日が天気が良くて暖かすぎるのが裏目に出たようです。

ズームで「剣岳」(2999m)を写メ。

(富山で一番高いビルが中央にあります。インテックビル「タワー111」。その延長線上の高い山が剣岳。雲のように見えますが、全て稜線。クリアならこれが目の前に迫ってくるように見えるそうです。)

呉羽山展望台を出て、次は9月1日~3日に開催される「風の盆」で有名な八尾(やつお)の「おわら資料館」へ。途中、神通川の向こうに「富山きときと空港」が見えます。

(空港の向こうにぼんやりと立山連峰。)

「富山きときと空港」は全国で唯一河川敷にある空港。何となく地盤的に大丈夫なのかなと思いますが。(笑) 河川敷ならではで、ボーディングブリッジで堤防を乗り越えたりするとか。ちょっと使ってみたいですね。

「おわら資料館」に到着。

(説明好きの館長さんがいるそうです。)

資料館の横には「越中おわら発祥の地」の石碑が建っています。

(まだ「おわら」のことを学んでいないので、ピンときませんが。)

入館するとすぐにポスターがありました。

(そして館長さんがいらっしゃいました。(笑) さっそくいろいろと説明してくれます。このポスターは17年前のものらしく、踊り手の後ろの地方(ぢがた)の中にご自身が写っているとのこと。(笑))

この後、映像展示館で10分程度のビデオを観ます。館長さんの説明と相俟って、おわらのことがとても良く理解できました。ちなみに、ビデオにも館長さんがちょい映りしていました。(笑)

順路に沿って資料館をめぐります。町ごとに衣装が決まっていて、全町の衣装の説明があります。

(八尾の町は東町などの中心地から周辺に向かって広がっていったそうです。)

ビデオでは女性の着物の帯について、「黒い帯をしているのは、当時どこの家にもあった喪服の帯を使っていることの名残りです。」と解説がありましたが、上の鏡町の衣装はそれですが、東町の帯は金と黒の豪華な市松模様。館長さん曰く、これは町の中心であり銀行など羽振りのいい(力のある)家が多く、他の町と違う帯にしたとか。他の町は反対しなかった(できなかった)そうです。町単位の❝格差❞があったようです。

こちらは春夏秋冬の歌の中での代表的な踊りのポーズを表わしたもの。

(館長さんが春夏秋冬の歌に隠された本当の意味を教えてくれました。)

館長さんの説明によると、春夏秋冬の歌には何とも艶っぽい本当の意味があるようです。

〔春〕揺らぐ吊り橋 手に手を取りて 渡る井田川 オワラ 春の風(=駆け落ちの歌)
〔夏〕富山あたりか あのともしびは 飛んでいきたや オワラ 灯とり虫(=遠距離恋愛の歌)
〔秋〕八尾坂道 別れてくれば 露か時雨か オワラ ハラハラと(=不倫の歌)
〔冬〕もしや来るかと 窓押し開けて 見れば立山 オワラ 雪ばかり(=片思いの歌)

「おわらの由来」。

(確かに地名に「おわら」とはありませんので、越中八尾おわら節の名の由来は気になります。館長さんは第1の説(❝大笑い❞説)を言っていました。)

記念撮影スポットがあります。

(笠で顔を隠すのは、見る人に顔ではなく踊りに注目してほしいから。これも館長さん曰く、夜零時を回ると、笠を取ってもいいとか。ちなみに、この衣装は町から踊り手に支給されるそうですが、25歳?までの未婚者限定だとか。私の想像ですが、町を途絶えさせないための男女の出会いのイベントという意味合いもあったのではないでしょうか。)

館長さんにぐいぐい勧められるがままに、男踊りの「トンビ」のポーズで記念撮影、、、。(笑)

(意外と肩が上がって、まんざらでもない。(笑))

「おわら資料館」、満足度大です。館長さんがいれば所要時間が大幅に増えますが、「風の盆」のことを楽しく学べてラッキーです。「風の盆」、特に夜の部をいつか見てみたいと思いました。

次は昼食へ向かいますが、道中❝アイス休憩❞を。もなかの皮だけを作っているお店が皮を食べてもらいたいがために「もなかアイス」を売っているという、何ともそそられるお店です。

(見過ごしそうなお店です。「最中の皮屋のもなか」、「高野もなか店」、、、店名がいろいろややこしくて混乱します。(笑))

「もなかアイス」、100円。

(抹茶にしました。)

こちらが実物です。

(ゴルフボール大はあるでしょうか。)

食べてみるとかなりハイレベルな一品です。アイスは別のお店のものらしいですが、アイスも皮もとても美味しい。夏場なら、バニラ、イチゴ、抹茶、全種類イケますね。❝皮商品❞も販売中。

(勢いで買ってしまいそうになりましたが、挿むものに困りそうなので、がまん。)

お店を出て景色を見てみると、立山連峰が先程よりもクリアになってきました。

(いい景色!)

