「明日は富士山が見えますように。」と祈っていましたが、どうやら2日目の天気は「晴」。晴の予報でも雲がかかれば❝パーフェクト富士山❞は拝めませんので、あとは運次第。
就寝してからも無意識のうちに気になっていたのか、日付が変わって深夜、なぜか目が覚めてキャビンの外を見ると、富士山が見え始めています!
(午前1時頃。)
富士山が姿を見せ始めたことと、真夜中の富士山の美しさに感動です。しばらく寝付けませんでしたが、朝にはきっと美しい姿を見ることができるだろうという安心感からか再び就寝。
明るくなった午前4時半頃、❝パーフェクト富士山❞です!
(テラスリビングからの絶景。美しい、本当に美しいです。)
キャビン内からの眺めです。これこそ「星のや富士」のキャビンからの絶景。
(遮る樹々もなく、ど真ん中に富士山が見えます。610号室、最高の場所かもしれないと実感した瞬間です。)
バスルームからの景色も一応確認しておきます。
(バッチリです。(笑))
昨年末に箱根で見た富士山も美しかったですが、遮るものもなくこれだけ裾野がきれいに広がった富士山を見ると、まさにパーフェクトな富士山を見た気がします。
(iPhone11最大の広角で写メ。)
美しさにとにかく写メしまくります。(笑)
(ちょっとズーム。河口湖に浮かぶやや右の島は「うの島」。カヌーで上陸できるそうで、「鸕鷀嶋(うのしま)神社」があるそうです。)
時刻は5時を回った頃。今日の予定は、まずは6:50集合でアクティビティ「湖上の早朝カヌー」に出発します。まだまだ時間はあるので、星のや富士オリジナルブレンドのコーヒーを淹れてみます。
(朝陽が当たり始めた富士山を眺めながら、テラスリビングで朝コーヒー。)
刻一刻と明るさが変化していく富士山をどんどん写メ。
(そろそろ6時。)
リュックに入っていた双眼鏡を出して山頂方向を見ている時に、「ひょっとして双眼鏡を使って写メできるのでは?」と気付いてトライ。(笑)
(ぶれないように双眼鏡を保持する役目と、スマホのカメラレンズと双眼鏡のレンズをピッタリ合わせる役目、2人がかりで、この写メを撮りました。(笑))
6時半前の、いよいよ朝陽を強く浴び出した富士山。
(妻撮影。)
「湖上の早朝カヌー」に出発する前、早朝最後の写メ。
パーフェクト富士山を見ることができて心に余裕ができたのか、昨日は気付かなかった、湯呑みが富士山型。
(多分富士山のデザイン。)
それではアクティビティに出発です。
(リュックを背負って、長靴を履いて。)
集合は、キャビンエリアにある「待合」に6:50。
(山の避雷所のような趣き。)
まだ集合時刻には10分弱あるので、キャビンエリアをぶらぶらしてみます。新緑の間から見える富士山も素敵です。
全てのキャビンを写すことはできませんが、私たちが泊っているブロックのキャビンたち。
(こうやって見ると、本当に独特のデザインで、まさに富士山を見るための機能的な建築であることが分かります。)
お迎えのワゴンが来ました。カナディアンカヌーなどのアクティビティを展開している「カントリーレイクシステムズ」のツアー。
道路を渡れば河口湖畔という立地の「カントリーレイクシステムズ」までは車で10分弱。
まずは、本日のガイドの「つる」さんから注意事項を聞いて、簡単な書類記入。
カヌーには基本手ぶらで乗りますので、リュックなどはロッカーに預けます。スマホを持って行くかどうかは自己判断で。
道路を渡って河口湖畔に下りて来ました。キャビンから見るのとはまた違う、感動の絶景です。
(バス釣りのボートの波紋がなければ湖面に逆さ富士が映ったかも。)
湖畔に来て最初にやることは、つるさんからライフジャケットとパドルを受け取ること。
次は、つるさんからカヌーの操縦方法を教えてもらいます。
(ポイントは、前漕ぎと後ろ漕ぎという2種類の漕ぎ方を、行きたい方向によって、カヌーに乗る2人が息を合わせて使い分けること。)
最後に聴く注意事項は、「たまに落水する人がいます。私たちは❝チンする❞(沈の意味か)と言いますが、チンした時は暴れずに、ひっくり返ったカヌーの端を持って浮かんでいてください。私が助けに行きますので。」(笑)
それでは出発です。陸揚げされたカヌーを湖にギリギリまで押し出して、後ろに乗る人(力のある方)がカヌーの端に座って安定させ、前に乗る人を乗り込ませます。最後に後ろに乗って、パドルで地面を押して湖に力で押し出て行きます。(これが一番たいへんでした。(笑))
妻も私も❝手漕ぎボート世代❞ですので、慣れてくれば自由自在です。(笑)
(最高です!)
