ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

子どもを苦しめるものとは・・・

2016-12-12 23:15:40 | 感名を受けた話
昨日の夜、NHKスペシャルを観た方、いらっしゃいますか?

重度の自閉症ながら、
自分の感情を言葉にして表現するできることができる24歳の青年。

今、作家として活動しています。

彼のエッセイはいろんな言語に翻訳され、世界中で出版されています。

言葉を発せない。何を考えているのかわからない。
そんな自閉症の我が子を持つ親にとって彼は、
自分の子どもの感情を代弁してくれる存在です。

驚くほど冷静で、豊かで繊細で・・・

自閉症であっても、そんな感情を持っていることを知り、
我が子への接し方が変わっていく。
勇気づけられ、希望を持てるようになっていく。

そんな彼の特集でした。

2年前に一度、放送されています。
私は偶然、その時、観ていました。

今回はその続編です。



彼は言っていました。

「自分のことはどんなに辛くても耐えられる。」

「でも、家族が自分のことで苦しむのは耐えられない。」



同じ重度の自閉症の子どもを持つ、イギリスの作家からの質問です。

「自分の息子に友達はいないが、この先友達ができる可能性はあるのか?」

彼の答え。

「僕も友達がいません。僕は不幸に見えますか?」


そこでその作家は気づかされます。

それは自分の問題だった。
子どもの問題ではなかった・・・と。



一字一句正確かどうかわかりません。
ごめんなさい。

私が印象に残った言葉を書きました。



子どもがかわいそう。
哀れ・・・

そう思い、子どもの問題にどっぷり浸り、
自分のことのように悩み苦しむ。

それこそが子どもを苦しめているのかもしれません。


これは障害者を持つ親だけではないと思いました。
どの親も、いろんな場面で起こりうることだなと思いました。

不登校も・・・ですね。


再放送されます。

12月14日(水)午前0時15分~1時04分(13日深夜)

NHKスペシャル「自閉症の君が教えてくれたこと」


よかったらご覧になってみてくださいね。






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