昼食までに少し時間の余裕があるので、有名な「散居村」の景色を展望できる高台に寄って行くことに。ベッキーさんおススメの展望台まであと少しという所で、道路が冬季閉鎖、、、残念。閉鎖されている手前から見た景色がこちら。

(ベッキーさん曰く、もっと点在している感じとのこと。)

帰宅後、私の愛読書(笑)「日本の美景」に載っているのではと調べてみました。

(もう10年以上昔から手元に置いているバイブルです。)

ありました! 夜景ですが「散居村」(と漁火)の景色です。

(ベッキーさん、散居村、見ましたよぉ。)

散居村を生では見ることができませんでしたが、ここからも立山連峰のいい景色を見ることができました。

(何度見てもすごい迫力です。)

少し遠回りしましたが、昼食のお店に到着しました。「農家レストラン大門」(おおかど)。

(散居村の家々の特徴そのものです。散居村の景色は見ることができませんでしたが、散居村にあるであろう民家を堪能できました。)

ここから見る景色がこちら。

(肥沃な土地に農家が点在する散居村の特徴そのものです。絶景!)

それでは入店します。

(「大門」、このあたりの地名は「だいもん」とも読むようですが、「おおかど」もエリアの名のようです。深掘りしたくなります。)

富山県民の持ち家比率が高いとか(若いうちに家を持つ)、一戸あたりが広いとか、いろいろ富山の特徴を道すがら教えてもらいましたが、この農家(民家)もめちゃめちゃ広いです。

(テーブルスペースのこの部屋だけも広いですが、まだまだ他にも部屋があるようで、全体が分からないくらいです。そもそも玄関だけで住めそうな広さでした。(笑))

仏壇も超豪華。

(仏壇が豪華なのは呉西の特徴だとか。私の背丈よりも大きい。金もふんだんに使われています。)

晴れ着でしょうか、所々に飾られていますが、どの着物も豪華です。

(この着物の柄と関係があるかどうか分かりませんが、お嫁入もかなり盛大に財を費やすそうです。本家・分家という概念もしっかりしているとか。)

3種類ある御膳のうち、真ん中の「白雪姫」。

(箸袋の裏に書かれていましたが、使われている漆器は、地元で100年以上大切に使われている輪島塗。持つと驚くほど軽く、朱色のしっとり感など、素晴らしい器の数々です。)

そして、並ぶ料理は、砺波の地産地消の健康的な郷土料理でもある「伝承料理」。

(「よごし」は大根の葉をゴマ油で炒めたものだそうです。「ゆべし」はどうも見覚えがあると思ったら、「赤坂浅田」で「ゑびす」として出てきた一品です。)

「具入り丸揚げ」、「ゆべし」、「根菜いとこ煮」などが並びますが、中央のカラフルな3つの玉は「くずきり」。

(左下の四角い小鉢が「よごし」。器の陰になってしまいました。(笑))

地名を冠した名物「大門(おおかど)素麺」も出ています。

(渦巻きのかまぼこは富山名物で、ご一緒した高岡出身のお二人は日本全国のかまぼこが渦巻きだと思っていたそうです。(笑))

大門素麺も説明書きがありました。

(特徴は、真っすぐではなく、手こねで丸髷髪型に仕上げること。ベッキーさん曰く、かなり圧縮して玉にしているので、ゆでると量が激増するらしく、一人前だと割って半分以下にして使うそうです。)

最後にニンジンのデザートが出て来て「白雪姫」は終了です。

(かなりニンジンの味が生きています。甘さ控えめで美味しい。)

「白雪姫」以外の御膳は「恋茜」と「黄小町」。いずれも砺波地区のチューリップの名前だそうです。ごちそうさまでした。

さて、次は井波地区に移動します。井波は木彫りの里として欄間や獅子頭などの伝統工芸が産業です。井波の名刹「瑞泉寺」に駐車して街を歩きます。

(これまで九州はじめ様々な旅先で名刹を訪れていますが、トップクラスの山門の巨大さ。そして、作りの細やかさは随一だと思います。)