つるさんが予め指示してくれていた大体のコースを進みます。目標地点につるさんが先に行っていますので、その方向にカヌーを漕いで行くと、つるさんがデジカメで記念写真を撮ってくれます。富士山に向かって進んで行った次は、「星のや富士」が見える所まで行きます。
(キャビンが小さく見えます。)
ズームすると、並びが良く分かります。
(610号室はほぼ中央あたりか。)
「星のや富士」をバックにつるさんが撮ってくれた記念写真。
(小さ過ぎてキャビンはほぼ見えません。(笑) 富士山バックの記念写真もうまく撮れていました。チェックアウト時に「星のや富士」から台紙付きでいただけます。)
短い時間ですが❝自由時間❞がありますので、再び富士山の方に漕いで行きます。
(うの島にも行けそうな気がします。)
つるさんからの最後のミッションは、操船してこの桟橋をくぐること。
(湖畔の草に突っ込んでいるカヌーや、ペアで操船でもめているカヌーもいて、面白い。(笑))
手漕ぎボート世代の私たちは難なく桟橋をくぐり、最後の難関❝上陸❞です。上陸は岸に垂直にできるだけカヌーのスピードを上げて突っ込むだけ。勝手にカヌーが陸に上がりますので、前の人が先に下りてカヌーを引っ張り上げて終了。
「湖上の早朝カヌー」、最高でした。富士山が見えるのなら、超おススメのアクティビティです。
(どや顔で記念写真に納まります。(笑))
ライジャケとパドルを返して再び「カントリーレイクシステムズ」に戻ると、「カヌー体験コース修了証」をもらえます。
つるさん曰く、「これで次はカヌーをレンタルできます。自由に漕ぎ出してもらって、うの島に上陸するのもいいですよ。」とのこと。
カヌーとは関係がありませんが、河口湖周辺に「ほうとう」の店が多く、一部の店では行列ができていることに昨日気付きました。明日のチェックアウト後に行ってみようと、「ほうとう不動」という人気店のチラシをもらっておきました。
(「ほうとう不動 東恋路店」の建物は富士山を背景に浮かぶ雲をイメージしたものだそうです。)
アクティビティ「湖上の早朝カヌー」はこれにて終了です。「待合」まで送り届けてもらって解散。いやぁ~、楽しかったですねぇ。
一旦部屋に戻って朝食へ。その前に、キャビンのテラスリビングから富士山を写メ。(笑)
(8時半頃。まだ雲一つないパーフェクト富士山です。)
朝食はフロントの向かいの「ダイニング」で「グリルモーニング」です。足取りも軽く登ります。
(予約は必要ですが、ダイニングに行く時刻は自由。リミットは9時半。)
席に案内されると、富士山の等高線を彫り込んだ、「星のや富士」オリジナルのプレートがセットされています。
(河口湖近くに「HOSHINOYA Fuji」と彫られています。)
朝食でもちょっとだけ調理を手伝います。ハーブをすり潰してオリーブオイル(だったかな?)でのばして、「筍と菜の花のスパニッシュオムレツ」のソースを作ります。
(昨日からやたらといろいろな食材をすり潰しています。(笑))
朝食の品々です。
(プレートの上に、苺とクレソンのサラダ(バルサミコドレッシング)、自家製ヨーグルト、スパニッシュオムレツ、シューブレゼ、ソーセージ。パンはダッチオーブンブレッド。)
3種のダッチオーブンブレッドは、黒糖くるみ、プレーン、赤ワインレーズン。
(ダッチオーブンでこんなに美味しいパンが焼けるのですね。)
