今朝、ケン太は行かなければならないと思っていたはず・・・
でも、動けませんでした。
起きてリビングには来ました。
でも、着替えていない。
この時点でダメかも・・・と思った。
じ~っと、ソファに座っていたケン太。
そのまま、、出て行く時間が過ぎていった。
「ねぇ、みいみ」
「なに?」
「・・・」
しばし沈黙。
「どうしたらいいんだろう・・・」伏し目で深く息をするケン太。
「どうしたらいい・・・って?」
また沈黙。。。
10分くらい経ったかも・・・
「学校にある「しおり」持ってきてもらうよう頼んでくれないかな」
「・・・そうだね。後でお母さんがもらいに行くわ」
また、しばし沈黙。
「なんかさ、別に修学旅行に行かなくてもいいような気がしてきた」
昨日まで、楽しみにしていたのに・・・
昨日も今日も、行くつもりで行けなくなって・・・
思うように動けない自分に向きあわされ・・・
本当は修学旅行に行きたいのだけど、行けるかどうかわからなくなってくる。
なら、「行かなくてもいいや」 って、無理矢理、そう思おうとしたのかもしれないね
それが、ケン太だから・・・
「しおり」は、取りに伺うと先生に伝えたのだけど、お友達が届けてくれた。
そのことは先生、知らなかったみたい。
お友達が、自発的に届けてくれたんだね。
ありがとね
ケン太は、「しおり」を受け取っても目を通すことなく、しばし放置していたけれど、
夜になって、荷造り始めたよ。
風呂敷好きのケン太
服と、下着類に分けたそうな・・・
この二つをカバンに収めました
明日、ちゃんと学校に持っていきますように・・・
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