山門の下に立って見上げると、龍の木彫りなど、全ての部材に見事な細工がされています。

(一木から彫り出す欄間の木彫りの技術。目を見張るものがあります。)

お寺にしては珍しく、境内は有料エリアになります。本堂が養生されているようですし、有料エリアには入らず、山門下から境内を見て、心の中でお参りして終了としました。

(背景の山を借景として、雄大で荘厳な雰囲気を醸し出しています。養生が取れたらさぞ素晴らしい景色でしょうね。)

木彫りの里の街並みを散策します。

(彫刻師の工房が一番多いですが、歴史を感じる酒蔵などもあります。街並みを美しく見せるために工夫しているなぁと感心したのが、電柱に統一的な街灯を付けて最大限景色を損ねないようにしていること。)

さすが木彫りの里です、バス停も木彫り。

(バス会社は「加越能バス」。呉西エリアはこのバス会社で、呉東は「富山地方鉄道バス」。)

瑞泉寺の駐車場に戻って、「道の駅 井波」にある「井波彫刻総合会館」へ。

(手前の獅子は木工です。)

「世界最大 井波彫刻欄間 十二支の図」。

(「ご自身の干支の前で記念写真をどうぞ」という趣旨の案内板がありました。)

館内は、井波彫刻の歴史や、現在の彫刻師の作品の展示、販売など。工芸品なので基本的には撮影禁止。獅子頭、欄間、天神様(菅原道真公の像)が数的には一番多かったです。お値段は10万円台から100万円を超えるものまで。

ちなみに、井波彫刻がここまで発展したのは、先程訪れた瑞泉寺が過去に何度も焼失し、その都度再建されたためだとか。唯一無二の技術で全国の寺社も数多く担当していることが大きいかもしれませんが、ご当地の文化、お正月など慶事での獅子舞、一家に一像という天神様信仰なども産業を支える土壌となったのではないでしょうか。

「井波彫刻総合会館」を出て、せっかくなので道の駅にも立ち寄ってみました。ベッキーさんによると、ここのレストランのウリは「爆盛」らしく、発祥の地?だとか。

(揚げ物の爆盛、見ているだけで胸焼けしそう。(笑))

ソフトクリームの「十段巻」というのもここが発祥だとか。

(何とお値段200円。「恩返し価格」とはいえ安い!)

道の駅を出発して、次はワイナリー「ドメーヌ・ボー」へ。

(オシャレな建物です。写メに全体が写っていませんが、コンクリート打ち放し以外の壁と屋根は赤ワイン色。)

広大な土地にブドウ畑が広がります。

(目の前はメルロー種の畑。)

1万株から初めて4年目(だったかな)で、現在6万株(だったかな)まで増やしているそうです。

(畑の区画とブドウの品種を印した地図。)

工場見学させていただきました。予約制で、社長が惜しげもなくいろいろなことを話してくれます。

(機械は全て外国製(国の名前は失念しました)。まだ新しい感じです。)

樽はフランス製のオーク樽を使っているそうです。

(アメリカ製は樽そのもの香りが強く、ワインの仕上がりとしてはバランスが悪くなるので、メインはフランス製の樽で、アメリカ製の樽で発酵させたワインは香り付けなどのブレンド用に使っているそうです。)

試飲(200円)と購入ができます。

(まだまだブドウの生産量が十分でないので、足りない分は甲斐地方からクオリティーの高いブドウを仕入れているとか。)

試飲は新酒をチョイス。運転手のベッキーさんはブドウジュースを。

(新酒の白はスッキリとした味わい。けれんみの無い、「ドメーヌ・ボー」の「情熱は伝播する」という姿勢そのものの素敵なワインです。)

ということで、お正月用(あるいは単身住まいでのお楽しみ用)に、試飲した新酒の白と、、、

(ビックリマークのようなエチケットのデザインは、太陽と雫を表現。このエチケットはここのブドウで作られていることを表わしているそうです。)

ベッキーさんが試飲して美味しかったというブドウジュースも購入しました。

(こちらのエチケットのデザインは、甲斐地方など他の畑のブドウを仕入れて作ったことを表わしているそうです。)

