←お勉強して納得するにはこっちがお勧め
この本の、原始人食ダイエットでは、とってはいけないものとしての話が書かれているのですが、どうも、とってはいけないものと考えると、とりたくなってしまう感じがするので、とらなくてもいいものって思うように最近なってきました。
これはとらなくてもいいもので、これはとったらいいものなんだなあって思うようにすると、なんだか意外と楽な気持ちになれる自分がいます。
牛乳関連のものはとらなくていいものに分類されています。で、骨粗鬆症の予防にカルシウムをどうとるかって話がよく聞かれるので、カルシウムを含むとることが勧められる食べ物かなと思うものを書いて置きたいと思います。
魚介類では
ワカサギ一匹70gにカルシウムが315mg
丸干しマイワシ一匹30gに132mg
干しエビ10gに710mg
シジミ中10個50gくらいに65mg
大豆製品では 納豆以外はとらなくていいものになっているので
納豆一パック50gで45mg
野菜海藻類
小松菜4分の1束95gで162mg
乾燥ひじき10gで140mg
干しわかめ5gで39mg
切り干し大根10gに54mg
チンゲンサイ1株100gに100mg
角かんてん7gに46mg
となっていました。干しエビやひじきってすごいんですね。切り干し大根がかなりいろんなアレンジが効くのではないかなと、切り干し大根とひじきの煮物ってやるとすごいいいものになるかしらね。
牛乳1杯200gが220mg相等ってことだったので、牛乳以外にとろうと思うと意外とあるんですね。煮干しをたくさんとると尿酸値が上がってしまうことがあるので、ちょっと注意が必要かもと思った患者さんがいました。
あと、ひじきのヒ素含有の問題で、取り方や量について注意が必要なことがあるようなので追記しておきます。
今の日本での調理法であればかなりヒ素は除去されている方法であることも確認されているようですね。
■妊娠中の女性と乳幼児がひじきを食べることの影響は。
ヒ素は胎盤を通じて速やかに胎児に移行する。妊娠動物を使った実験で、半数死(LD50)の4分の1量のヒ素を投与したところ、胎仔の脳で速やかにヒ素濃度が上昇した。母体の脳ではごく一時的に上昇したものの、すぐに低下し、ヒ素濃度の上昇は見られなかった。国内のヒ素中毒事件の知見などから、脳血液関門が未発達の3歳以下の乳幼児でも脳にヒ素が到達し、DNA損傷が起きることが確認されている。
こうしたことから、妊娠女性と乳幼児はひじきの摂取を控えるべきだと考える。妊娠女性では特に妊娠初期の脳神経系が発達する時期(妊娠5~6週)は特に用心する必要がある。
■妊娠女性や乳幼児以外はどのようにひじきを食べたらよいか。
成人については、ひじきを食べる頻度を自分でコントロールすればよい。ひじきに含まれている5価の無機ヒ素は、人間の場合、摂取してから体内の量が半分になる半減期は28時間程度であることが分かっている。このため、毎日食べると蓄積が起きてしまう。安全性を見て3~4日あけて食べるようにすればよい。英国FSAによる調査の上限値(水戻しした状態で1kg当たり22.7mg)では、10g程度なら生体影響はないと考えられる。1週間に小鉢1杯程度なら問題ないだろう。
食品衛生学会で発表したのは、東京薬科大の貝瀬利一教授らのグループ。
水戻しの結果、総ヒ素量の28.2~58.8%が水に溶出した。また、加熱により、49.3~60.5%が溶出した。結局、水戻しと加熱調理により、総ヒ素量の88.7~91.5%のヒ素が除去されていることが確認された。
この本の、原始人食ダイエットでは、とってはいけないものとしての話が書かれているのですが、どうも、とってはいけないものと考えると、とりたくなってしまう感じがするので、とらなくてもいいものって思うように最近なってきました。
これはとらなくてもいいもので、これはとったらいいものなんだなあって思うようにすると、なんだか意外と楽な気持ちになれる自分がいます。
牛乳関連のものはとらなくていいものに分類されています。で、骨粗鬆症の予防にカルシウムをどうとるかって話がよく聞かれるので、カルシウムを含むとることが勧められる食べ物かなと思うものを書いて置きたいと思います。
魚介類では
ワカサギ一匹70gにカルシウムが315mg
丸干しマイワシ一匹30gに132mg
干しエビ10gに710mg
シジミ中10個50gくらいに65mg
大豆製品では 納豆以外はとらなくていいものになっているので
納豆一パック50gで45mg
野菜海藻類
小松菜4分の1束95gで162mg
乾燥ひじき10gで140mg
干しわかめ5gで39mg
切り干し大根10gに54mg
チンゲンサイ1株100gに100mg
角かんてん7gに46mg
となっていました。干しエビやひじきってすごいんですね。切り干し大根がかなりいろんなアレンジが効くのではないかなと、切り干し大根とひじきの煮物ってやるとすごいいいものになるかしらね。
牛乳1杯200gが220mg相等ってことだったので、牛乳以外にとろうと思うと意外とあるんですね。煮干しをたくさんとると尿酸値が上がってしまうことがあるので、ちょっと注意が必要かもと思った患者さんがいました。
あと、ひじきのヒ素含有の問題で、取り方や量について注意が必要なことがあるようなので追記しておきます。
今の日本での調理法であればかなりヒ素は除去されている方法であることも確認されているようですね。
■妊娠中の女性と乳幼児がひじきを食べることの影響は。
ヒ素は胎盤を通じて速やかに胎児に移行する。妊娠動物を使った実験で、半数死(LD50)の4分の1量のヒ素を投与したところ、胎仔の脳で速やかにヒ素濃度が上昇した。母体の脳ではごく一時的に上昇したものの、すぐに低下し、ヒ素濃度の上昇は見られなかった。国内のヒ素中毒事件の知見などから、脳血液関門が未発達の3歳以下の乳幼児でも脳にヒ素が到達し、DNA損傷が起きることが確認されている。
こうしたことから、妊娠女性と乳幼児はひじきの摂取を控えるべきだと考える。妊娠女性では特に妊娠初期の脳神経系が発達する時期(妊娠5~6週)は特に用心する必要がある。
■妊娠女性や乳幼児以外はどのようにひじきを食べたらよいか。
成人については、ひじきを食べる頻度を自分でコントロールすればよい。ひじきに含まれている5価の無機ヒ素は、人間の場合、摂取してから体内の量が半分になる半減期は28時間程度であることが分かっている。このため、毎日食べると蓄積が起きてしまう。安全性を見て3~4日あけて食べるようにすればよい。英国FSAによる調査の上限値(水戻しした状態で1kg当たり22.7mg)では、10g程度なら生体影響はないと考えられる。1週間に小鉢1杯程度なら問題ないだろう。
食品衛生学会で発表したのは、東京薬科大の貝瀬利一教授らのグループ。
水戻しの結果、総ヒ素量の28.2~58.8%が水に溶出した。また、加熱により、49.3~60.5%が溶出した。結局、水戻しと加熱調理により、総ヒ素量の88.7~91.5%のヒ素が除去されていることが確認された。