朝食時の話題はもちろんパーフェクト富士山と早朝カヌーのこと。まだ9時を少し回った頃ですが、既に充実の1日です。
朝食を終えて、腹ごなしがてら、「焚き火ラウンジ」に行ってみます。マシュマロを焼きに。(笑)
(登り始めた所でフロント・ダイニングの建物を振り返ります。)
途中、薪を割る音がしました。
(無料アクティビティ「薪割り」は9時半まで。この方で終わりのようです。「ポツンと一軒家」でもよく見る薪割り、是非やってみたいですね。)
「焚き火ラウンジ」です。朝から焚き火あり。
若いカップルがさっそくマシュマロを焼いています。
(しばらく見ていましたが、うまく焼くのは結構難しそう。)
私たちは「ライブラリーカフェ」で水を飲んでちょっと休憩。
(お天気が良いので、みなさん何かのアクティビティで出払っているのか、誰もいません。)
それでは焚き火独占で、いざマシュマロを焼きます。
(若干腰が引けているのは、焚き火が熱くて。)
2回挑戦して、1回目はまる焦げ、2回目は生焼け。(笑) なかなかこんがりならないので、色付いてきた時に火から外すのをちょっとでもためらうと、一瞬でまる焦げになります。「スモア」作りの前段で終わりました。(笑)
マシュマロ焼きを楽しんだ後は、昨日、雨の森の散策を勧められたコースを歩いてみます。
(整備されていますが、山道です。これは雨の日はきついですね。)
どんどん進んで行って、その先でカーブして戻る感じという地点で、この先通行禁止。
途中まで引き返して下り道に入って、フロント・ダイニングの建物の所まで戻って来ました。
朝の活動的な時間を過ごしてキャビンに戻ります。途中、今晩の夕食「狩猟肉のディナー」の場所となる「フォレストキッチン」への入口を確認。
(写メでは分かりづらいですが、道にはバークチップが敷き詰められています。)
遠回りしてキャビンの下のエリアを歩いてみました。見上げると、私たちのキャビンが見えました。
(多分この真ん中のキャビンかな。)
散策路に立って新緑の樹々の間から見える富士山が美しい。
(妻を撮った写メですが。(笑))
この後、キャビンでゆっくり。時間とともに変わっていく富士山をずっと見ていますが、飽きることがありません。
(11時半頃。雲が湧いてきた。)
12時を回ると、いよいよ雲が富士山にかかり始めました。
❝富士見風呂❞を楽しむなら今がラストチャンスと思い、バスタブにお湯を張ります。
(桑の葉とヒノキのパックを投入。香りを楽しみます。)
13時を過ぎると、雲の面積が広くなってきました。
テラスリビングで過ごすのが何とも快適な時間帯となってきました。持ち込んだお酒とつまみで昼間から一杯。
(山頂が雲で隠れてしまいました。)
夕刻、17時前。裾野だけを残して富士山は雲に隠れてしまいました。
富士山が隠れると、関心はキャビンの中へ。「星のや富士」は環境にも配慮していて、以前は置かれていたオリジナルペットボトルの水は廃止し、ガラスボトルになっています。メモに添えられているボールペンは紙製。
(紙筒のボールペン、クラルティ社製だろうか。)
バスルームのシャンプー類ももちろん詰め替え方式。
(ありとあらゆる物に星のやのロゴが入っています。)
なんてことを思いながら過ごしていると、そろそろ、滞在中の食事のメインイベント「狩猟肉ディナー」に向かう時刻となってきました。
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