工場見学しながら社長が話してくれたこと。

・ワインづくりは収穫から数日で行うことから、出来上がるワインのクオリティーの決め手は、ブドウの出来が90%、その後の工程が10%。よって、いい畑でブドウを育てることが非常に重要。
・富山のこの地は、気温、日照など決してブドウ畑に適地とは言えない。勝沼なども1、2度の気温が上昇してブドウの質に影響が出ている。今はブドウの適地は北海道かもしれない。(それでもこの地でがんばる。)
・ここはご覧の通り抜群の景色なので、近い将来、カフェを作りたい。子どもたちが遊べるアスレチックを備えたキャンプ場も計画している。
・ワインづくりの作業のピークと日本酒づくりのピークはうまい具合にずれているので、人出を融通し合いたいのだが、まだ実現できていない。

などなど。ワインづくりへの情熱と、続けていくためのビジネスとしての工夫を感じるお話でした。

「ドメーヌ・ボー」、とても良かったです。機会があれば再訪して、その後どんな発展をしているか見てみたいですね。

最後の訪問スポットは、鋳物メーカーの「能作」。錫の独創的でオシャレな器などで全国区で有名です。

(仏具工場からスタートし、時代の荒波を乗り越えて、今や全国区のブランドに。私も九州から転勤する時に送別の品でぐい吞みのセットをいただきました。)

観光バスもやってくる大繁盛ぶり。建物に入ると大ホールの吹き抜けになっていて、見せる倉庫の現役の鋳型たちが迎えてくれます。

(全て鋳型。カラフルです。)

1階はショップ、2階は「能作」の歴史などを展示しているコーナー。実際の工場を見ることができます。

(今日は土曜日なので、工場はお休み。平日なら普通に作業されているそうです。)

1階のショップ。クリスマスツリーオーナメントや干支の箸置きなど、購買意欲をガンガン刺激してくる(笑)グッズでいっぱい。

(箸置きはお手頃価格。プレゼントにも最適品。商売上手です。(笑))

鋳物製作体験もできます。

(トレーや小皿など。結構「満席」です。自分で作ったものをプレゼントするという提案。商売上手ですねぇ。(笑))

錫婚式(結婚10周年)を「能作」でできるそうです。(ほんと、商売上手です。(笑))

(人気商品の風鈴。巨大風鈴が屋外に設置されています。カップルや子どもたちに人気だとか。)

「能作」、錫製品が素敵で思わず欲しくなりますが、何とかこらえました。(笑) いただいたぐい吞みを持って帰って一杯やりたくなりました。

これにて呉東・呉西の旅の行程は一区切りです。この後は高岡市街に入って、時間の許す限り美味しいお酒を。(ベッキーさんは家に車を置いてきます。)

15時からやっているという人気店「たかまさ」。

(居酒屋巡りのプロ、太田和彦さんや吉田類さんがふらっと来そうな雰囲気のお店。16時入店。)

まずはビールで乾杯。

(お通しは魚のアラ、イカ、里芋の煮付け。)

食べ物は、昨晩お刺身をたらふくいただきましたので、生魚以外の富山名物を。車中でも話題に出た「かぶらずし」。

(カブにサクラマスを挟んで発酵させたもの。ほんのり甘くて大好きな味です。)

魚のすり身揚げも名物。

(さつま揚げとは違ってかなりふっくら柔らかいです。これも美味しい。)

ベタかもしれませんが、白エビのから揚げ。

(最高です。(笑))

真子(魚の卵)の煮付け。

(うまい!)

確か、カマスの昆布〆。

(ほぼ刺身に見えますが、やはり昆布で〆られていることが分かる旨みです。)

飲み物はビールからハイボールへ。日本酒は、この後ベッキーさんチョイスの日本酒のお店でいただきますので、ハイボールでストップです。今日の旅の話や近況の話などで盛り上がりますが、私が大阪に戻るので、17:30には切り上げて、次のお店へ。

少し歩いて商店街の中にある「酒蔵 盛盛」(もりもり)へ。

(富山の日本酒などを幅広くそろえています。)

ベッキーさんの奥様も合流して、さっそく乾杯を。(本当に今日はお世話になりました。)

すり身揚げの食べ比べを。(笑)

(「たかまさ」のすり身揚げとは違ってボール状。ふわっと柔らかいのは共通で、味も意外と違いはないですね。美味しいです。)

イカ墨入りのイカの塩辛「黒つくり」。

(さすが日本酒のお店。塩辛、塩強めです。)

