土曜日の夜、バトル勃発
すでに使っていなかったソファーを処分しようとしたら、
ケン太が自分に部屋に欲しいというので、あげることに。
かなりボロいソファーなので、ソファーカバーを買ってあげたのだけど、
形状にちょっと無理があり、いくら引っ張ってもカバーが浮いてきちゃう。
ケン太のイライラがだんだん募ってきて、新しいカバーを買えだの、
新しいソファーは買ってもらえないの?とか、いろいろ言ってきて、
(その言い方がかわいくない)険悪ムードに。
途中から、ケン太の言うこと聞かないふりしていたのだけど、
「シカトすんな!!」
その部屋にあった掃除機のコードをハサミでぶった切ってくれた。
確かにシカトはよくないけどね。
だからといって、コードを切っていいわけない!!
さすがの私も怒鳴った。
このまま乱闘しても構わないとさえ思った。
ただならぬ様子に、主人が飛んでくる。
「なんで、こんなことした!?理由を言え!」と何度、主人が聞いても
「理由を言うつもりはない」「俺はやったこは後悔しない」「小遣い減らせばいい」
と言うだけ。
ケン太の挑戦的な態度に、主人も次第にイライラしてくる。
そして、ついに・・・
「もう、お前らいい加減にしろ。なんで喧嘩ばかりするんだ。
仲良くできないんだったら。もう、家族としてやっていけないよ。
家族崩壊だよ。この家売って、皆、出ていくしかない」
喧嘩ばかり?
そんなに喧嘩していないと思うけど・・・
それに、親子は喧嘩しちゃいけないの?
そう言うと、
主人が、「喧嘩することが異常だ。これが普通だと言うのなら、もうやっていけない。
俺はこの家から出ていくしかなくなる」
また、その言葉を言いますか・・・
ケン太が・・・
「そんなに家を出て行きたいのなら出ていけば。離婚でもなんでもすればいい」
すると主人が少し焦ったように・・・
「出ていくったって、本当に出ていけるわけないだろう。出ていきたくなるくらい嫌な思いをしているってことだよ。とにかく喧嘩しないで仲良くしてくれよ。お父さんは、喧嘩するのが一番、嫌いなんだ」
「俺は喧嘩しないように我慢なんてできない。それに、パピィだって喧嘩しているだろ。
パピィとみぃみのは喧嘩っていわないの?」
ケン太の言うとおりだ。
主人が私にガンガン言うのを、ケン太だって聞きたくはない。
それに、出ていくというのは、子どもが傷つく言葉だよ。
本当に出ていく気がないのなら、なんで言う?
ケン太がコードを切ったことだけ叱ってくれればいいだけなのに・・・
その後、3人でいろんなこと話した。
ケン太がイライラしていたのは「中2病」じゃないかって自己分析していた。
ソファーカバーはそのまま使う。嫌なら外して、新しいカバーは買わない。
自分の部屋をクリエイトするのは、お年玉をためるとか、アルバイトできるようになったら
アルバイトするとか自分のお金で買うと言ってきた。
最後は勉強の話、受験の話にもなり、
皆に笑顔が戻る。
ケン太、寝る前に、ぶち切ったコードを 繋げようと一生懸命やっていた。
次の日の夜もね。
さすがにマズイと思ったみたい。
でも、ビニールテープがないからってセロテープでとめたりしていたの。
さすがに怖いからやめてもらったけどね。
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