「ゲンゲの一夜干し」。

(有明海のワラスボ級のインパクトです。「身はほとんどないのでは?」と思って食べると、意外にもしっかりと魚の身を感じます。癖のない旨みのある白身という感じで、ハタハタに近いような。美味しいです。)

肝心のお酒の方は、私の新幹線の時間を考慮していただき、結構なピッチでいただきました。(笑) ちょっと記憶が曖昧ですが、こんな感じのラインアップだったかと。

・玉旭 マザー:日本酒の概念を覆す記憶に残る一本。健康にいい高級酢の味わい。
・玉旭 ブルー:マザーとは一転、本格派の一本。すっきりした万能選手。
・三笑楽:今日いただいた中で一番好きかも。すっきりした中にも一本筋の通った特徴ある味わい。
・幻の瀧:フルーティー&すっきり、ビールからチェンジして最初に登板するのがいいかも。
 、、、この他、梵、曙などをいただいたかと。

美味しい料理とお酒、ベッキー夫妻との楽しいお話、名残惜しいですが、19時頃にお開きとなりました。奥様からお土産をいただきました。

(ありがとうございます!)

奥様の運転で新高岡駅に送っていただきました。本当に何から何までありがとうございます。是非またゆっくりとお話できればと思います。

富山2日目も素晴らしい旅でした。

(新高岡駅のコンコースで存在感を放っている巨大兜。高岡開町の祖、加賀藩二代藩主前田利長公が愛用したとされる「銀鯰尾形兜」(ぎんなまずおなりかぶと)の巨大版だそうです。高岡開町400年を記念し、高さ400cm、重さ40kg、高岡の若手職人らの制作。)

新幹線が入線してきました。

(「はくたか」です。)

金沢駅でサンダーバードに乗り換えて、10時半に大阪駅に到着。サンダーバード=揺れて疲れるというイメージですが、行きも帰りもなぜかそれほど乗り心地の悪さを感じませんでした。

無事帰宅して翌日朝、今回の旅で買ったお酒など(「ドメーヌ・ボー」のワインとジュース)と、いただいたお酒(日本酒「富山ブレンド」)を記念撮影。

(「富山ブレンド」、富山の地酒がブレンドされているそうです。ブレンドパターンって初めて知りました。)

この3本を飲む時、きっと今回の呉東・呉西の楽しかった旅のことを思い出すと思います。それもまた旅の醍醐味。富山、必ず旅の計画をして再訪したいと思います。

ベッキーさん、また会いましょう!


呉東・呉西(富山県)の旅〔1日目〕

2022年12月11日 | 旅行記

富山県を訪れたことはありますが、高岡から氷見経由の能登半島一周の旅でした。(まだこのブログを始める前のことです。)今回、金沢・富山に出張があったので、初めて富山市に入り、土曜日に「呉東」(ごとう)から「呉西」(ごせい)を旅してきました。

朝7時大阪駅発のサンダーバード3号に乗車。

(数ある特急の中で写メ映えしないランキングトップクラスかも、、、すみません。)

午前中金沢で仕事をしてお昼は「香りん寿司」へ。

(「イチハン」というのが人気のランチメニュー。香箱ガニが時価で日々値段が変わることを教えてもらいました。今日は安い方だそうです。)

お隣のテーブル席で7人くらいのサラリーマンが昼間からビールだのハイボールだのをガンガン注文していました。何か重要な仕事が打ち上がったのでしょうか。私たちは「イチハン」を注文。2皿に分かれて出されます。

(ちょっと小ぶりな上品な握りです。)

どのネタも絶品です。小ぶりさとその美味しさで、無限に食べ続けられるような気がしました。(笑)

午後も2時くらいまで金沢で仕事をして、いよいよ富山へ移動です。金沢駅から富山駅までは北陸新幹線「はくたか」で。

(新幹線開通に伴って、サンダーバードは金沢駅止まりになったそうです。「はくたか」は停車駅的には「ひかり」と「こだま」の間くらいのイメージでしょうか。馴染みのない名称に戸惑い気味です。(笑))

約20分という短い時間ですが、車窓からはこの絶景を見ることができます。

(ちょっと雲がかかっていますが、立山連峰の❝壁❞が雄大に広がります。)

初めて富山駅に降り立ちます。

(立派な駅に広々とした駅前。九州の駅でいうと大分駅と雰囲気が似ているように感じました。)

富山市と言えばヨーロッパの街を思わせる最新のトラムを思い浮かべますが、2両連結の未来的なものだけでなく、超レトロな単車両の路面電車も結構走っていました。むしろ、最大の特徴は、その路面電車が富山駅ビルの中に入って行くこと。

(ネットより拝借。駅ビルの中まで線路は続き、路面電車の富山駅となり❝向こう側❞とつながっています。出張をご一緒した地元民曰く、これは画期的なことで相当便利になったそうです。)

この後、ホテルにチェックインして、富山での仕事です。いつかは訪問したかった「東田地方」(ひがしでんぢがた)ビルを訪れることができて感慨ひとしおです。(理由は話せば長くなるので省略します。(笑))

仕事を終えて、九州でもご一緒し今は富山で勤務されている方と3人で懇親会へ。お店は「金泉」(きんせん)。

(金泉、銀泉、銅泉で「金泉横丁」と言うそうです。金銀銅は料理やお酒のグレードの違いなのかどうかは不明です。)

あまりお目にかからない❝横丁❞風景で、一体どんなお店なのか、一抹の不安を感じますが(笑)、中に入ってみると、奥行きがあり、個室の座敷が並んでいる見慣れた作りで一安心。

(私たちはこちらの扉ではなく、少し横にある「金泉 別館」というエリアに通されました。)

一安心したのも束の間、「金泉」のもう一つの特徴は、お品書きに一切値段が書かれていないこと。

(この刺身のメニューだけでなく、お酒も含めて全てのお品書きに値段表記なし。(笑) 地元の方からの「値段が一切書かれていないけど、心配しないで大丈夫。」という情報がなかったら、お勘定が気になって酔えなかったでしょうね。(笑))

安心して「今夜のお刺身盛り合わせ」を全種類少しずつ注文して、乾杯です。

(飲んでしまった後の写メです。(笑))

来ました、刺身の盛り合わせ。

(写メで見ると迫力が伝わりませんが、すごいです。食べる前から伝わってくる美味しさ。ちなみに、透明なプラの皿に盛られていますが、その皿が富山県の形をしています。)

全種類3切ずつにしました。どれを食べたか忘れないように、最初に全種類小皿に取ります。

(小皿に取っても映えます。(笑))

全国でもトップクラス、いや魚の美味しさトップの富山湾のネタの数々。文句なしの美味しさです。ほんとに美味しかったです。

あとは食べたいものをいろいろ注文。「とろとろ里芋団子揚げ」。

(お皿がなぜか中華。お味の方は里芋の旨味を完璧に引き出しています。)

だし巻玉子は、プレーン、明太子、カニの3種類から選べますが、せっかくなのでカニ入りを注文。

(想像をはるかに超えるカニの量が嬉しい。私は「昆布〆専用醤油」が気に入ったので、終始使っていました。)

「金泉」では富山ブラック(ラーメン)も名物みたいなので、「チャーシューメンマ」というのを注文してみました。

(超厚切りのチャーシューと、短冊ではなくぶつ切りのメンマ。想像と違うものが出て来てびっくり。スープの方はまさにラーメン系で、❝麵無しラーメン❞という感じ。ボリューム満点。)

富山らしいものということで、バイ貝を。

(比較物がないので伝わりませんが、見たこともない大きさのバイ貝です。貝のエキスなのか、スープもうまい。)

お酒の方も地酒を連打。「羽根屋」や、なかなか巡り会えないという「勝駒」など、富山の銘酒をたっぷりいただきました。

初めての富山(呉東)、初めての地元での料理と地酒、各地を巡る旅は明日が本番ですが、すっかり富山ファンになりました。

8時過ぎにはお店を出たでしょうか。冬の富山ということで、コートを着てきましたが、どうやら珍しい穏やかな日で、夜も酔い覚ましにちょうどいい気温でした。富山駅前のホテルの前で解散。今日はお付き合いいただき、ありがとうございました!

ホテルの宿泊階のエレベーターホールには、黒部ダム・渓谷や立山連峰などの写真の大パネル。

(モノクロの写真がかえって迫力を増しているように感じます。)

ホテルの水道水は富山の水。「美味しいですよ!」というご案内があります。

(水道水が美味しいということで、最近ビジネスホテルには必ず置かれているペットボトルはありません。)

初めての富山(呉東)1日目。いつかは東京から北陸新幹線のグランクラスに乗って黒部・宇奈月温泉を訪れてみたいという旅心を刺激されました。

(金沢駅の観光案内所でもらっておいたパンフレット。)

さぁ、明日はいよいよ富山(呉東)をスタートし、高岡(呉西)へと巡っていく、「呉東・呉西」の旅です。


2022人間ドック〔懇親会編(小倉・博多)〕

2022年11月23日 | 旅行記

恒例の❝同窓会❞。お店は「森山珈琲」から徒歩3分の「縁満 中津口店」。

(先程通り過ぎたはずですが、気付きませんでした。まだ提灯が出ていなかったのかな。)

人間ドック1日目終わりの夜、ここで集まって一杯やるのが一年の楽しみです。ただ、ドック2日目は胃カメラがありますので、20時には飲食を止めることができるか、これが最大の課題です。(笑) ちなみに、前回は21時過ぎに〆の鶏雑炊を食べてしまって、翌日の胃カメラの先生にちょっとあきれられました。

「縁満」は料理がことごとく美味しいし、店長も店員さんもとても気さくで、ほんといいお店です。それではスタートです。

鶏のハム。

(美味しいのはもちろんですが、何だか消化に良さそう。(笑))

お酒の持ち込みも超柔軟に対応していただけます。乾杯のビールの後はさっそく持ち込みの日本酒へ。下関市の「長州酒造」の「天美」(てんび)。

(「天美」の最高位の純米大吟醸。ダイヤモンドのようなロゴは、「お酒を醸す過程で発酵が一番盛んな瞬間をイメージした」ものだそうです。)

「天美」、美味しいですねぇ。タイミング抜群で「本日の刺身盛り」が登場。

(魚の到着が遅れて、店長は冷や汗ものだったとか。(笑))

10種類以上盛られていますが、記憶をしぼり出してみます。忘れられない名前の魚は一番手前の「ばばちゃん」。正式名称は「タナカゲンゲ」という深海魚系のようです。あとは、クロムツ、コモンダイ(だったかな?)、ミル貝、関門ダコ、カマス(炙り)、ボラ、カツオ(マグロだったかなぁ?)、、、あとは思い出せず。全種類絶品です。特にクロムツは濃厚で最高でした。

つくね。

(もはやつくねハンバーグです。手前の大きな黄身の色が何とも食欲をそそります。)

❝同窓会❞メンバーが超なじみということで、「貝柱を使ったかき揚げ」という何ともざっくりした料理のリクエストにも応えてくれます。

(店長曰く、「作ったことがないので、成功か失敗か、まるで分かりません。(笑)」とのこと。)

サクサクのかき揚げ、これは成功ではないでしょうか。あえて言えば、野菜がサクサクに揚がっているので、もはや何の野菜か分からないのですが、野菜特有の甘味を感じました。

ここで次なるお酒が登場。北九州市産のブドウを使った地元のワイン「涼月」。

(軍艦がデザインされたラベルには意味があります。)

裏面のラベルも撮っておきました。

(北九州市産のブドウ、ワイナリーは若松区です。)

この「涼月」にはラベルの軍艦にまつわるストーリーがあります。そのストーリーは新聞にも掲載されました。

(ワインを持って来てくれた方が、その新聞記事も持ってきてくれました。箱に入っていたのでシワシワになってしまいましたが。)

こんなストーリーです、、、「北九州若松区の外れに太平洋戦争時の軍用艦が(防波堤の一部となって)今も眠ります。この貴重な史跡『軍艦防波堤』の事実を未来へ引く継ぐため、『軍艦防波堤ワイン』第一弾の白ワイン『涼月』を販売します。(戦艦大和とともに出撃し)奇跡の帰還を果たした不死身艦が『涼月』です。」

味わいの方は、しっかりとした白ワインで、濃いめの味の料理にも合わせやすいタイプだと思います。ということろで、リクエスト料理第二弾「里芋の〇〇」。

(里芋の団子をから揚げにして、揚げ出し豆腐風に出汁を張った一品。)

実はこれ、前回の❝同窓会❞の時に私が「〇〇はないですか?」と、以前食べてすごく美味しかった料理を追加注文しようとしたところ、それが廃盤になったと聞いて、「次回に一夜限りの復刻を!」とお願いしたことを小倉メンバーが覚えてくれていてのこと、、、ですが、私がお願いしたのは「大根のおでんのから揚げ」でした。メンバーが情報を断片的に記憶していて今回の「里芋の〇〇」になったという、一同大笑いの一幕でした。(笑)

鶏のたたき。

(鉄板の美味しさです。美味しい料理とお酒で、既にリミット時刻を気にする回路が飛んでしまっています。(笑))

ここでお店のお酒リストから日本酒を一度挟ませていただきます。千葉の「飯沼本家」の「甲子」(こうし)。

(鶏のたたきにすっきりと大辛口を合わせます。)

そして再び持ち込みのワインに復帰。初めてお目にかかりましたが、オレンジのワイン。スペインの「MEDOL SELECCIO」(メドルセレクシオ)。

(色、香り、そして味にもオレンジを感じます。)

他にも料理をいただいたと思います。とにかくこの❝同窓会❞は毎回大盛り上がりです。今回もまさに時間を忘れて楽しみました。来年の再会をみんなで誓って解散となりました。

お土産、ありがとうございました!

(北九州・下関の名産の数々。私からは、最近常備している「池田屋」の「食べる削り節」(まぐろ)と、先日行った「志摩観光ホテル ベイスイート」で買った万能ダレなどを。)

21時半には北九州小倉病院に戻り、胃から食べ物を流し落とそうと(笑)水を数杯。そして翌日の胃カメラ、、、先生「ああっ、食べ物が残ってますねぇ。前回も残ってましたねぇ。昨晩食べたのが遅かったのかなぁ。」とプチ叱られ。(笑) 来年は真面目に受検しないと本格的に叱られそうです。

人間ドックの全検査も無事?終了。先生から速報で分かっていることの説明をしていただき、生活改善のポイントも分かりました。一年かけて取り組んで、更に健康体になるようにがんばりたいと思います。

人間ドックにセットになっているランチをお隣のホテルで食べて博多に移動。

(博多駅に到着。自動販売機が「博多祇園山笠」になってました。ジュースよりもラッピングの圧が強過ぎて買いづれぇ。(笑))

博多駅前の景色を2階の連絡通路から眺めてみました。

(あいにくの曇り空。小倉と同じく冬物の服装だと暑く感じます。)

ホテルのチェックインまでは2時間くらいはありますので、ホテルに荷物を預けて博多駅周辺をぶらぶらします。今晩に備えて(笑)、体を休めようと、博多バスターミナル上のカフェで休憩。

(暑いので、アイスティーがとても美味しい。)

この後、ホテルのロビーで40分くらい過ごしました。同じように時間を持て余している人がいましたが、30分くらい前にフロントでチェックインをしようとしている人たちはことごとく「チェックインは15時からです。」と断られていましたね。

ドキドキしながら5分前にフロントへ。断られることなくチェックインできました。(笑)

(ホテルの部屋にて。今回のホテルは全国旅行支援の対象でした。宿泊代の2000円引きに加え、「地域クーポン券」1000円をゲット。)

使える店がよく分からないので、結局ホテルの1階に入っているローソンで自分へのお土産に使いました。

(「めんべい」のインスタント焼きそばと、「夢とまと」という徳島県阿波市の名産トマトを使った「アグリロッソジャム」などを購入。)

さて、ホテルの温泉に浸かって汗を流して出発です。博多でも九州勤務時代にお世話になった方々と懇親会。場所はホテルから徒歩20分弱の「今生焼」(こんじょうやき)。

(広島のお好み焼きはじめ、各種鉄板料理が美味しいお店で、私からリクエストさせていただきました。)

数々の料理、そして、持ち込みの日本酒「産山村」を堪能。

(〆に広島のお好み焼きを。うまい!)

九州から転勤してからの一年強のことや、まさに積もる話をみんなでワイワイ、ずっとこんな時間が続けばいいのにと思うような楽しい時間でした。

そして、軽く二次会に行きました。コロナ禍ではほんと久々の二次会です。

(博多にある沖縄料理のお店「アカチチ」。「アカチチ」とは方言で「明け方」という意味だとか。)

お休みの土曜日だというのにありがとうございました。小倉・博多の2夜連続で❝完全燃焼❞しました。(笑)

お土産もありがとうございました!

(翌朝撮影。八女の「駅前まんじゅう」(右)、懐かしい~。)

私からは先日食べてちょっと感動した「オーボンビュータン」のクッキーを。

(出社される日にでもみなさんでつまんでいただければ。)

「アカチチ」から博多駅まではタクシーで移動。ホテルへの帰り道、2階の連絡通路から再び博多駅周辺の景色を眺めます。

(もう街はクリスマス、年末の雰囲気です。)

こうして2022人間ドックの前泊から日曜日の午前中までの4日間は終わりました。本当にみなさん、ありがとうございました!